「タイトルの意味は...?」羊の木 さくらんさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルの意味は...?
前からずっと観たかった作品。
こんな怖い松田龍平は初めてかもしれない。
ただでさえ、感情が出ずらい目をしているのに、この作品ではそれが際立っていた。
6人の出所者の中でも、一番愛想がよく、いい人なんじゃないかなと思わせていたが、裏を返せばこんな一面を持っていた。
世の中には何の感情もなく、蚊を殺すように殺人ができる人間がいるようである。
月末が何か宮腰に質問するたびに、「それは友達として聞いてるの?」
と聞き返すのが怖かった。もしそこで「市役所の職員として」って答えていたら…と思うとゾクッとした。宮腰が人を殺し始めてから、この人誰でもヤル気だなと思ったら、月末もアヤもやられる気がして、怖くなって続きをしばらく見れなかった
タイトルの『羊の木』は栗本さんが拾った壁飾りの絵としか伏線はないのか、それとも、何か意味があるのか、よくわからなかった。
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