劇場公開日 2017年5月19日

  • 予告編を見る

メッセージのレビュー・感想・評価

全682件中、661~680件目を表示

5.0モノリス再降臨。

2017年5月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

・人生の意味が、急に定まる時がある。

『メッセージ(2016)』
原題:Arrival

※ 原作『あなたの人生の物語』
原題:Story of Your Life

(あらすじ)
地球の数カ所に突如として現れた巨大な半月型の物体で、世界は騒然としていた。
そんな中、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムズ)の元に、米軍からある物とコミュニケイトするようにとの依頼がくる。
どうやら例の半月型の物体は宇宙船で、ある物とは中にいる異星人だった。ルイーズは、米軍のウェバー大佐(フォレスト・ウティカー)に連れられて、数学者であるイアン(ジェレミー・レナー)と共に、異星人が地球に降り立った理由を探る。

画像にあるあの半月型の物体の佇まいを見て、映画好きの皆様なら直ぐに「モノリスじゃん!」となると思います。
ええ、「2001年宇宙の旅」です。
モノリスが現れて、猿人は骨を道具として使うようになり、空にポーンと投げてー、それが宇宙に浮かぶ軍事衛星になるーってシーンがありますよね?

町山智浩著「映画の見方がわかる本」の中で、(元々のシナリオから)”骨から核ミサイルのカットのつなぎは「武器を使うことで進化した人類が、究極の武器、核爆弾まで生み出してしまった」という意味がある。
2001年の人類は、今すぐに戦争を克服しないと滅亡するかもしれない切迫した状況にあるわけだ”とあります。
その町山さんの説に全く異論はありませんが、あの骨の最終形態は軍事衛星ではないと思うんです。

あの後、宇宙船の中へ移り、CAのねえちゃんが浮かぶペンを掴む。
つまり骨の最終形態は、ペンです。
当時あのペンは、「会話を自動的に文字にするペン」と説明されていたようです。が、キューブリックがそう言った証拠が見つからなかったので、こう言い換えます。
ペン=言葉(言語)を表現する代表的な道具。
つまり、人間は核爆弾という愚かな道具を生み出してしまうが、それは言葉、会話、つまり外交によって(戦争は)回避できる筈だ。と、キューブリックは言っているのだと思っていたのです。

本作の監督であるドゥニ・ビルヌーブも、きっと私と同じ考えの筈!
なんか嬉しい(勝手に)。
あ、本作は最終的な武器:言葉を得た人類が、その後どのように進化したのか、モノリスが、確認のために再降臨する話です。
きっと。

それだけではなく、人生の厳しさと喜びを教えてくれる。
覚悟をもって生きろ!と、乗り越ろと、逃げるなと、語りかける。
自分自身の深い部分に、触れてくる。
ストーリーは淡々と進みますが、最後まで見ると、急にこみ上げてくるものがあり。
恥ずかしいくらいに、泣きました。
やっぱり、私も覚悟しないといけないんだなぁ、と。

原題:Arrivalについても語りたいけど、ネタバレになるので止めておきます(あとニーチェの“永劫回帰”もテーマの一つであって、そこも2001年宇宙の旅と同じだと思う)。
素晴らしい映画とは、今まで何気なく生きてきた人生に対して、新たな気付き、新たな視点を与えてくれる作品だと思っています。
今のところ、2017年ベストは本作です!!

だからお願いです。
予告を観た方は、きれいさっぱり忘れてください。
あまりにも酷いミスリードです。
5月19日公開予定です。

全力でオススメします!

コメントする (0件)
共感した! 13件)
夏斗

5.0この映画を見るなら、ぜひnonlinear time (非線形の時...

2017年5月8日
iPhoneアプリから投稿

この映画を見るなら、ぜひnonlinear time (非線形の時間)を覚えてください

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Ian

5.0エイミーの一人芝居

2017年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

知的

難しい

幸せ

映画comの試写会に行きました。
エイミー・アダムスの一人芝居を見せられたようでした。
それはニコール・キッドマンが最高の演技をした「アザース」のように心に深く響かせるものがありました。「アザース」も異空間との交信、あの世との交わりがあったように、「メッセージ」も異空間のなかで、見事に演じきった彼女がいました。
確かに未知の知的生命物との接触がこの映画の見所ではあるのですが、
そこにある謎解きはあとの楽しみとして、みんなに見てもらいたいのですが、もうひとつの見所であるエイミー・アダムスの演技に焦点をあてるのも正解だと思います。
大体からして、この映画は「あなたの人生の物語」という短編小説の映画化だといいます。ある女性の、言語学者の人生を2時間のなかでまとめたといえます。その2時間のなかで、見せるエイミーの深い演技。
無意識のなかにも、眠りのなかにも入り込んでいった表情。
未知の生物との交信のときの我を忘れるような光景。
その横顔、とがった鼻の先、遠くをみるまなざし。
すべてがすばらしかった!

