君の膵臓をたべたい(2017)のレビュー・感想・評価
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余韻が。。。
まずタイトルで気になって小説でも人気と書かれていたので観に行ったのですが、物語全体はすごく感動しました😭😭余韻とゆうのかなんとゆうか夜も眠れない感じでヒロインのさくらさんの声やセリフを思い出すだけで泣いちゃいます。彼女の演技力には本当に驚かされて16歳と知った時はすごいびっくりしました(笑)
膵臓の病とゆうことで僕との秘密の共有をしてる様子や2人で旅行に行ったり、真実と挑戦ゲームをしたりとほんとに終始涙が止まりませんでした!!死ぬまでにしたいこととか言っていた時は本当に自分でもみていて限界でした。。彼女の笑顔や声、この映画を観て浜辺美波さんを大好きになりました!ほんとうにオススメの映画です!!!!
浜辺美波という才能の塊
とにかくヒロイン役の浜辺美波がすごい。男は全員悩殺される。なんていうか「自分の魅せ方を分かってる」っていう感じの演技だった。これほど魅力的な演技ができるのに彼女のことを今まで知らなかったことが驚き。浜辺美波と北村匠海の日本アカデミー賞新人賞受賞が決定したなと感じた。
恋愛なのか恋愛じゃないのかわからない2人の関係の曖昧さが最後のシーンを際立たせていた。今まで見た映画の中で一番素敵なラストシーン(言葉)だったと思う。
少し引っかかったのは小栗旬と北川景子が必要だったかなというところ。大型作品なので有名な俳優を使いたい気持ちはわかるが、若い2人が想像以上に良かっただけにもっとそっちを見たかった。あと矢本悠馬の12年後が上地雄輔は流石に無理がある。
主題歌のMr.Children「himawari 」も作品にマッチしていてよかった。特にCメロは「僕」の弱さとかずるさとかをうまく歌詞で表現していて鳥肌モノ。
タイトル以上に秀逸なセリフは、"ガム、食べる?"
ミーハーにとって、こういう"泣き"のお約束作品は観ておかないと、あとで後悔する。"アレすごく泣けたよね"という会話に付いていきたいからだ。
唐突な書き出しで恐縮だが、そんなミーハーのくだらない動機さえも、"ヒトとの距離感を保ちたい"という意義…に変えてくれる(笑)。実に懐(ふところ)の深い映画なのだ。
"ヒトと関わりを持つこと"が、この映画(小説)の重要なテーマになっている。人が人と心を通わせること、交わること、わずらわしいと思ったりこと、それらすべてが、ヒロイン・山内桜良の、"生きている証"だという。
だからこの映画は、単純に病気のヒロインが、若くして亡くなるから悲しいのではない。大切なヒト、いつまでも心を通わせていたいヒトが、永遠であってほしいものがなくなってしまうから、悲しいのである。
人はいつか死ぬ。皆いつか死ぬ。余命1年のヒトより、健康なヒトがあした事故で死ぬかもしれない。そんな"死生観"をやさしく教えてくれる。だから、ヒロインは病気で死ぬわけではない。年齢にかかわらず"死生観"を持つことの意義をさとしている。
"現在進行形"だった原作小説を、映画では"回想"にしてしまった吉田智子の脚本がいい。12年後を予言していたかのような桜良のセリフや日記、遺書がよりドラマティックになる。
12年後の親友・恭子を演じる北川景子のクライマックスシーンが一発勝負だったというが、アドリブでつぶやいたセリフと聞くと、また泣けてくる。
ヒロインの桜良を演じる浜辺美波の底抜けの明るさが、悲劇的な結末と鮮やかなコントラストをなしている。だから妙なすがすがしいを残す。また主人公・僕(北村匠海/小栗旬)のネクラとも対比関係になっている。ようやく陽の目をみた彼女も東宝シンデレラであるが、東宝はシンデレラを選び過ぎて使いこなせていない。東宝が独り勝ちすればするほど、多くは飼い殺しに見えなくもない。
このタイトルで涙するなんて嘘だろ、と思っていたら、まんまとやられる。実に名言の多い作品で、もっとも秀逸なセリフはやっぱり"ガム、食べる?"でしょ。
(2017/7/28 /ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ)
演者さんはとても良かった
原作は読んだうえでの鑑賞。
悪くはない。悪くはないが。
ありきたりな言葉で感想を述べるなら「普通」。
