シェッド・スキン・パパ
解説
香港の舞台演出家ロイ・シートウが初メガホンをとり、日本の劇作家・佃典彦の戯曲「ぬけがら」を映画化。佃自らが脚本を手がけ、年老いた父親が脱皮を繰り返すことで若返っていくという奇想天外な展開を通し、家族愛や香港の歴史を浮かび上がらせる。仕事で失敗して借金に追われる映画監督ルイスは、妻からは離婚を突きつけられ、さらに認知症の父まで抱えて人生に絶望していた。そんなある日、ルイスは自宅で父の抜け殻を見つける。驚いて父を探すと、なんと父は少し若返り、認知症も治っていた。その後も父は脱皮を繰り返すごとに若返っていき……。主人公ルイス役を「プロジェクトBB」のルイス・クー、脱皮する父役を「エグザイル 絆」のフランシス・ンがそれぞれ演じた。2016年・第29回東京国際映画祭コンペティション部門上映作品。
2016年製作/100分/中国・香港合作
原題または英題:Shed Skin Papa