メッセージのレビュー・感想・評価
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美しい世界
個人的には今年一番の作品。宇宙人の言語を習得するにつれ、新たな概念を習得していく主人公ルイーズ。サピア=ウォーフの仮説に基づいた設定は、物語の最後の最後ですべてを一つにつなげる重要な要因であり、原作のタイトル「あなたの人生の物語」の意味も、作品全体を見通すことで明確になってゆく。映像美、ストーリー、音楽すべてが美しく調和し、まさに総合芸術といっても過言ではない傑作。この作品を見て、自分はSF作品が大好きだと再認識できた。
ばかうけ
と、言っても内容に「ばかうけ」した訳ではない。あくまで栗山製菓の「ばかうけ」が劇中の宇宙船に酷似していたからである(後日、監督もジョークで「ばかうけ」をモチーフにしたというジョークを発表した)。でも、宇宙船のデザインは素晴らしい、もちろん菓子の「ばかうけ」のデザインも素晴らしいことは言うまでもない。
内容は私の苦手なタイムパラドックス+言語の理解なので、非常に上映中は苦しんだ。観た後で解説を読み、半分くらいは理解したと思う。
SFの名著であると聞いたので、私のようにタイムパラドックス苦手な人は鑑賞前に原作を読んでも良いのではなかろうか。
深い余韻、感動。
観ようかどうしようか悩んで、
やっぱり観ようとギリギリセーフで
劇場鑑賞。
観てよかった!!
私の中では2017上半期一番の
深い余韻に浸る感動作でした。
宇宙ものですが、派手なアクションなし。
淡々と進むストーリー。
いつも派手なアクションのハリウッド映画を
観てるので、
こんな感じの映画もあるんだなー
なんて。
だけど、
話にどんどん引き込まれ。
クライマックス、
いろんな点が繋がっていく感じ。
もう一度観たい。
「今を精一杯味わい尽くし、
今を生きよう。
そのためにも、
大切な人へ自分の気持ちを
ちゃんと伝えよう。」
映画から受け取ったメッセージです。
ジェレミー・レナー、知的な学者さん役、よかったです╰(*´︶`*)╯♡
「この世の終わり」を楽しもう。
I enjoy the atmosphere of "the end of the world" and the cloudy sky.
Everyone's hope is cut off, waiting for the end like a marionette in one corner of the room.
This is situation specific to SF movies.
And the future of mankind is entrusted to only one boy or girl.
I am thrilled.
The government's messenger arrives at her house with a military helicopter!
I am thrilled.
私は「この世の終わり」という雰囲気とうす曇の空を楽しみます。
すべての人の希望は絶たれ、部屋の片隅のマリオネットのように
終末を待つのです。
これはSF映画固有のシチュエーションですね。
そして人類の未来が、たった一人の少年あるいは少女に委ねられる。ワクワクしますね。
政府の使者が軍用ヘリコプターで自分の家に迎えにやって来るのです!!ワクワクしますね。
思ってたんと違う!
過去の喪失感やトラウマを乗り越えるような、
『わたしに会うまでの1600キロ』的な
再生の物語かなって思ってたら全然違った!
観てる途中から、アレ、これ違うわーとなって
スクリーンを凝視することに
再生やstarting overストーリーじゃなくて、
これは愛の物語だった!
アイザック・アシモフの「永遠の終わり」とか、
12モンキーズとか、
Suede の 「Stay Together」
等々の 過去作品を一気に連想してしまう
コアな動機は、
あなたがいるから! あなたにあいたいから!!
と捉えた
母性は待ち受ける悲しみさえも越えてゆく
タイムパラドックスが縦横に駆動して、
謎解き要素満載だけど、それにはあまり執着せずに
あの帰結、
ルイーズのあの最後のジャッジ、
あれ、自分に置き換えると 同じジャッジはできないなーって
想像しながら劇場を後にした次第
もう一度じっくり観たい
ドンパチSFを期待している人は気をつけましょう。ドンパチはありません。
宇宙人との接触を描いたSFの形ではありますが、親子愛、人類愛、哲学、宗教、政治、いろんなものを考えたくなる作品です。途中ハテナ?なシーンはありますが、最後にうまくまとまります。そして、静かに余韻に浸りたくなります。DVD出たら何度もゆっくり確認しながら観るだろうな。
邦題の『メッセージ』も、原題の『arrival』も、なんだかしっくり来ないけど、もしかしてそれも狙い?他文明とのコミュニケーションはニュアンスの違いを理解して、ナンチャラカンチャラ…って考え過ぎかな。
対話の力
ヒロインの言語学者がコミュニケーションの力を信じて勇気をふり絞って問題に対峙する場面が、カッコイイ!
