君の膵臓をたべたい(2017)のレビュー・感想・評価
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今、観てる途中だけど
いやーいい。
まだ中盤までしか観てないけど、
最近観た映画の中で、トップランキングに入るな。うん。
2人で行く旅行先が地元の福岡で馴染みのある場所だし、桜良役の女優さん可愛い❤️
途中までの感想ですが、
全て観たらまた感想書きまーす。
個人的には「ガムいる?」気に入ってます(笑)
そしてそして個人的には「ガムいる」くんと恭子が結婚したのが嬉しいです。
桜良と春樹
春の樹に花を咲かせる桜。
過去と未来が交差する
突然知ってしまったクラスメイトの秘密。
そこから、君の仲良しくんとして過ごす日々が始まる。
人と関わらずに独りで過ごす僕。
対照的に、人に囲まれ明るい君。
2人が一緒に過ごした時間もきっかけも、全ては『偶然でも運命でもなく、自分が選択してきたことの結果』というセリフには凄く心が打たれました。
1日でも長くと願っていた彼女が、あんな最後の迎え方、きっと悔しくてしかたなかったんじゃないかな。
それでも、最後が近いと覚悟を決めていたこともあり、あの手紙に繋がっていく。
お互いにお互いが憧れていた。
お互いになりたいと思っていた。
お互いに同じ事を思って同じ言葉を送っていた事に感動しました。
北村くんが泣くシーンは、観てる方も泣かずにはいられない。
主演2人の演技が素敵でした。
そして、ガム君のキャラクターも愛おしい。
大人の彼らも、きっとまたあそこから新しく関係を築いていくんだろうな。
ストーリーがすき
とにかくストーリーが好きです。
ラストの亡くなる理由もすごく好きです。
序盤のニュースで伏線かなあと思ったことを、ラストには忘れていて、あれかー!となりました笑
浜辺みなみさんは初めてお目にかかったのですが、演技があんまり好みじゃありませんでした。
ものすごく絶賛されていてびっくりしているのですが、原作に忠実なのかな?
だとしたら私がそもそも原作のキャラが無理ってことですね。
鑑賞後の清々しい涙。
CSで鑑賞。
とにかくまず北村匠海という若い”役者”の演技に惹きこまれた。
彼の最後の涙は素晴らしい。
12年後の現代パートを補完している部分は原作にないようだが、何よりも全てが俯瞰で見たときに繋がっている作りになっていることが素晴らしく気持ちが良い。
メールの部分は原作と違い、想像させる部分であり素晴らしくいい残し方なのかなと思わせる。
浜辺美波の、菊池桃子のような、アイドルと言える喋り方
そしてその中に悲哀がこもっているような顔
役者陣がこの映画を完成させており、切なくも綺麗な涙を受け取る側に与える内容。
そしてこの映画の表題「君の膵臓をたべたい」
漢字で食べたいと表記せず平仮名で書かれている所もまた重要。
生きることにとって、いかに”残る”かを提示しており、素晴らしい。
ヒロインは不慮の事件に巻き込まれ死んでしまうが、それがまた作品の残す側に対しての”提示”をしている気がする。
彼女の今の立ち位置で、どういう亡くなり方をするのか。
周りの目からどういう亡くなり方なのか。
死、というものをより鑑賞者に考えさせる作品。
べた褒めしすぎるのも嫌なので(笑)
きになる部分は、顔のカットの使い方
引きで2Sを写しているシーンと寄りをパカパカ変えるシーンがあった
もう少し、ここまでの演技をしている二人だったからこそ、彼らの表情をゆっくり見せる演出があったら、役者冥利に尽きる映画演出なのかなと思ってしまった。
とにかく最高の邦画の一つだと思う。
やっぱり日本アカデミー賞、ダテじゃないんだよね。
桜はね、散ったフリして咲き続けてるんだって
映画「君の膵臓をたべたい(2017)」(月川翔監督)から。
テレビで何気なく見てしまった作品を、もう一度DVDで観直した。
それくらい、もう一度じっくり台詞を確かめたいと思ったから。
当然のように、メモは増えた。
その中から選んだのは、物語後半、膵臓を病魔に冒された主人公、
山内桜良さんが、季節はずれの時期に「満開の桜を見たい」と言ったシーン。
