メッセージのレビュー・感想・評価
全452件中、381~400件目を表示
ただのフラッシュフォワードやん!
手堅い。故に熱狂できない。というかこれアラン・ムーア『ウォッチメン』の影響?エイミー・アダムス演じるルイーズの「感覚」って『ウォッチメン』第4章「時計職人」描かれるDr.マンハッタンの「感覚」だろ?その素晴らしい表現に対して本作のはただのフラッシュフォワードやん!
あと地球外生命体に対する人類の選択もかなり『ウォッチメン』っぽい(もちろん『ウォッチメン』も『2001年宇宙の旅』『アウターリミッツ』等の影響を受けている)。本作がポジなら『ウォッチメン』はネガやけど。SFにはセンスオブワンダーを求めたい俺としては本作はそこまで評価できない
とはいえ地球外生命体との「文字」によるコミュニケーションの描写は新鮮だった。『未知との遭遇』における「音」をちゃんと更新できている!ただクライマックスで文字に字幕を出しちゃうのはズッコケたけどな。あそこはルイーズが声に出しながら理解するという描き方でよかったんじゃない?
『メッセージ』の時間表現に驚いている人にはアラン・ムーア『ウォッチメン』を読んでほしい!あの「時間感覚」の表現方法は既にコミックという形で完成されているんですよ!
『メッセージ』のメッセージは「愛ゆえに傷つくこともあるがそれでも愛することが生きることなんだ」ということだと受け取った。確かにそうなのかもしれない…ぐらいのテンション。正直ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は個人的にあまり相性が良くない気がする。『ブレードランナー2049』も期待せず待とう
『メッセージ』は自分の感想と世評との乖離という意味では今年ワーストかもしれん。いや面白いけどな
ドゥニ・ヴィルヌーヴとアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥは似た感じの印象。小器用に批評家受けのいい作品を連発するけど個人的にはまあどうでもいい感じというか…好き嫌いの問題やけんしょうがないな
『メッセージ』の多くの美点は否定せん。ただ凡庸な「時間感覚」の表現でさえ多くの批評家が評価していることが理解できん。あれだとただのフラッシュフォワード。その場その場で都合のいい「未来」を思い出しているようにしか見えん。それとも本当にただそういう感覚なの?だとしたら別に凄くなくね?
この「時間感覚」は『ウォッチメン』第4章「時計職人」でも描かれたんやけど表現方法がとにかく素晴らしいのよ!『メッセージ』の表現方法はその足元にも及んでない。やはりアラン・ムーアは偉大だ!
新しいSF映画
これまでのSF映画とは違う、静かな展開の中に、題名通りのメッセージが込められた、ヒューマン・ドラマ的な作品。
過去が過去に非ず、未来が未来に非ず。そんかトラップにマンマとかかり、最後にきて、そうだったの…って感じ😳
その点は、なかなかよくできていました。
単純にSF映画を期待してる方には、チョット物足りない感じはしますが、親しい人と観た後で、あれこれ感想を言い合って、確かめ合うにはいいと思います。
これぞSF
何の情報もなく観たので、よくあるSFアクション映画か?と思っていたら、しっかりと作り込まれたSFドラマに仕上がってる。ラストにどんでん返しや種明かしするこういう正統派SFは好きです。なんとも言えない不思議なストーリーでした。
第三種接近遭遇シミュレーション
未知との遭遇やコンタクトが好きな人は必見。インディペンデンスデイのような殺伐とした出逢いに飽きたところに登場。
ピレネーの城型UFOとでも呼ぶのか単純に幻想的。
主人公の年齢設定に頭が混乱しつつ楽しめた。
邦題が絶妙にイイ。某大国が無茶しなきゃ世界は平和だよね、というメッセージを強く感じました。かの国でも公開出来たのかな?
久しぶりに2度見したくなる作品でした。油断した…
思っていたのと違っていた
勝手にイメージしていたのと内容が違い過ぎて入りこめませんでした。
この作品は中盤迄にそこに気づいて、見かたを変えないと置いて行かれます。
私は中盤で眠気に負けてすっかり置いてかれました。
リピートしようか?迷い中?
あなたの人生の物語
原作短篇の骨子に忠実でありつつ、小説と映画というメディアの違いに応じたアレンジが見事にキマっている。宇宙船の巨大感や異星人の文字の映像化、音響は鳥肌もの。観了後は原作の「あなたの人生の物語」というタイトルをしみじみと噛み締めさせられる。いや〜面白かった♪
いろいろなメッセージが込められているのではてんてん
多分いろいろな解釈の仕方あるんやないかと思う。
いやぁー深い深すぎです。
ラスト10分ほどはもう鳥肌鳥肌で進んでいった
伏線をバンバン序盤に落としていってそれが最後に全部繋がるしで監督に脱帽
多分いろいろな解釈の仕方あるんやないかと思う。
これが言いたかったんかね
言葉は1番の武器になる。非ゼロ和
これです。
言葉っていうのは奥が深い!
