サクラダリセット 前篇のレビュー・感想・評価
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地雷を踏んでリセットしたらさようなら♥
時間と言う永遠の流れと、人類の歴史と言う長い歴史を、埼玉県の何処かの町と言う閉鎖社会のなかで、しかも高校生と言う短い時間で、どう表現するのか気になって見てみた。
まぁ、言うまでもなく、B級ファンタジーなのだが、なぜ前後編存在するか?
漫画かライトノベルの映画だろう。
この類は平井和正先生の幻魔大戦か石森章太郎先生の009ですかね。
ドラゴンクエストの復活の言葉で苦労した者としては、セーブとリトライが大事な事は理解出来る。しかし。
「自分が無い」と言う事は、実存主義と真逆の考え、つまり、「時間が自分を変える」と言う矛盾を伴う。難しい事言うまでもなく、人類に元々備わっていない能力で一喜一憂するだけのめちゃくちゃなファンタジー。
リセット
時間操作、記憶操作、未来予知と凄い能力が登場するが咲良田という、ひとつの街の中の出来事なので、こじんまり感がある。
ちなみに、未来予知で私が一番好きなキャラクターは『PUSH 光と闇の能力者』のお母さんだ。
母は偉大である。
さて、話を戻そう。
この物語はちょっと能力の解釈がややこしい。
この能力がこうでああでと考え始めると混乱してくるのであまり考えないことにした。
ちょっとジョジョぽいなと思った。
ケイの能力は記憶ということだけど、その能力もさることながら頭の良さが抜群にいい。
これは記憶能力の賜物なのだろうか?
知識だけあっても応用が出来ないとダメだから、能力と関係なく頭の回転が速いと思うのだけど違うのかな?
記憶力よりそっちの方が凄いと思ってしまった。
印象に残っているのはケイが自分を犠牲にする作戦を実行したところ。
未来予知ができるならいざ知らず、そういう作戦を考えてもなかなか実行できないだろう。
人を信じる、それもまたケイの強さかもしれない。
予想外だったのがケイが血を吐いてぶっ倒れた事。
村瀬は能力で壁を消滅させてたから、てっきり破壊神ビルスみたいに分子分解的な表現なのかと思ってたらいきなり血吐いたんでビビった(汗)
物語は、あるといえばある物語、春埼の恋模様が気になる…後編へ期待したい。
それなりに詰め込まれてる
アニメを見た後に実写映画を拝見しました。
出てくるキャラクターや、名前はしっかりそのまま使ってくれていますが、やはりアニメ見た直後だとイメージが出来上がってしまっているため、キャラクターの髪色の違いやヘアースタイルなど気になる点が多かったです。
ストーリー的に大まかなものはしっかり描いてくれていますが、ところどころ混ざっていたり順序が変わってたり色々してるところに目がいってしまいます。
アニメを見た後に見てるから、これがこうでこうなってって簡単に理解できるけど、初見の人が見たらどんどん話が進みすぎて訳分からなくなるんじゃないかと思いました。
そして肝心のリセット。
はるき、リセットって言われた直後に本当なら
《リセット》と囁くのに、目を瞑ったらリセットかかるところが、あのセリフが良かったのになぜ言わないパターンにしたのだよと思いました。
小説は読んでないため、アニメが前提で見てしまったので引っかかる点は多かったです。
まぁやはり設定は面白いけど、アニメの方が良かったです。
良く練られていて面白かった
・登場人物の特殊能力が全てストーリーとキレイに繋がっていて、伏線もきっちりと回収されていてとても楽しめた
・能力使用に制限があって、そこがまた上手く出来ていると思う
・複数の能力者の協力するシーンも良く考えられていて、感心した
・ラストも後編が楽しみな展開になっていて、ドキドキした
・警備システムや突破のシーン雑過ぎるのはちょっと残念
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