羊の木のレビュー・感想・評価
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優香のキスシーン!
殺人で服役していた人間を受け入れて住まわすという本当にありそうな政策を受け入れた自治体で起こるお話し。 序盤の作りはかなりいい。人を殺したことがあるという背景だけが同じ6人。それぞれ港町に入り込んでいく様は面白かった。 松田龍平と北村一輝がいいが、印象に残ったのは優香。こんなに控えめでエロい演技をすることに驚いた。もっともっといろんな役を演じてみてほしい。 ヒリヒリした緊張感とほのぼのとしたゆるさが同居して面白かったが、ラストが今ひとつだった。もったいない。
不思議な映画
観ていてどこがピークがわからなかった。ミステリーでもなくサスペンスでもなくこの映画の意図がどこにあるか最後まで掴めなかった。 でも世界観はある映画なので人それぞれの感想がありそう! あと松田龍平の笑顔なのに何か秘めてそうな怖さには引き込まれました(*^ω^*)
いつ犯罪が起きるかハラハラさせるところは狙い通り、6人中2人が再犯...
いつ犯罪が起きるかハラハラさせるところは狙い通り、6人中2人が再犯し残りが周囲の暖かな思いで復活していくのは現状を現しているのだろう。
原作が好きで観に行ったが…
実写化するとつまらない。 原作でも映画ででてきたような酒乱や墓をたてたりと問題を起こすのだがなかなか表立った事件にならず、この町の人間もどこかおかしいじゃないかこの漫画はギャグなのか、サスペンスなのかどっちと思えてくるが 実写化すると町の人間がバカみたいなお人好しばかりになってて苛立ってくる。 ハートフルな話が観たかった訳じゃなくもっと単調な日常を描いてそれが壊れるか壊れないかのハラハラが観たかった。 ラストののろろはグッド!笑えた!これを求めて!
松田龍平サイコパス?
元殺人犯6人のそれぞれの事情を突き詰め、人間模様を展開させていく。そして、強く引き寄せられていく・・・ のかと思いきや、後半からラストが薄っぺらで、なげやりな感じで、豪華キャストだったが、今一歩残念だった。
社会は元殺人犯の更生を受け入れるか
6人の丁寧な描写が、興味を湧きたて、ストーリーに容易に入れた。それぞれの狂気の描き方がとてもリアリティがあって面白い。特に松田龍平と木村文乃の表情は抜群に惹きつけられた。シャバに出て更生の気持ちが高い元殺人犯はみんなそれぞれに幸福が訪れ、そうでないものは悲惨に死んでしまう。努力すれば報われる社会であって欲しいと、「羊の木」を観て、なぜかそう思った。それにしてもノイジーなギター音は、この社会にとっては元殺人犯の存在を意識させていたと思う。監督は「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八。
鑑賞記録
『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』の吉田大八監督が豪華すぎるキャスト陣で映画を作るっていうなら観るしかないじゃないか!ってことで、公開前から楽しみにしてました。 豪華すぎる俳優陣それぞれがハマりすぎてるハマり役を好演。作品全体を貫くピンと張りつめた空気感と先の読めないストーリーも心を掴んで離しませんでした。 劇中出てくる「のろろ祭り」。学生時代に先輩に見せられた漫画妖怪ハンターや、ドラマのトリックを想起させられました。きっと日本のどこかにはこういう風習があるんだろうなぁと思わされるようなディティールのつくりこみ。夜の街を練り歩くシーンが醸し出す実在感は圧巻! 自分と違うもの、よく知らないものに対して抱く恐怖心や抵抗感は、恐らく生物の本能なのだろうと思います。しかし人間には理性がある。異物として他者を区別したり差別したりするのか、あるいは受容するのか。なまじっか知識を身につけすぎた大人ほど、受容が難しいのかなとも思います。肩書きやイメージだけで人を決めつけるのではなく、関わり合い、心を通わせることで人を知っていく必要があるのかなと思いました。・・・他者を完璧に理解することは難しいということを念頭に置いて。
良かった
久しぶりに映画館で見ましたが、良かったです。 ストーリーはシンプルで分かりやすかったです。 中盤の祭りのくだりまでは長すぎて飽きました。しかし物語が核心部に触れ始めると、打って変わって剥き出しのスリルが最高にドキドキさせてくれます。 しかしラスト(犯人の最期)は本当に正気を疑うレベルでふざけていると思いました。 役者さん達の演技は本当に素晴らしかったです。特に北村さんのチンピラ役は本当にしびれました。 あと、ミヤコシがおじさんを殺すシーンで入るノイズギターはすごくクールでした。 けど所々で会話に入る効果音は邪魔でした。
瞳の力と後半の展開に注目
原作の「嫌な部分」を強調して、映画に切り取って。 それを映画向けにデフォルメする、強烈な最後のパーツが松田龍平。 錦戸亮の素朴な田舎の青年の演技も素晴らしかったのですが、時間が進むにつれて「うわー、松田龍平まつりや~!」と なってしまいました。 後半の畳みかけるような展開に注目です。 お父さんは天才的きらめきと野性味で魅力でしたが。 息子は何を考えてるかわからない死んだ魚みたいな瞳のおかげで、特異なキャラを演じさせたら神がかりますね。
寓話的な要素もある質の良い佳作。
原作とは似て非なる作品。原作のテーマ性や人の業や深淵とはまた違うものに仕上がっている。 寓話的な要素もありつつのサイコサスペンスという感じかな。作品としては質の良い佳作に仕上がってる印象。バイプレーヤーで固めるなかなか渋いキャスティングでそのあたりも見所か。
ヒューマンミステリーとしては、ぼちぼちの出来栄え 前半の丁寧な人間...
ヒューマンミステリーとしては、ぼちぼちの出来栄え 前半の丁寧な人間描写が、後半になると失速、ラストののろろシーンはあんまりにもお粗末 松田龍平は凄い役者、あの怪演夢にでできそう 優香なかなか良かった 名だたる俳優陣の中で、地元の水澤紳吾がいい味の演技をしていて嬉しかった 主演の錦戸亮も、今までの役と打って変わって役所の人を演じきっていて、今後が楽しみ
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