蠱毒(こどく) ミートボールマシンのレビュー・感想・評価
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熱量がすっごい
名脇役ボバの初主演作品。
ずっと観たかった作品だったのですが、中々見当たらず、もう忘れかけていたところでたまたま出会いました。
わかっていたけど、全開でB級作品でした。
監督が元々特殊造型なので、クリーチャーの作り込みは中々です。
脇役みたいなのもちゃんと作ってて、予算はほとんどそっちに回ってるのでは?と思うほど。
全体的にはエログロバイオレンスが強めです。
といってもエロさは無いので、何と言うかおっぱいの無駄遣いを感じるほどでした。
ブラジャーロデオも中々パンチが効いた演出でしたね。
これは単純に、思いついちゃったからやりたかっただけでしょうw
キャストもB級映画お馴染みの顔ぶれで、そんななか斎藤工の使い方は贅沢すぎでした。
“愛のために戦う男の物語”とシンプルなはずなのに、クリーチャーや血飛沫や小ネタとすっごい情報量でした。
とにかく監督の「俺はこれを作りたいんだ!」って熱量がすっごいですよ。
あの文字はなんだったんだ?
ネクロボーグの造形が良い。背骨とパイプみたいな腸とか。「巨乳よ!」っつって血の母乳攻撃(そりゃあったかいわな)からのおっぱいマシンガンも笑ったわー。
ストーリーは、いろいろんん?てなるけど、瓶が落ちてきてまっぷたつとか、海苔で戦うやつとか結構好きな部分がありました。(高橋ヨシキの青姦シーンとか貴重すぎ)
しかし宇宙人はあれで栄養になるのかなー
B級とは??
久しぶりにこんなクソ映画見たわ。途中で、はよ終わらんかなって思うくらい。
スプラッターとしてもクソ。コメディとしてもクソ。アクションにしてもクソ。
監督の
「これが俺の世界観じゃー」ゴリ押しの作品。
見所はおっぱいくらいじゃない?
200円で借りたけど、その価値もない。合掌
愛する人を守る。ただそれだけ!!
相変わらず粗削りな作風ですが、「アイアムアヒーロー」の刺激が強い版みたいな感じで倒しめました。現状、これしか打開策が無いですよね。おっぱいが普通なのが逆にリアルでした。
残念な出来映え・・・
田舎では上映が無かったので、DVDで購入してやっと鑑賞できました。
でも、、、
前作の「ミートボールマシン」があまりに素晴らしかったので、期待しすぎてしまったのでしょうか・・・。
前作ラストのような「愛し合うゆえに永遠に殺しあう二人」という、身をヨジるほど痺れるエスプリがまったくありません。
娯楽に徹したのか、というと、そちらも半端にスタイリッシュでメリハリ無く前作以下。
同じようなカメラワークと、同じようなバトルを、同じようなテンションで延々続けるので眠くなりました。
タイトルを、ただ「蠱毒」にした方が、変な先入観なしで楽しめたかもです。
血糊スプラッシュ祭り
どうせB級エログロアクションでしょ?と期待してなかったものの、なんかウズウズして観に行けば想像以上に面白かった。
オープニングの蠱毒シーンから気持ち悪く好き。
ちゃっちいCGとは裏腹にめちゃめちゃ気合の入りまくったネクロボーグの造形やゴア描写が好き。
上半身が切り飛ばされても下半身は野外セックスを続けるのとか、手足を切り落としたカラテカ矢部を股間に付けて振り回すのとか、本当に最高だった。
勇次が半ネクロ化してからはずっとクライマックスアクションが続いて疲れるけど楽しかった。
とにかくド派手に吹き出す血飛沫、おっぱい剥き出しでネクロを乗り回すカヲル、とにかくキモい内臓武器に飽きない。
あれだけ街がかき乱され人間がたくさん死んで勇次とカヲルがドラマチックな最期を迎えたっていうのに、栄養ドリンクとして異星人のテレビショッピングで斎藤工に軽〜く売られちゃう。
酷いな!と思いつつ、あれ、これっていつも私達がやってることじゃん、と気付く。
毎日大量の命を消費し食い荒らし、残ったら何も考えず廃棄し、一つの種が滅んでも他人事で気にもせず、生き物を戦わせて呪術に使ったり挙句見世物にしたり。
分かっちゃいるけど分かってない我々の傲慢な生活へのアンチテーゼ的なメッセージも込められてんのかなーなんて最後に思った。
別に明日からも毎日ごはんを食べてクーラーを付けて生活していくんだけどね…
スカッとする見世物小屋。
厳しい制作条件と、監督の世界観の狭間で、こういうジャンルが生まれてきた事は必然で、世界的にこのジャンルのファンは増えている。現に西村氏は2017のSSWに招待、紹介されている。カンヌからお呼びがかかったという噂もある。海外ホラー映画祭では受賞常連組だ。
映画業界の閉塞感、大作主義、原作ありき、高度なCG、そういった物への不満を強引にカタルシスに変換するのがこのジャンルの醍醐味だ。
そこをわからずに見てしまうと「クソ」と言うことになるだろう。ある種、見る人の懐の広さを問う映画であり、屈折した映像への愛情と考える。
ついでに僕はホラーだとは思わない、飛び散る血飛沫に「たまやー」と叫びたくなる見世物小屋的エンタメだと思っている。
マニアックだけど傑作!
これは一部のマニアックな方には最高の作品ですね。ちなみに私は大好きです!
とにかく膨大な量の血とグロシーンが飛び交うので、そういうのが苦手な方は最初からダメでしょう。また、チープな特撮を笑えない人もダメ(笑)
しかし、その壁を乗り越えられる人には、この上ない傑作です。
かつてのスプラッター映画や昭和の作品へのオマージュも沢山あって、シュールな造形も相まって、見事なオリジナリティを感じさせてくれます。
主演は初めて!の田中要次さん完璧なダメおやじぶりなんですが、だんだんかっこよく見えてくるから不思議です。ヒロインの百合沙さんも初脱ぎと言うにはあまりにあっぱれな脱ぎっぷりで、グラビアやってる人とは思えない気合いの入れようです。ビーチクも可愛くて綺麗なんです♫斎藤工さんのちょい役も笑えます。
監督は西村喜廣さんで、シンゴジラの造形クリエイトとかやってる方なんですね。なんか第二形態あたりの独特の気持ち悪さが似ています。
ギャグは冴えてるし、この手の作品にお約束のやりすぎ感もあるし、社会風刺も効いてるし、ということで超オススメ(ある層の方には)の作品です。
海外のファンタスティック系映画祭ではバカウケらしいのですが、単館で一日一回しか上映されないのはもったいないですね〜
日本でも、こういう作品を楽しめる人が、もっと増えて欲しいですね。
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