「今、何月だと思ってんの、もうとっくに散って・・」と返した僕に、
彼女は、近づく死の恐怖に怯えながらも、明るい笑顔を見せてこう言う。
「桜はね、散ったフリして咲き続けてるんだって、
散ったように見せかけて、実は、すぐ次の芽をつけて眠ってる。
散ってなんかいないの。みんなを驚かせようと隠れているだけ。
そして、あったかい季節になったら、また一気に花開くの、
サープラーイズって」
「桜良」(さくら)という名前と、このシーンが妙に引っかかった。
私は死なない、死にたくない・・みんなの心の中で生き続けたい、
そんな想いが伝わってきて、胸が熱くなった。
原作となった同名小説や、アニメバージョンの映画に関しても、
興味を持ったので、比較してみたくなった作品である。
美しき記憶を埋めることは全身全霊の言霊
本を読む。難しい言葉が出てきたら流し読んだりしたりする。たまに調べたりする。調べても調べても頭に入ってこない単語や言葉があったりする。かといって文字を嫌いになったりしない、本を読むのもやめたりしない。最近はまた本もまた人気が出てきてる気がする。漫画そう漫画はまさに日本の文化の一つではないだろうか?俳優、夏目雅子さん樹木希林さん松田優作さん緒形拳さんなどなど病気を患いながらギリギリまで仕事をして天にあがった人は本当にすごいし生きた感満載だと思う。この作品の登場人物、山内桜良さんが僕に当て放つ言葉が
グイグイ胸に突き刺さる。僕は本を読む人。真面目な好青年。高校生。僕の頭の中が見えないわからない、そんな気持ちでずっと見てた。表の部分は見える、なんとなく想像もつく。でもでも、チョットチョットと大人目線で見てる自分を忘れギリギリ歯がゆさを感じながらジッと見る。余命一年の宣告。想像することは出来てもそれは全くのマガイモノと認識しながら想像するしかないだろう。一生僕は幸せに生きると思う。長々と生きてても
こんなやりとり味わえることなどないのだから。宝物箱
を胸に脳裏に心に持ち続けれる。こんな幸せなことはない。余命一年の宣告私がもし受けたとしたら、こんなに美しく人を愛し綺麗な生き様を見せることは出来ないだろう。でも人はいずれ同じ道を歩む、最後がわかればそれに越したことはない。準備が出来て、少しでも周りの人に優しい言葉をかけ人になにかしてあげられるのだから。突然死・災害・事故・その他様々な形で最愛の人が急にいなくなった方々も数数えれないぐらいにいると思う。悲しい悲しい打ちひしがれる孤独な気持ちをポジティブに変えていく力を身につける事は並大抵ではないと思う。私も実際間違いなく無理で偉そうなことは言えないのだが時間の解決はないと思う。考えることはただ一つ人に優しく、どれだけ人に寄り添えるかではないかと思う。いきなり一瞬で人が消えて全くどうしたら、何を考えて生きて行ったらいいかと思い考えてる人は無数にいるのだから人に優しく人に寄り添い生きることが桜を待ち望み桜散っても桜は胸にありまた桜を待ち暖かく生きて行ける。難しいむずかしいけど、このような美しく純粋な作品を見たらついつい長々と書き綴ってしまった。私の感情論。(笑)
心が震える時間
恥じがいもなく話題作だから観てしまったが、いやいやこれはかなりの問題作である。最近はドラマも映画も原作が漫画ばかり。今の漫画も原作者と作画が違う事が多いけど文章だけでストーリーを紡げない時代になったのかなあ、悲しいぜ。と言うことであまり期待もせず下らないガキ向けのラブストーリーかと…すいません、なめてました反省。多くの人がそうでしょうけど、題名からしてグロテスクな物を想像してしまいましたが、これは非常に理解が難しいというより評価が難しい作品だ。まず、個人的にはラブストーリーではないと思います。最後まで好きだとか愛してるって言葉は出てこない。まだ、好きになるって自覚する寸前のモヤモヤした感じを作品の最初から最後まで感じて終わるある意味イライラする部分が前半から続きます。だけど後半は一気に話が進む。予測された死ではなく唐突の死。この流れが素晴らしい、そして死後に明かされる君からのイタズラ的な贈り物、ラストシーンまでの流れは期待を裏切り心に響きます。