羊の木のレビュー・感想・評価
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いろいろと考えさせられる作品
人を信じ続けることの難しさ、人生を変えて行こうと努力する者・分かっていてもなかなか変えることが出来ない者‥。
頭では分かっていても、過去の行いを受け入れることが出来ない世間や風潮‥。
もし自分が町の住民の立場なら、そんな彼等のことを胸張って受け入れることが出来るのだろうか等いろいろと考えさせられました。
_φ(・_・殺人犯の更生 その問題
6人の殺人犯の更生のお話。
町に人知れず殺人犯が仮釈放を送っていたとしたら?実際に起こり得る話。まじめに更生する者もいればそうでない者も、、、、。
食い入るように見てしまい引き込まれましたが、引き込まれた割には浅い終わり方?最後そうなるのか?と思いました。
松田龍平演じる一郎は殺人を屁とも思わない。一見いい人そうに見えるがさにあらず。こんな人が世に放たれたら?サイコパスを見事に演じていました。いい役者。優香、演技よし!恐怖を感じた。
関ジャニ健闘、ソコソコの演技。
再犯率33.3%
6人の元服役囚が、それぞれの理由で背負う殺人の罪。そして、その罪に向き合いながらも、新たな人生を歩むために彼らを受け入れに奮闘する市の職員。 地方都市の港町を舞台としたストーリーは、日本独特の狭い社会と人々の心情をよく描いていると思います。 元服役囚キャスティングも、過去を引きずるダークな役柄を巧く演じていたと思うし、松田龍平の能面のような表情は、怖さを引き立てました。優香の妖艶さもなかなかでした(笑) ただ、前評判が良かったので、もっとサスペンスとしての要素に期待があった分、今ひとつ消化不良かな。羊の木のタイトルの意味もよくわからなかった。
羊の木の衝撃
予告編だけ見てキャスティング期待で鑑賞。
正直完全な期待はずれ。作品中の大原則としての設定(地方自治体が身元引受人になり、模範囚の仮出所を手助けする。が6人の殺人犯が地方都市に一気に定住することになる)は決して悪くないと思うが・・・その後の話の流れは正直無駄ばかりで、ただただ長く感じる。この作品はサスペンスなのか? 良く言えば、誰かが何かを起こすのだろう?という事を期待させる?不安にさせる前フリ?なのかもしれないが、それまでの前置きが長すぎて、事件が起きるまでに時間がかかりすぎとしか思えなかった、其の結果何度も睡魔に襲われた。
個性的な俳優・女優はどなたも好きな方ばかりでの期待感がすごすぎて、この話のプロットにおける無駄がなぜこのまま映画となったのか?全く理解できない。 人によってはこれを最近全体の雰囲気と感じる方もいるかもしれないが、僕に無理。 ここ数年劇場で見た映画の中では最も酷い一本であった。劇場での席が真ん中だったため、エンドロールを見ている間立ち上がることができないことをこれほどまでに苦痛だと思った映画も久方ぶりである。
鑑賞後、劇場を後にする際に、錦戸君ファンの女性らしきお客さんの間からも、寝ちゃったけど・・・どうなったの? 錦戸くんの顔以外見てられなかった・・等の声が耳に入った。 僕の場合は木村文乃の顔も十分見ていられたが・・・それは本筋とは別のファン心理である(苦笑)
友人には絶対勧めない一本である。
※ちなみにポイントで無料で見てもイラッとしただろうな・・・、
人もいいし魚も美味い、、、けど。