さくらを演じた浜辺さんは原作のイメージ通り過ぎてスゴいなと。
他のキャストの皆さんもそれぞれ違和感なく、見れました。
ただ、映画になったことでどこか1つでも原作を越えたものがあるかと言われれば、浜辺さんの可憐さしか思い付くことがない。
大人になった主人公が過去を振り返るという形は、映画にする以上必要なことだったのかもしれない。ですが、大人になった恭子の結婚式の下りは蛇足だと感じます。
さくらの死から12年という長すぎる時間が経過したあのタイミングでの「友だちになってくれませんか?」はさすがに人間として成長してなさすぎるんじゃ。
君の膵臓をたべたいんじゃなかったのか主人公は。さくらのようになりたいと願った人間と、さくらの親友だった人間とのその後のストーリーとしては、あまりにも繋がりに欠ける話だと感じました。
原作に近いエンディングにはできなかったのだろうか。。
切ない。
住野よるのベストセラー小説『君の膵臓をたべたい』の映画化。原作は未読の状態で映画を見てみました映画化に際して、原作にはない12年後と言う設定を追加し、「僕」は教師になっています。
タイトルだけ聞くと、ホラーかと誤解しそうですが、中身は、切ない純愛のヒューマンヒストリー。最後の方になって、“君の膵臓をたべたい”の意味が分かります。
泣く。泣きますよ、これは。だってねぇ、桜良は、いずれは死ぬ運命な訳ですが、実際の最後は・・・。そう来るか、と言う訳ですよ。「僕」が一か月立ち直れないのも、良く分かります。高校生くらいの男子にとって、スイパラで女子と待ち合わせるって、ねぇ。当然、好意は持っているわけですよ。それがね・・・。切ない。
そして、桜良を演じた浜辺美波が良い!桜良を演じるために出てきたような女優さんですね。これでまだ16歳だとは、末恐ろしい(笑)。一番いいのは、彼女の笑顔かな。その笑顔と、そして、桜良の「僕」との再会を楽しそうにして一瞬があるが故に、桜良の最後がより衝撃的に感じます。
あとね、ガム君。良いです。彼がいたから、「僕」は高校時代を乗り越えられたんだと言う事が、良く分かります。良い奴だよ、彼は。
プロダクションノートによれば、ほぼラストの「僕」が恭子に桜良の手紙を届けるシーン。これは、北川景子にとって、手紙の内容を初めて聞く一発勝負のシーンだったらしい。「なんでこのタイミングなのよ、バカ」は、アドリブだとのこと。
いやぁ、切ないな。思い出すと、泣きそうになるよ(笑)。
高校時代に死にそうだった友人はいませんが、実は私自身、「僕」が言われたのと同じ「自己完結型の人間」とか、「もっと人と話をした方が良い」とかは言われたことがあります。「僕」の感じている事、思っている事、考えていることが心情的に分かったので、余計にグッと来たのかもしれません。
[2017/08/12追記]
原作も読んてみました。わたし的には、原作よりも映画の方が好きですね。原作は、桜良が居なくなってから、どうやって物語の最後までもっていくのかを苦労した感じがアリアリ。一方映画の方は、時代が経っていると言う事もあり、よりスムーズに最後まで行っている感じです。
若さが眩しかった
私も、親友とは高校時代に出会い、アホみたいに毎日一緒に過ごして、恋愛も家庭のことも、仕事のことも、たくさん共有して、そして大人になった。
桜良と恭子も、本当ならたくさん共有しあって、大人になりたかっただろうな。
同性の友達と恋愛の境目の曖昧さが、恥ずかしいくらいに若々しくて眩しかった。
君の膵臓を食べたい、というタイトル、私は、病気の君の膵臓を食べて病気を無くしてあげたい、みたいな意味なのかと想像してたよ…
言葉にしたら、深めてしまったら、悲しみを深くしてしまう相手を思いやっての、口に出さない愛のような
、恋のような…素敵な想いのことだったんだね。
桜良役の子が本当に可愛くて、笑顔と若さが眩しくて、だからこそ切なくて、何だか透明感のある作品です。
あの笑顔…本当、まいりました。
マイナス0.5点は、言葉にし合って欲しかった大人の身勝手です。
住野よる デビュー作
原作と同じ通りになるかわかりませんが、原作はとても面白くタイトルと同じ文(日記のところ)が出てきたときはうるっとしました。
映画で見るのを楽しみにしています。
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