テレンス・マリックが嫉妬する映画。
最近、方向性を見失っているテレンス・マリック。そんなマリックが観たら、必ずや、嫉妬するであろう映画です。 色々な示唆に富んだ作品です。主人公が映画が始まって早々に娘を難病で失くしてしまうという伏線もなかなか効いています。疑問に思ったのは、字幕に、聞きなれないことばが散見されたことです。「上将」、「諸国」など、普通の会話ではまず、使われないことばです。字数の関係で使ったのでしょうか。よく、判りません。
とにかく、あれこれ云っても今年、観た映画の中で最高の出来の作品であることに間違いはありません。
考える余白をたっぷり残している作品でもあります。それだけに余りに素っ気ない邦題が残念でなりません。
楽しむには原作の読了が不可欠
面白かったです。思考実験とかが好きな人は確実に楽しめます。
ただ、原作(あなたの人生の物語/テッド・チャン著)を読んでから行くことを薦めたい。(映画二回観る余裕のある人は除く。そういう人は、まず映画見て、原作読んで、そしてもう一度映画、というのが一番幸せになれそう)
原作はちょっと「風変わりな仕掛け」があって、短編のわりには読みづらいかもしれないし、この「風変わりな仕掛け」を通してかなり強烈な思考実験(=認知方法の組み換え)が要求されるので疲れます。白状すると私は少し苦労しました。
でも、原作を先に読むべき理由はまさにそこ。なぜなら、その思考実験こそこの作品の最大の醍醐味なのに、映画館で予備知識無しにそれを十分に味わうことはかなり難しい気がするから。・・・その先の理由まで書くとネタバレに近づいてしまうのでここらでやめておきますが・・・
映画と原作の関係は様々ですが、この場合はうまくお互いを補っているなという印象でした。両方それぞれに楽しめます。
星5つ付けたい気持ちですが、原作を先に読んでおくべき映画に対して満点をつけるには忍びないので4.5
チャレンジ精神溢れる映画。この監督がブレードランナーの続編任される...
チャレンジ精神溢れる映画。この監督がブレードランナーの続編任されるのもよくわかる。大作になればなるほどI.Qを下げなくてはならないところのギリギリをよく攻めてる。
けど、個人的には「コンタクト」の方が好きだし、チャーリーシーンの「アライバル」のほうがもっと好き
ネタバレしないように魅力を説明するのがちょっと難しい名作
ジャンルを説明しただけでネタバレになるヤツがあるじゃないですか。たとえば「実は地球だったモノ」とか。この映画はとあるジャンルのとある手法を採用していてそれがそれなのでおもしろさを語るのがやや難しい。
Arrivalでいいと思います❗
エイミー・アダムスの代表作品がまた1つ増えました。素晴らしい作品でした。
邦題を無理に変える必要性は今の時代では無いように感じます。イメージに悪影響がでる場合のほうが多いと思います。
内容には触れませんが、見終わった後にじわじわと感動を感じる作品です。是非映画館で。
異星人という「神」
人生を無駄に生きている自分にも悲しい別れはある。その喪失感に向き合うのは結構つらいものでもある。
この映画はそんな人にこそ観てほしい。
作りそのものはSFであり異星人とのファーストコンタクト物で派手に予算をかけた出来上がりになりそうだが、意外とそれほど予算をかけていなくテーマも外向きよりも内向きだ。しかし反するようだが、だからこそ「広がり」が感じられる。
もしも、超光速をする生命体がいるとしたら、それはどんな存在なのか?
そのアイディアが「あなた」の物語を「みんな」の物語にした。
映画ファン、SFファンではなく、かつて、また現在、喪失感に襲われている人こそこの映画をみるべきだ。
あなたは誰を愛し、また誰かを愛するその「幸せ」をこの映画は描いているから。
それをもたらすのは宗教でもメンタルヒーリングでもなく科学であり、あの異星人なのだ。それが、この映画の痛快な見所でもある。
自分はこの映画が大好きだ。
非常に残念‼︎
SFとしては、ET、未知との遭遇、インディペンデンスデイで見たシーンやストーリーを模倣してるなぁと感じ、この作品のオリジナル性はあまり感じませんでした。文字の解読に関しては2012年のプロメテウスを参考??よくあるパターンですが過去と未来がごちゃごちゃになり未来から解決方法も現代に持ち出すという手法。どこか、ちぐはぐで御都合主義の結論で終わり後味が悪い。
もう少しストーリーにも新規性がある映画と期待していましたが見事に裏切られました。美女と野獣を観にいくべきでありました。
全452件中、381~400件目を表示