羊の木のレビュー・感想・評価
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大八ワールドもう一歩~受けの演技とジャニーズとアニメ~
大八ワールドもう一歩~受けの演技とジャニーズとアニメ~
投稿内容 「羊の木」44点。
「桐島、部活やめるってよ」「神の月」「クヒオ大佐」「美しい星」などの作品で知られる「吉田大八」監督は、
いつも「キャスト」に恵まれています(後にブレークした人を含めて)。
つまり「テーマ(題材)」が面白い、目の付け所がいいのです。今回も同様です。
ところがどの作品も「いいんです」が、
「もう一歩」、こころが動きません。盛り上がりに欠けるように感じてしまいます。
主役(?)は「松田龍平」と感じさせます。
独特の個性である、「普通とは違う」雰囲気に「いつ切れるか」的コワくて不気味さを漂わせます。一番印象に残ります。
他の五人もいいです。同じように感じます。
特に「優香」は、結婚して吹っ切れたのでしょうか?
今までとは違う「汚れ役」で、これからもっと乱れていくんでしょうか?
「市川実日子」も雰囲気が決まってきました。美しさで売っていないのが武器でしょうか?
「北村一輝」もご存知の通りです。まさしくはまり役です。
それぞれに個性的で「いつ切れるか」を漂わせ、観衆に「不安」と「緊張感」を与えます。
それがこの作品の一番の「見どころ」でしょう。
それら全てを「受け」て立つ主役の「錦戸亮」を抜擢した理由は、「普通」でしょう。「普通」の役者で、「普通」の公務員役で。それゆえ目立ちません。印象に残りません。
その「普通」の人と、
「いつ切れるか」という「普通とは違う」人との
「ギャップ」を描くのがもう一つの「見どころ」でしょう。
舞台で活躍の(映画とは言っていません)「三谷幸喜」の描く、その「ギャップ」を笑いにするのではなく、「シビア(厳正)」に描きます。
それは「不安」「緊張感」を生み出すためです。
なるほど。納得し、成功してるように思います。
さらに、「笑い(ユーモア)」も入れてもいいのでは?
「ギャップ」は笑いを必然的に引き起こします。それらの人々の交流において。
さらに笑いが「不安」「緊張感」を「より際立たせ」ます。
「ヒューマンサスペンス(宣伝コピーにあります)」がより深くなるのでは。
で、その主役の「普通」の魅力がわかりません。
監督・スタッフは絶賛しているそうですが、どこがいいんですか?
魅力どころか存在もあまりなかったような。
何かしました?奮闘というほどのことをしました?
話を聞いて「ええー」だけでは?トラブル対策で走りまわりました?
それがいい?
最後は少しそれらしいですが、「友達」ということで巻き込まれただけでは。
そもそも「受けの演技」の良さがわかりません。
まさか「ジャニーズ」で決めた?
また「製作」に「藤島ジュリーK」の名がありましたが。
この人「ジャニーズ事務所」の副社長で、
「ジェイ・ストーム(ジャニーズの嵐?)」の社長ですね。
いつも「ジャニーズ」の出演映画に名がありますが。
ほとんどが「作品」をダメにしていますが。
(これについてはまた別の機会にします)。
タイトルの意味の説明がもう少し必要では?
でないと、ラストが生きないのでは?
大昔の「大魔神怒る」みたいでした。何となく予想が…。
原作の「テーマ(題材)」の「アイデア」がいいです。
「不能犯」同様で「アニメ」界は「アイデア」の宝庫です。
映画化したいのもわかります。
ただその「二次元」世界を「三次元」にする「力量」が今の映画界において不足しているのでは。
「アニメ」よりも、単純に「いろいろな力量(お金も含めて)」が必要では。
「君の名は。」以来の、数々の「アニメの劣悪実写化」現象は必然です。もったいない。
「心揺さぶる衝撃と希望のヒューマン・サスペンス(宣伝コピー)」とまでこころが動きません。盛り上がりません。
吉田大八監督!いつもです。
どうして?わかりません。
くれぐれも、「駄作・迷作」ではないのです。
「もう一歩」です。悪しからず🍀
錦戸くんが良かったわー
ハラハラドキドキすると思っていたのに、全然そんなことはなかった。残念だ。話は面白かったんだけどね。
錦戸くんの演技がとっても良かったのと、優香がエロかった!いつの間にやらいい感じの女優になってましたわ。
私的には「のろろ」が一番不気味だったわ。
この作風は好き嫌いハッキリしますね^^;
予告からグイグイ引き込まれる!
街に移住して来る6人が、殺人歴のある元受刑者・・・
キャストも意味深で、気になりますよね。。。
冒頭から錦戸くん演じるゆとり感溢れる市役所職員が、移住者を迎えに行くのですが、皆んな何か変!?
上司を問いただすと元受刑者を受け入れる極秘プロジェクトと聞かされる^^;
まぁここからこの6人が、どんな風に絡み、何をやらかすのか!?と思わせぶりのままある事件が・・・・
各受刑者を演じる役者さんの演技には引き込まれますし、受け入れる側の距離感と暖かさは、地味にリアルです。
特に私生活では結婚して安泰感ある優香のやさぐれ感には、!(◎_◎;)
あのポジションは、小池栄子の独壇場だったのに。。。。^w^
そして、松田龍平の無表情の狂気・・・怖すぎ・・・・!