ピュアで繊細な十代の頃を思い出しました。前半は日本アカデミー賞も落ちたなあと思ったけど最後までみて良かった。映画としては浜辺美波の天使の演技と木訥で不器用、ネクラでネガティブな北村匠海の演技のコントラストが作品の鍵ですね。更に木訥過ぎる小栗旬とキラキラな北川景子が脇役だもんね、ある意味豪華。ま、突っ込み処はあるけれどなかなか見ていて恥ずかしくなるほどの純粋さって死を意識して生まれるものなのかなあ。最後にアニメのCMがあったけど観たいって思ってしまった。う~ん、オジサン一人で観に行くのはかなりかなり勇気がいるがここは作品の中の言葉を思い出さしてがんばってみようと思う。
大人になってしまった人にこそ観て欲しい
気にはなってましたが、タイトルの奇抜さと高校生の恋愛モノだと思い敬遠してました。
いい大人になり、もう感情は冷めきったモノだと思っておりましたが…。
想像以上に心が揺さぶられました。
心の奥にしまい込んでいましたが、私自身も過去に「僕」と似た様な経験をしておりました。
誰かと心を通い合わせる事の嬉しさ、喜び、1日1日を大切にいきる事。
忙しい日々により忘れてしまっていた、とても大切な事を思い出させてくれました。
原作もすぐ読みました。
作者の思いが強く感じられました。
終盤の描写が細かいので未読の方は是非読んでほしいです。
脱線してしまいましたが、映画は主演の2人の魅力が素晴らしかったです。他の人ではこうはならなかったと思います。
他の俳優陣も演出も素晴らしかった。
ここまで印象に残る作品は初めてでした。
この作品に出会えて本当に良かった。
アニメ版で感動して、今作でも感動した!!
・浜辺さん演じる桜良がスゴく魅力的で終始引き込まれた。桜良はいつも明るくて強く立派な娘に見えてるが、時折見せる弱い部分にやっぱり彼女も同じ普通の娘なんだなって思い胸がキュンとなった。
・とてもとても悲しい生命の終わり方で切なくてたまらないけど、12年越しの宝探しで見つけた遺書を読んだことによって、ようやく先に進めることが出来るようになった僕を観て心打たれた。
・これからも沢山のことを選択して生きていくのですが、選択したことによって出会う人々を大切に、選択したことによって訪れていく1日1日を大切に生きて行こうと思った。
セカチュウと似てると思ったが。。
途中までセカチュウっぽい話だなー。と思いながら見てた。ただ、結末の違いにこの作品の深さを感じた。やはり最後はどうしも泣けてしまう展開に。。ずるい。
浜辺美波のわざとらしいセリフが最初違和感ありまくりだったけど、段々慣れてくると可愛く見えてくる。無理にでも元気に見せているからああいうキャラなのかもしれない。
トラウマ
★通り魔殺人で死んだ
助けることができなかった
ただ待っていた
痛たかったやろな
どのみち死ぬのか
先生になった
手紙をみつけた
自分をゆるすことができるのか
自分を好きになれるのか
そして人を好きになれるのか
◆大人になった僕は.そんな感じやった
一型糖尿病を題材にした作品だと思う
作品の中では、「ある病気」としか言われていないが、血糖測定器やインスリン注射器を持っている(僕が桜良にポーチをとってと言われたところ)事と、台詞に「治らない」や「膵臓が壊れている」と言っている所からもそうと言えます。
女性はホルモンの影響で、10~20代は高くなりやすい、(一型糖尿病でしかホルモンの影響は受けない)共感できる所もあるけれど、ケーキバイキングや自分のお弁当を食べてから、人のを欲しがるのは以上だし、コントロールが悪くてあと一年くらいと診断を受けていて改善がなければ、短命になります。(過去には一型糖尿病は短命の病気とされていました)
高血糖で食欲が無限になってしまっているのか、昔はよく長生き出来ない病と言われていたので、その事を書いているのでしょう。
友達、家族、先生、病気と新たに仲良くなった僕との関わりを描いた作品で、亡くなった後も周りの人がどう過ごして居るかを忠実に描かれており、彼女に対する周囲の思いが涙を誘う。
あぁ、僕もいつか死ぬんだ
人はいつか死ぬ。
わかっているようで、実は目をそらし続けている人は多いと思う。