予告を観ただけで、その設定と豪華なキャスティングに期待し過ぎてしまったのだが、前半の面白さが後半にいくに連れ一気にトーンダウン。 松田龍平は確かに良かった。 他の移住者のエピソードももう少し触れた方が良かったのか、それは時間的に間延びしてしまうのか、、、 うーん、映画は難しい。 あと、ジャニタレが出演する作品はファンの方のマナーが気になって。 エンドロール中に席を立つ、場内が暗い内にスマホ開く、そもそも電源切ってないとか。 そういう人が多いです。残念ながら。
あとひと押し欲しい そんな印象
興味を惹かれる設定で、キャストもそこそこ豪華。前半のなんとも言えない気持ち悪さがある展開にもゾクゾクした。 ただ終わってみると消化不良感が否めない。大きなオチを期待してしまうことが悪いのかもしれないが、あんなふうにヌルっと終わってしまうと「う〜ん」って感じ。 俳優陣の演技はすごくよかった。松田龍平のあのサイコ感がたまらない。木村文乃はいつ見ても綺麗です。
【ダークな緊張感がじわじわと効いてくる映画。】
ー 吉田大八独特の緊張感張り詰めるダークサスペンス。とても面白く鑑賞。ー ・松田龍平 北村一輝の演技の凄さも堪能。 ・劇中のハードロックは個人的に好み。 ・エンディングの”Nick Cave & The Bad Seeds”の”DEATH IS NOT THE END”が沁みた作品。 <様々な事を考えさせられる映画である。> <2018年2月3日 劇場にて鑑賞>
誰にも感情移入ができない
ストーリー的にはもっと面白い映画になりそうなのだけど、主人公含めた7人の登場人物のバックグラウンドの描写が弱く、バックグラウンドが薄っぺらいことで、あれこれ想像できず感情移入もあまりできなかった。
ゾワゾワする
スッキリ!!といった感じでは終われないような。なんとも心にゾワゾワとしたものが残ります。出演者の方が公開前からコメントしていた通り、見る人によって感じ方が違う。という意味が分かりました。 主人公の錦戸亮さん演じる月末の目線から見ているつもりなのに、所々で元殺人犯6名の立場に立ってしまったり。自分でも見ていてコントロールが効かない部分があったように感じます。心を揺さぶられたなぁ。そんな風に思います。 スッキリしたい方や、納得したい方は満足できないと思います。私もスッキリしたい派なので、いつもだったら満足できないと思いますが、今回はもう一度見てもっと深く感じたいなと思っています。 見れば見るほど分からなくなるかもしれません。でも、いろんな視点からいろんな気持ちになれるのではないかと思います。視点が変わるごとに捉え方も変わるんだと。そこを楽しみたいなと思っています! ぜひ、皆さん自分の視点から。自分の思うように見て見てください。きっとソワソワ、モヤモヤ、ゾワゾワします。
贖罪とは
まさか泣けてしまうとは思わなかった。
六人の殺人犯たち。
観ていくにつれ、モンスターではなく彼らも人間であるのだと分かっていく。
しかし、罪は罪、許していいのか、人殺しだぞ、と、主人公と同様に戸惑う。
キャスト陣の演技に引き込まれる。
松田龍平さんが、縁側でギターを弾いているシーンは訳もわからず涙が溢れて来た、なぜだろう。
錦戸亮さんと松田龍平さんが崖から飛び降りるシーンは我慢できずに泣いてしまった。
「クラスメートだったような気がする」と松田龍平さん演じる一郎が夢想していたが、「もしも違う形で出会っていたら」と考えてしまい切なくなった。
犯人探しや、頭脳戦や、殺し合いや、ドロドロのサスペンスを期待すると肩透かしかも知れない。
人間ドラマとして観るととても考えさせられるものがあった。観終わったあとぐったりしたが、それがまた良かった。「彼らに幸せになってほしい」と考え、「いいのか?人殺しなのに」とまた考える。
錦戸亮さんの自然な演技を始め、キャスト陣の空気感がとても良かった。
ずっと緊張感と不穏な空気感で疲れたけど面白かった。ちょっと最後びっ...