PS)こんな感想がいえるのも試写後の編集長のコメントで、僕の頭の
中のもやもやを解いてくれたからでしょう。
謎解きの呪縛から解き放たれたあと、もう一度観たくなる映画であることは間違い。そんな映画は年に何本もないでしょう。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
xtc4241

5.0鑑賞前に詮索しなくて助かった

2017年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

楽しい

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
cpeg

3.5時間軸に戸惑う

2017年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
映写技師

3.5コミュニケーション

2017年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

難しい

主人公の能力が全ての謎を解くカギになっているので、ストーリーの展開や登場人物全員のセリフを注意深く見ていないと「あれっ?」と言う事態に陥ってしまうかと思います。
邦題が「メッセージ」となっており、原題の「Arrival」よりは、的を得ている感じで、何を伝えたいのか?何を伝えれば良いのか?どの様に伝えれば良いのか?どこまで伝えれば良いのか?と言ったことが、物語の全体を通して描かれていたのかと感じました。
私的には、先が読めてしまった感があったので、期待していた程の感動は得られませんでした。
この映画は、政治家や国家元首の方々に見て頂きたいと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Pilot

3.5深い映画です

2017年4月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

知的

難しい

単純なSF映画ではないですね、派手さもないので。
ただ、ただ、深い映画だなと。
時間軸が複雑なので、途中こんがらがるとこがありますが、最後まで見終わった後に、なるほどそーなのかと感じるとこが多々あり、もう一度観てみたくなります。
シックスセンス的な感じで。
最後の方のシーンでの遺言の内容がなんだったのかとても気になります。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ロビン

4.5未来を知っても、いま以上に愛したい

2017年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
りゃんひさ

4.5頭を使うので反応が分かれそうですが、私は感動。

2017年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
pluriel

4.5あたらしいSFの傑作「メッセージ」

2017年4月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

『メッセージ』試写会@神谷町ソニー・ピクチャーズ試写室。SFの皮を被ったヒューマンドラマ。エイリアンから人類への提言「対話」という武器を使え…。エイミー・アダムスの思慮深い演技力。静かで地味で難解だがストーリーと映像に強く引き込まれました。ラストで全てが繋がり、感動できますよ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
くまねこさん

5.0思わぬ感動が胸を突く今観るべき映画

2017年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

東京国際映画祭で観て、思わぬ感動でいろんな場面で涙が出てしまって、日本の劇場公開でまた観られるのを心待ちにしている作品。
アカデミー賞作品賞他8部門ノミネートや、音響編集賞を受賞したのも納得できる、SF映画の新たな地平を開く傑作。
今まさに、世界情勢が不安定になっている中、異文化との衝突に、人類は、世界は、国家は、どのように対峙するべきなのか、さらに、一人の人間として、自分はどうするのか、静かに突きつけられます。
メッセージ、今観るべき、そして、ずっと心に残る作品です。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
Nikita

2.0微妙

2017年4月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

正直つまんなかったです。見終わった後うーん…って感じ。このようなストリーに時間軸のズレは合わないのかも
個人的にミステリーやウルヴァリンみたいな戦闘系でないと、時間軸ズレ系は面白くない

コメントする (0件)
共感した! 0件)
hyd e

1.0こんがらがってひねくれあがった映画

2017年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

5月19日に公開予定の映画「メッセージ」

なんだか時間軸がごちゃごちゃとこんがらがってひねくれあがった映画だったよ。
そんなタイムスリップ系の作品が好きな人にはオススメの映画だね。

ある日、巨大な卵型の宇宙船が地球に降り立つの。
どうして地球にやって来たのか、なにを人間に訴えたいのか。
その答えをみつけるために人間たちは異星人とコンタクトを取ろうとする。

ルイーズ役のエイミー・アダムスと、イアン役のジェレミー・レナーが異星人とコンタクトを取るために雇われる。
イカかタコの足のような異星人と会話しようとするルイーズとイアン。
彼らの辛抱強さが映画を観ていて可笑しかった。
まるで臨床心理士みたいなんだもの。
で、この異星人たちの言葉の解読シーンが恐ろしく長い!