この映画を見終わったとき「あぁ、僕もいつか死ぬんだ」と思った。
小栗旬の「甘えていたんだ」という言葉がとても印象的で頭にずっと残っている。
人はいつか死ぬ。
どんなに今を懸命に生きていても。
どんなに生きたいと思っていても。
どんなにそばにい続けたいと思っても。
そんな生きることの尊さ、理不尽さが作品を常に包んでいたからこそ、
二人の一つ一つのやりとりが心に強く訴えかけてくるんだと思った。
星の王子さまを読もう。
そしてもう一度この映画を見たい。
生きること
タイトルがサイコホラーだけど、作品の尊さを表現する秀逸な言葉だった。一方通行じゃなくて、二人の間で交わされる言葉だったとは。
生きることは心を通わせることって真実が印象的。
お互いを認め合って、敬意と愛情を持ってこその、君の膵臓をたべたい。彼女は本当に、ちゃんと生きることができたんだな〜。
自分だけじゃなくて、周りの人の心も繋げる姿に感動。彼女が生きた証として、主人公と友達の関係が続きますようにって思う。
彼女が亡くなる展開はまさかだったけど、明日死ぬかもわからない、1日の価値はみんな一緒ってメッセージが刺さる。
いい話だった。
人生のベストセラーの1つ
面白くなかった人もいるみたいだけど、自分の意見を言うならば、見てて辛い。
この作品を見て何を感じるのかは、見た人、辛くなった人しかわからないと思う。
桜良のこともそうだけど、僕の事を考えるだけでも頭の中が作品に蹂躙される。
人生がとても辛く感じる自分には、いろんな意味でこの作品は良かったです。
原作も買ったので、今から読みます。
誰かと生きることが人生の醍醐味かも。
"日曜プライム" で鑑賞(録画)。
原作は既読。
映画公開前に原作を読み、観に行きたかったものの叶わなかったので、今回の放送を大変楽しみにしていました。
難病物の変化球を狙った小説かなと思っていましたが、読了後にはそんな偏見をものの見事に粉砕してくれました。
期待を凌駕する、瑞々しい感動を与えてくれました。不気味なタイトルと内容のギャップも去ることながら、そこに籠められた深いメッセージに涙が止まりませんでした。
桜良を体現した浜辺美波の透明感にやられました。天真爛漫で、主人公を振り回す様がとてもキュート。浮世離れしていると云うか、神秘的な雰囲気をまとっていて、天使みたいに主人公たちを導いてくれているようでした。
主人公の成長も感動的。他者との繋がりを絶って生きようとする彼が、桜良を思い遣るようになり、心に他者を受け入れるスペースが出来上がっていく様を北村匠海が繊細に演じていました。桜良のために流した涙が尊い。
原作には無い大人パートは、若手の出演者だけではヒットしないだろうと考えた興行側の力学が働いて挿入されたのだろうと勘繰りたくなりましたが、観ている内にそう云うことだけでは無く、ちゃんとした意味があったんだなと思いました。
死してなお彼らの心の中に生き続ける桜良は、それが元々彼女の理想とする人生の結末であり、誰かと関わらないと生きていけない人間の象徴だな、と…。大人パートがあることで、その側面が原作よりも強調されていたような気がしました。
運命の残酷さも描かれていました。
「神はサイコロを振らない」とはこう云うことか、と…。桜良のような運命を背負わされたとしても、自分の思うがままに生きていくことが出来るかどうかは全くの未知数。
1分先の未来に自分がどうなっているのかは誰にも分かりません。生き抜くことよりも、それまでどう生きたかが人生の結末を迎えた時に重要になって来るのかも。
桜良は病と向き合う中で自分の生き方や考え方を客観的に見つめ直し、人生のあるべき姿を発見したのかもしれません。
自分に欠けているものを持っている主人公に憧れを抱き、彼の方も自分には無いものを持っている彼女に惹かれていく。
桜良のひたむきな生き方が、彼女が死してなおずっと、彼らの人生の中に残り続けている。これこそが人間のあるべき姿であり、理想ではないのかなと思いました。
誰かが想い続ける限り、その人は永遠に生き続ける。
究極的な他者との関わりを描いた素敵な作品でした。
[以降の鑑賞記録]
2020/09/04:金曜ロードSHOW!
