ガープの世界
劇場公開日 1983年
解説
子どもは欲しいけど男に支配されたくはない看護婦が、瀕死の負傷兵にまたがって子どもを授かる。主人公ガープは、こうしてこの世に生を受けた。ちょっと奇妙な人々に囲まれながら成長していく彼の数奇な運命を描いたヒューマンドラマ。映像化不可能と言われたジョン・アービングの自伝的ベストセラー小説を、「明日に向かって撃て!」の名匠ジョージ・ロイ・ヒル監督が見事に映画化。主人公ガープをロビン・ウィリアムズが演じる。
1982年製作/137分/アメリカ
原題:The World According to Garp
配給:ワーナー・ブラザース映画
スタッフ・キャスト
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たぶん3、4回目の鑑賞。U-NEXTにて。
大昔、大学の空き時間に図書館の個人ブースで観たのが最初。まだVHSでした。
Yahoo知恵袋でどなたかも質問してましたが、ジェニーの受胎に繋がる回想?シーンが確かにあったと記憶してるんですよね。でもいつのまにか無くなってます。なぜ??
映像そのものはそんなに問題視するものではなかったと思うのですが。そしてこのカット疑惑を指摘する人は自分調べで私と知恵袋のたった2名。。。笑 狐につままれたようです。
何はともあれ面白い映画は何度も鑑賞できる、その見本のような作品です。
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あの「機関銃」で有名な、大御所女優さんが、日本公開の年に、今年見た映画で印象に残っている作品はと聞かれ、この作品の名前をあげました。まだ大学生だった当時からして、彼女の映画文化に関する発言力は強く、多くの若者が、この作品の名前を認識したと思います。公開が終了していれば、もうレンタルビデオが出るのを待つしかない当時、3年ほどしてから、鑑賞することができました。/ 内容は、主人公のガープが、特に出世するわけでもなく、人しれず地球を救ったりもしない、たんたんと、ひとりの男性が、青年期から中年期にかけて、人並みの人生をおくっていく姿が映し出されます。それでも、普通の人が経験するにしては、かなりハードなものもあります。 人によっては「時間を返して」となるかもしれません。それでも、いま、見直してみても、私には古臭さを感じさせない、素敵な作品です。 たとえば、いろいろあって、ひとりになって、ふと孤独を感じた時などに鑑賞するといいかも。人によりますけどね。
ホテルニューハンプシャと同じ作家の原作でアメリカでは大人気らしいです。
奇妙な家族が主人公で、お話に大した盛り上がりがなくて淡々と進むところはハンプシャーと同じですが、あっちはとても退屈だったのに、こっちはとても面白かった。
どこがいいのかわかりませんがおそらく監督がいいんでしょうね。万人向けとは言えないかもしれませんが、たいていの人は最後まで楽しんで観られると思います。
でもウィリアムス君の演技はちょっと鼻につく人いるかもしれない。
2021年10月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
冒頭の浮遊する赤ちゃんの豊かな表情の
タイトルバックには驚かされる。
鑑賞後に振り返ると
主人公の豊かで波瀾万丈の人生を
彷彿させていたかのようにも思えた。
そして極端に早い話の進捗を上手く処理した
ジョージ・ロイ・ヒル監督の
手腕により、全く飽きずに鑑賞が進んだ。
初劇場公開時の記憶では、
家庭や性的好奇心を通しての人生賛歌の
イメージだったが、
再鑑賞では、
ウーマン・リブ運動への攻撃は元より、
被害者に倣った自傷行為や、
活動の原因となった被害者本人からの
運動への拒絶、
また自傷行為から救いたいとの思いの
主人公への運動員からの攻撃等の
驚きの連続で、
女性に対する暴力撤廃運動等に関して、
複雑に入り組んだ多面的で難しい要素のある
ことが伝わってきた。
しかし、私にとっての最大の収穫は、
今年、ウディ・アレンの「インテリア」で
再び出逢えた私のスクリーンの恋人の一人、
メアリー・ベス・ハートとの
改めての再逢だったかも知れない。
「インテリア」での彼女よりも
更に素敵だった。
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