ただ街の変な風習のお祭りネタが・・・オチとは・・・・☆2.6
この監督の作品は、ずっと平行線、さぁ盛り上がると思わせて淡々と平行線・・・で、何か消化不良のまま終わる。
PS:桐島がダメだった人は、特にご注意下さい&寝不足で観たらダメなヤツです〜^^;
好みが分かれる作品かと
主要キャストかそれぞれの人物の雰囲気を出している点では好演と言えるかも。
作品のストーリーより俳優さんの演技を楽しむ映画だと感じました。
殺人を犯した服役囚の不気味さと善良な市職員のキャラクターの対比が良く描けていると思います。が観る人によって好みが極端に分かれる作品だと感じました。
何も起きない恐怖
正直もっと大事件が起こるんだと思っていた。
何か起こりそうな舞台で、何かを起こしそうなキャストを配置して、何も起こらないという「恐怖」。
映画なんだから、物語なんだから何か起こらないとおかしい。
でも、起こらない。少なくとも見た目は平穏。だから怖い。
具体的な事件が怒るよりも日常が怖いと言う感覚。面白かった。
酷い!
原作改悪の極み。
薄っぺらい登場人物に、とても感情移入など出来ません。
バンドの練習シーンと祭りのシーン要らないから、ちゃんと6人のエピソードを描いて欲しい。もっと各人の話が見たい、と思うところで次に行く、の連続に、最後までは全く乗れず。
難しい映画
新しい見方ができた作品だった。淡々と物語が進んで行ったが月末さんが言った人も良いし魚も美味い、その事が作品中の中の床屋さんとクリーニング屋さんの方達の気持ちが良く見えていました。なんかその時は、何故か涙が流れました。後最後に神様に自分達の運命を任した所が?でした。でも見て後悔のない作品でした。
疑心暗鬼の果てに。不気味な雰囲気のヒューマン・サスペンス!!
【賛否両論チェック】
賛:「他人を信じる」という難しいテーマが、元殺人犯達の生活を通して、どこか不気味に描かれていく様に、思わずハラハラさせられる。サスペンスとしても良質。
否:かなりストーリーが淡々と進むので、惹かれないと眠くなってしまいそう。展開も結構ご都合主義か。
「元殺人犯を普通の新住民として受け入れる」という、非常に難しい仕事を任された市職員。そんな主人公の姿を通して伝わってくるのは、「他人を信じることの難しさ」という普遍的なテーマです。劇中、極道で生きてきた大野が語る、
「人が肌で感じることは・・・大概正しいです。」
という言葉が、どこか不気味に、またどこか切なく響いてくるようです。
ストーリーそのものはかなり淡々としていて眠くなりそうですが、後半で明らかになっていく真実は結構ショッキングで、そこからの怒涛の展開には、観ていてハラハラさせられます。
終わり方はややご都合主義な感も否めませんが、重いテーマを意外な切り口から問いかけてくるサスペンスです。是非チェックしてみて下さい。
ストレスを感じた
これ程までストレスを感じた作品は無い。もう観ているのが嫌になり時々目を閉じてzzz…重くて暗くて不快で気持ち悪い。娯楽の映画でここまで苦痛を感じるとは思いませんでした。館内に響き渡るイビキも久しぶりに聞いた。
2018-27
怪しさと不気味さ
それぞれの元受刑者と町民の間に信頼が生まれ、新たな道を進んでいく場面には感動した。が、殺人犯の怪しさとノロロさまの不気味さが特に印象深い作品となった。
『羊の木』の意味が伝わらなかったのが少し残念…。
6人の殺人犯
全俳優の怪演のおかげで、何とも不気味で不愉快な作品(つまらないと云う意味ではない)
ただ、優香がなぜあんな人を結婚したいほど好きになったのか、どうしても理解できなかった
サイコパスの思考は一般人には理解できない、と云う事か
原作が「がきデカ」の山上たつひこだった事にもビックリ
羊の木?
6人の元殺人犯と、古い信仰が根付く素朴な港町の人々の交流の話だけれど、6人もいるので一人一人の話はやや薄め。そんな中、元ヤクザとクリーニング店主人の交流はとても響いた。
主演の錦戸君は、彼らの過去を知って戸惑いつつも普通に接しようと努力する、善良な人物を上手く演じていたと思う。
それにしても、羊の木って何を暗示してるのか、結局よく分からなかった。
再犯率33.3%
6人の元服役囚が、それぞれの理由で背負う殺人の罪。そして、その罪に向き合いながらも、新たな人生を歩むために彼らを受け入れに奮闘する市の職員。
地方都市の港町を舞台としたストーリーは、日本独特の狭い社会と人々の心情をよく描いていると思います。
元服役囚キャスティングも、過去を引きずるダークな役柄を巧く演じていたと思うし、松田龍平の能面のような表情は、怖さを引き立てました。優香の妖艶さもなかなかでした(笑)
ただ、前評判が良かったので、もっとサスペンスとしての要素に期待があった分、今ひとつ消化不良かな。羊の木のタイトルの意味もよくわからなかった。
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