「あれ、騙された」羊の木 ちかしさんの映画レビュー(感想・評価)
あれ、騙された
木村文乃がトゲトゲしてて、今までフワフワ役ばかりであんまり好きじゃなかったんですが、少し見直しました。一方で松田龍平は感情が読めなさすぎて、以前どこかで散歩してた侵略者にしか見えない。デジャヴ感が半端ない。元受刑者うんぬんではなく、この人とはどう考えても友達になりたくない(苦笑)
栗本が飾っていた羊の木は7つの枝。そして彼女が庭に埋めていた死体の数も7つ。あれ、でも引っ越してきた元受刑者は6人。あれ、待てよ、もうひとり引っ越してきてるぞ……。そうか、終盤で実は「あの人」も人を殺してたって発覚するのか!ポスター見たら確かに!と自分では名推理と思ってたら、違いましたね。多分途中で刑務所にいたことを告白した彼が含まれているのでしょう。なんて推理してたらおもしろかったけど、肝心の中身はどうも薄かったな。一言で「殺人犯」と言っても、過失致死から故意の殺人まであるのだから、変われる人と変われない人がいるというテーマ以前に、彼らを一括りにして考えること自体が間違っているので。
警察が前科者であることを知らないっていうのは、現実的に考えておかしいが。そして、のろろ様の祟りは本当だったということでしょうか?でも、最後のシーンでみんな見てますけど、写真も撮ってますけど……「羊の木2」でみんなが死んでしまうパンデミックものになるのでしょうか?
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