メッセージのレビュー・感想・評価
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傑作
む、難しい…。けど面白かった。 未来感すごい。SFだけど妙に説得力...
ペンは剣より強し
何故、みんな低評価なのか
自分の気持ちをもっと相手に伝えようと思う
始まりから流れる音楽と映像が、
悲しく切ない空気を漂わせ何か寂しい気持ちにさせる。
好きです、この感じ。
派手な音楽や映像はなく淡々と、しかし圧倒的な情景が印象的。
時折過去なのか未来なのかわからない映像が挟まれる。
それが何を意味しているのか。最後に気付かせる展開。
「自分の気持ちをもっと相手に伝えようと思う」
一番印象に残ったこのセリフ。
外国人ならともかく同じ言語の日本人でも
相手と意思疎通を図るのは難しい。
突然現れた異星人との初めての交流という極端な例で
「相手の気持ちを読み取るためには相手を恐れず疑わない。
自分の気持ち伝えるには素直に熱意を持って必死で立ち向かわなければならない」といったことをこの映画は伝えようとしているのか。
発言する側も聞き取る側も、言葉の解釈を間違えれば
戦争が起きてしまうこの現実。何か教訓めいた映画。
だけどすぐには飲み込めない内容。
鑑賞後に考える時間を必要とさせる。
それがこの監督の特徴なのか。
考えさせられるのは未来が見えてしまうという能力が身に付いた
主人公の意思。この先の人生に不幸が訪れるのを知ってしまう。
それを回避することも出来たであろうに、それを受け入れる。
これは主人公の「愛」なのか。
この映画のもう一つのテーマなのであろうか。
不思議で静かで難しい。異色すぎるSFムービー。
【賛否両論チェック】
賛:飛来した異星人の目的や、主人公達が辿る運命等、散りばめられた謎の数々が思わぬ形で結実していく様が、哲学的で考えさせられる。
否:展開は極めて静かで、かつ内容も難解なので、気をつけていないと眠くなってしまいそう。「これじゃない」感もかなりありそう。
一言でいうなら、「すごく難しいSF映画」といった感じでしょうか(笑)。謎の異星人“ヘプタポット”の目的や、人類との関連性、そして悲しい過去を持つヒロインの未来等々、非常に科学的かつ哲学的な内容が描かれるので、結構難解です。あまり言うとネタバレになってしまいますので、詳しくは実際にお確かめ下さい。
一方で、SF映画にしてはアクションシーン等もなく、かなり静かな印象なので、
「もっと違うものを期待していた・・・」
とガッカリする方もいるかも知れません。そして下手をすると、思わず眠くなってしまうかも知れません(笑)。
何はともあれ、観終わった後に誰かと議論したくなるような、そんな作品です。
なんだかなぁ
触手
SFというより哲学書
恐らく、評論家の評価は非常に高いと思う。もしかしたら、あの「2001年・・」クラスに匹敵するSF映画の傑作として認識されるかもしれない。しかし、市井の一映画ファンとしては、本作は果たしてSF映画なのか?という思いを持ってしまう。
突然に、バカでかい浮遊体が世界数カ所に出現し、伝統的なタコ型宇宙人が乗船しているというからには、間違いなくSFなのだろうが、鑑賞後感としては、かなり難解な哲学書を読んだという感じだ。
SFの感じがしない理由の一つは、主人公が科学者でもなく、兵士でもなく、ロボットでもない「言語学者」であること、さらには、映画の背景が地球規模であるにもかかわらず、映画の主題が主人公の内面に大きくシフトしていること、そして何より宇宙人の目的が極めて曖昧、もしくは具体性に欠けて描かれていることだ。
勿論、それぞれは映画の中で語られてはいるが、そのとおりだとすればかなりの全体主義、統一主義であって、ちょっと納得できない。原作者が中国人であることがここではっきりと解る。
また、結局は主人公をキリスト教的な「聖人」的扱いをすることにより、収束を図っていると思われ、「メッセージ」の本質、すなわち時間軸を考え直すところの新しい観念(「文字」として具体化されている)については、主人公へ「諦念」を押しつけている感じもして、変な矛盾感を覚えた。
要するに、原作に大きく引っ張られた脚本であり、商業映画としての完成度は低いと思わざるを得ない。さらに大胆な脚色が必要だったのではと思ってしまった。
また、天才ヴィルヌーヴ監督の過去作における、あの「やるせなさ」というか、「えぐられ感」といったものが鳴りを潜めているのも残念。
眠くなる映画
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