かぞくへのレビュー・感想・評価
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うーん・・・
実に貧乏臭い映画だ。
冒頭からそれを感じる。
狭い部屋で窮屈そうに撮影してる。
ほとんどシーンで予算の都合でこうなったんだなというチープな印象を受ける。
メインキャストの2人が生活する部屋は、2人で住むには狭過ぎるんだけど
生活感が全然ない。
あの部屋で2人でせめて一ヶ月くらい暮らしてみてから撮ったら良かったんじゃないか。全然部屋の様子が変わってくるはず。
季節はいつなんだろう?
二月が誕生日でもうすぐじゃんとか言っていたから
冬なんだと思うけど
それにしちゃあ布団が薄すぎる。
あんなフローリングの床に薄い布団と毛布だけじゃあ
底冷えするはず。
暖房を死ぬほど入れてる・・・
にしても末端は冷えると思う。
どこがリアルだ?
最後の方のバーのシーンはエキストラも使って頑張った感がある。
だが
頑張ってる感が伝わってきちゃう。
そしてエキストラの芝居に妙に目がいくなあと、なんか違和感を感じて
何故だろうと思ったら
喋ってるメインの2人がそもそも無名の俳優で
エキストラの人達とレベル的に差がない。
だからなんか平坦になってしまって
2人が際立たない。
あと、やっぱり低予算映画だと
中高年の役者の質は落とさざるを得ないなと。
お婆さん役の人とか、とても下手だった。母親役の芝居も
なんともリアリティがないというか
純粋に下手だなと思った。
華がなくて馬鹿な主役の松浦には
共感もしないし
応援したいとも思わない。
この役者がもしテレビに出ていたらチャンネルを変えるレベルだが
これを映画館で見せられると逃げ場はない。気に入らないなら
帰るしかない。
モヤモヤとした感じで最後は終わる。2時間も見せられて結果がこれか・・・。
そして終始画面が揺れている。
手ブレ補正ぐらいなんとかしてほしい。手ブレがあるからリアルなのか?ただただ手抜きにしか見えない。
走っているシーンなんかは
開き直ってまんま揺れている。
最後のシーンとかもブレブレで
見ていてひたすら苦痛。
もう内容とかどうでもよくなる
主演の松浦を始めとして共感できる人達が全然出てこないし。
ラスボス的な役割の詐欺師が
意外とあっさり捕まるし、あっさり屈服して
何だったのこの人ってなる。
絶賛のコメントが多数あるばかりで違和感を感じる。
こんな映画は駆逐されて欲しいと強く思う。
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