頭が良くて気持ちがタフで心が優しい、憧れる女性像、惚れます。
ストーリーも程良く引っかかる場面を出しつつ、映画の終わりに全てのパズルピースがピタッとはまる構成。単純な驚きというより感動。映画館を出る時には心地よい疲労感を感じられました。
あなたの人生の物語
邦題「メッセージ」、原題「ARRIVAL」、それよりもテッド・チャンの原作短編小説のタイトルが一番しっくりきます。
意図的にミスリードを誘う冒頭の回想(?)シーンからある意味叙述トリックものともいえるかもしれませんが、言語による思考の変容という意味で「虐殺器官」を思い出しました。
個人的には映像にはなかった人民解放軍が考案したらしい麻雀牌でのコミュニケーション方法というのが非常に気になるのですけどねw
監督からのメッセージじゃないのかな?
宇宙人からのメッセージと言うより、世界中で起きてる戦争や、テロなどについて、なぜ戦うんだ。もっと平和になれないのかと言ってる。
子供はすぐ大人になる。小さい時は一瞬だから、子供といる時間を大切にしたい。もっと抱きしめたい。そう思った。
自分の子供はもう大人になっているけど、小さい時もっと一緒に過ごせばよかったと思う。
でも、今の子供たちを愛している自分を自覚したよ。
SFの形をとってるけど、子供、家族、人間の愛情を描いてる映画だよ。
おもしろかった
ばかうけ星人が書きだす字がなんかどっかで見たことあるような気もしたけど、墨汁を操作する感じで、3Dで、流線的できれいだった。
彼らの消え方も新しかった。
いろいろ疑問ものこるけど、おもしろかったよ。
最高につまらない
レビューを見て評価が良かったので劇場で観ましたが、最高につまらない映画でした。金と無駄な2時間を返してほしい。映画はよく観るほうですが、今までの人生の中でもワースト1、2に入る内容。タコ?イカ?が出てきて交信する意味不明な内容。どこがいいのか全く理解できません。皆さん、お試しに是非観てみてください。
えー、もう終わり、んー、モヤモヤ、でも何かいい。
実にメッセージ性に富む、正に今日の日本国民へのor 欧米人へのメッセージと受け止めました。即ち連帯せよ、言葉を持て、語り合え、とのメッセージです。フランスは歴史の、時間のメッセージを受け止めましたね。
それにしても、我が国の存在感の薄い事、12カ国の中には入っていたけど、日本の存在感は皆無。中国とアメリカを中心に話は推移。中国の圧倒的な存在感も実に今日的。何れにしても、12のピースを合わせて、初めて今後の未来への武器、情報という道具が提供されるという話らしい。
言語が武器になる。言語が思考を限定したり、規定したり、膨らませたりする。
表意文字
表意文字の中に時制が入っているとは、多分、それは立体的な、空間的な文字なんだ。3D文字なのです。そこに含まれる情報は格段に多く、それを操れるタコは、やはり、旧人類と新人類、クロマニヨン人とホモ・サピエンス以上の差なのです。
テーマ設定?が、生存、恐怖、愛、病気の治癒、武器、欲望、名誉、未知の領域への好奇心、探究心等、地球外生命との交流を通して、普遍性のあるテーマを追究しようとしているから、こうして、誰かに語りたくなるのでしようね。
世の中は何で出来ているか、言語、数学、道具、タコ文字の美しさ、音楽、数々のボイスやノイズ。
伏線が散りばめてあるのでしょうが、原作を読んでないし、一度しか見てないので、紬きれませんでした。
全編を通して、この宇宙は性善説を基に成り立ってるんだ、そう思おうぜ、というメッセージでしたね。
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