「予告編みて期待するのはやめろ」羊の木 りんたろさんの映画レビュー(感想・評価)
予告編みて期待するのはやめろ
6人の元殺人犯がある町に来るという、不穏な空気しか感じないストーリーに、これはどんな混乱が巻き起こるのかとわくわくしたのも遠い過去。
想像を遥かに下回る事件の小ささに驚きを禁じ得ない。
予告編で期待を大きくしてしまったからか。
監督の個性を知らなかったおれが悪いのか。
6人のうち、ほぼ意味なかった人も結構いないかい?あの人、必要だった?
序盤の雰囲気は最高。わくわく期待に胸を膨らませる。嵐の前の静けさというか、この6人が一体どうやって絡んでいくのか。
そして待ちに待った一悶着が始まる。
ついに始まるぞ!
と思ったが、なかなかそこから発展しない。
焦らすなーと思って見続けて、ふと時計をみると、あれ?もう映画半分以上過ぎてんだけど…?
終盤はそれなりにサイコパスな感じが味わえるけど、もっとイカれた展開を想像してたおれとしては完全に拍子抜け。
この映画に求めてはいけないものだったと気付いたのはエンドロールに入ってからだった。
桐島部活辞めるってよ。
あの雰囲気が好きな人は見たらどうだろうか。
インシテミルみたいな、悪の教典みたいな、殺し合いとまでは言わないけど、もう少しヒリヒリしたものが見たい人はやめよう。
ちなみに、優香がエロい。
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