※修正(2024/03/15)
劇場で見て良かった
1回目 劇場観賞
3ヵ所ぐらい泣き所がある
主人公が共病日記を読むところ
恭子に当てた遺書
主人公に当てた遺書
女の子がとにかくかわいい。
演技も自然で、違和感なく見れる
終始かわいいので、シリアスな場面もなんか泣けない
通り魔に刺さされて死ぬ。
でもその前から、体の自由がきかなく
寿命は近い。
死ぬ理由が唐突過ぎて、面食らった感じ。会話の中で明日生きられるのはわからないよと、シーンもあるので、前置きはしてある。原作では?
会話を良く聞いておかないと、あとの話しにかかってこない。
主人公がメールで、一度書いた内容を消して、「君の膵臓~」の一行にするが、女の子も主人公と同じ内容のことを遺書に書き残している
女の子が主人公に惚れた理由が弱い気がする。
北川景子は、気にしないこと、いないと思うように見ること。あんまり関わりがないので。
主人公に共病文庫を見られて、2か月で、女の子が死んでしまう。
膵臓を食べることで、自分の中で生き続ける。
真実か挑戦か。
恋愛しない、恋愛映画。
いつも笑顔なのに、悲しい表情のときは画面に見せないようにする撮り方もよかった。
二人だけにしか通じない合言葉「君の膵臓~」
これだけで思いが伝わる。
2回目 テレビでの視聴
さくらが通り魔に刺されて死んだことに対しての周りの反応が希薄。
泣き崩れるクラスメイトや両親の犯人への恨み等の描写が全然ない。いくら先がないとはいえ、こんなかたちで娘の命が奪われることに両親の感情部分に触れてもいいのではないかと思った。
主人公だけはしっかり見せているあたり、主人公だけで事足りると考えたのか。
良作
吉田智子さんの脚本がとても良い。原作にない12年後の世界から小説の世界を回想するというストーリが映画として独立した作品となっている。(世界の中心で、愛をさけぶと同じ定番手法)原作を読んでから観たほうが、より理解を深めると思います。
共病文庫を読みに桜良の家に行った時に、原作では桜良の携帯メールを確認するシーンがあるが、映画でも入れて欲しかった。
全体を通して、浜辺美波さんと北村匠海君の演技はとても素晴らしく役者としての今後の成長を期待できる。
不完全に揃っているパズルのような印象
原作を読んでからすぐに映画も観ました。映画は主に未来に焦点を置いて描かれていて、原作を読んだ後ではこういう未来もあったのかと想像が膨らみました。個人的に山内桜良を演じた女優さんが自分の思い描いていた通りの"山内桜良"だったので、観ていて心地よかったです。
批判的な意見を述べておくと、完璧に揃ったパズルのピースのような原作を無理に未来に焦点を置いて改変しているので、パズルのピースが足りない部分が多く、説明不足な点が多かったなと思いました。特にそこどうなのと思った点としては、終盤に共病文庫を桜良の自宅で読む場面、春樹としては本当に知りたかった内容を知ることができたからこそ号泣したわけであり、共に過ごした日々の裏で描かれていた彼女の心情を知って号泣したわけではないと思っています。さらに、春樹が送った最後のメールについても、桜良に届いていたのかどうかは映画では触れられていませんでした。
映画では彼女が残した想いが時を超えて未来へ伝わるというコンセプトでしたが、やはり無理な改変をしているために不自然になってしまっている部分がありました。
こういう世界線もあったかもしれないな程度で鑑賞すると、より小説を読んだ時の想像も膨らむので良いかと思います。
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