ずっと緊張感と不穏な空気感で疲れたけど面白かった。ちょっと最後びっくりしたけど。笑 元殺人犯、それだけで差別しちゃダメだけど、変われる人もいれば変わらない人もいる。 「怒り」とはまた違う感じで良かったです。
理性と生理の葛藤。グローバルなテーマ作品
ほんと吉田大八監督は、いい素材を選ぶし、その料理法も独自性があって、日本映画に新しさを感じさせてくれる。
「桐島、部活やめるってよ」(2012)では、日本アカデミー賞の最優秀作品をはじめとする三冠を獲得。続く、「紙の月」(2014)では、宮沢りえに最優秀主演女優賞をもたらし、昨年は、三島由紀夫のSF小説を映画化した「美しい星」(2017)が話題になった。
そんな吉田監督の新作は「羊の木」。主演に錦戸亮を迎え、同名コミックを原作とする異色のミステリーである。
オジサン、オバサンには"山上たつひこ(原案・原作)と"いがらしみきお(作画)"と聞いて、"えっ?"と思ったりするはず。「がきデカ」(1974~80)と「ぼのぼの」(1986~)の2大ギャグ漫画作家による、シリアス作品だからだ。
過疎化がすすむ港町の市役所が選択したのは、受刑者の仮出所に協力し、住居と就労先を用意して、"市民"として受け入れる国家制度だった。
何も知らない市役所職員の月末(つきすえ=錦戸亮)は、男女6人の受け入れ担当となる。個人情報保護という理由でそれぞれの経歴も明かされぬまま、月末や町の住民は生活を始めるが、やがて6人全員が元殺人犯であることが判明する。
この作品のオモシロさは、"コミュニティに異物を受け入れられるか"という、理性と生理の葛藤である。グローバルに見ると、"移民・難民問題"だったり、ミクロ的には大相撲のような村社会における外国人力士の制度もそうだ。(日本の国籍を取得しないと親方になれない等…)
この知的なテーマが分からないとしたら、ある意味、日本人ボケしている。
また、6人の元殺人犯役のキャスティングかいい。松田龍平をはじめ、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、水澤紳吾と、"吉田大八作品"のもとに実力派が揃った。それぞれの役作りが特異で、一般市民を跳ね返すほどの空気感を漂わせている。
そんな中で一般市民の代表として月末(つきすえ)を演じる錦戸亮が一貫してニュートラルな演技を保ち、6人とのコントラストが楽しめる。また、最近になってようやく存在感を認められ始めた、木村文乃が月末の同級生役として輝きを放つ。
結末もストーリーも、原作とは異なる吉田大八監督のオリジナルアレンジというところに、また驚く。
(2018/2/3 /ユナイテッドシネマ豊洲/ビスタ)
人を信じるか疑うか、その一言に尽きる
朝にすき焼きを食べたようにあとからじわじわと消化不良のものを消化する胃のように考えてしまう。いま隣にいる人は、いま会話している相手は、何者なのか、証明する方法はない。信じるか疑うか、その一言に尽きるとエンドロールのDeath is not the end を聴きながら気づく。この映画を一言で説明するのは難しいがあえて言葉にするなら、自分は人を信じるかどうかの根拠を一体どこに据えるのか、という問いを胸に7人の新たな人生を主人公と共に見守る映画。 人を信じるとは愛ゆえなのか、直感なのか、言葉なのか、行動なのか、時間なのか。 裏切られた時に自分はどのような行動を取るのか。 重い内容のように書いてしまったが観ている間は重いとは一切感じず、むしろさっぱりと気軽に観れる。 そこが、この映画の本当にすごいと思うところ。
長い!その理由は。
6人の殺人犯の仮出所後を描くお話。 人は更生して変われるのか、周りの人はその罪を受け入れられるのか。それを北陸の田舎町のような小さな社会で繰り広げられます。ある意味、群像劇は吉田大八監督の得意とするところかも。 しかしながら、6人がそれぞれ一部を除き絡む事がないため、描こうとすればするほどダラダラと長くなりますね。 狂言回しの錦戸くん、普通の人を演じるのはグッド。 松田龍平は安定したpsyco演技を魅せてくれます。どこか、この前の宇宙人演技を思い出しますが。 田中泯さん、中村有志さん、良かったです。
好き
序盤からまず脚本のセリフ回しが素晴らしく、月末の難しいキャラクターが錦戸くんの好演でちゃんと引き出されていた。 松田龍平のいつものエキセントリックさが最高だったし、優香の唐突な愛もワンシーンで完璧に表現されてた。 好みでいうなら好き! クオリティも抜群です。
亮ちゃん、よかった✨
錦戸くん、普通の市の職員て設定ですがギターひいてるとこは絵になりすぎですね❗ 予想のつかないラスト、心の準備ができてなくてひぃ~ってなりました。 不思議感が面白かったです。 観てよかったです❗ こわかったですが😱
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