もともと短編小説だったものを2時間近くのハリウッド映画に映画化したのだからどこかをのばさなくちゃいけないのかもしれないけれど、その、のばしにのばしたシーンがこの異星人の言葉の解読。もうのびきってしまったスエットパンツのゆるゆるゴム状態!

しかもその解読シーンのあいだに時間軸が過去に未来に現在にとぐちゃぐちゃに飛び回るから観ていてすっかり疲れたぷー子。

映画のなかで異星人とのコンタクト(言葉の解読)に必死になっているルイーズとイアンに宇宙人のことはすっかりまかせておいて、映画を観ているぷー子はこの時間軸の解読と必死に格闘していた。

そんでルイーズとイアンが異星人の言葉の解読に成功したときにはぷー子はもう、ぽりぽりと尻を掻きながら、「あら、そう? だからなんなの?」っていった感じ。

最後には世界を危機から救ってよかったね、おめでとう、ちゃんちゃん。のSF物語でした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ぷー子の感動が冷めるまえに、映画感想

4.5リアルなファーストコンタクト描写

2017年4月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

国際線の機中で少し早めに視聴しました!

SF映画全般で、さらっと流されてしまいがちのファーストコンタクトですが、本作では、ほぼ100パーセントが、異星人とのファーストコンタクトを行いメッセージを理解するまでが焦点となります。(インディペンデンスデーみたく、戦ったりはしませんw)

言語の通じない異星人とのファーストコンタクトは、こんな具合に進むのでないか!!と、リアルに感じられるストーリー展開です。
↑ゴジラが現れた場合の、政府対応描写がリアルなシン・ゴジラと、似たものを覚えました。

ネタバレになるのでストーリー記載しません!!
見終わった際の感覚だけお伝えするとすれば、インターステラーを見終えた際のものと同じ感想を持ちました。(終わった後にモヤモヤ妄想が膨らむ感じ。)
インターステラーがお好きであった方には、ぴったりの一作です♪

コメントする 1件)
共感した! 2件)
たいら

4.5観直して正解でした!

2017年3月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

3月の旅行で観たかった本作品が機内コンテンツにあったので飛びついたのですが、狭い画面で余りマッチしているとは思えない吹き替え版で、いまひとつ理解しきれていませんでした。
「キャストも一流なのにピンと来ない…、こんな筈はない」と思う以上に他の方のレビューを読んで、もう一度ちゃんと観ねばと決心し、そうして正解!!
とっても素敵な“メッセージ”を観ている私達に贈ってくれました!

それにしても、吹き替え版は残念でなりません。
肝心なセリフが発音なのか滑舌の悪さで聴き取れなかったりしたので、可視化の大切さも学びました。
あれだとちゃんとしたストーリーが届かない視聴者も他にいるのでは、と心配してしまいます。
まるで違う感動を得られました!

そして今、柿の種を食べながらレビュー打ってます(笑)。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
エルフの耳

4.0未来の思い出の様な作品。

2017年3月12日
iPhoneアプリから投稿

海外で見たけど映像が美しく印象的。水々しい。もう一度見たい。音楽も好きた。

コメントする 1件)
共感した! 2件)
mama−kun

ソラリスなのか?

2017年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

知的

オマージュがソラリスなら合点がいく。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
マッキー

5.0久々にカタルシスを感じた

2017年1月17日
スマートフォンから投稿

泣ける

悲しい

幸せ

12国にUFOが到来し、地球外生命体とコミュニケーションを取るために言語学の博士が呼ばれる。
地球外生命体との接触、
理数学者と言語の解読、
愛娘の誕生から死までの断片的な回想、
そして終盤に明かされる真実に、
切なさとカタルシスを感じました。
美しい映像と幻想的な音楽が相まってすごくよかったです。
ここまでの感動は数年振り!
おすすめです。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
あり

3.5アライバル

2017年1月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
Yavapai

5.0想定外のところにところに着地するセンス・オブ・ワンダーが印象的な印象的なファーストコンタクトSF

2016年11月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

突如地上に現れた12基の未確認飛行物体。米軍から彼らとのコンタクトを託された言語学者ルイーズは手探りで彼らの言語を解読しようとするが・・・。『未知との遭遇』、『コンタクト』に連なる異星人とのファーストコンタクトものですが、『複製された男』、『ボーダーライン』と作品ごとに全く異なる作風を採ってきた監督ドゥニ・ビルヌーヴ。よくよく考えるとどれもどうにもならない境遇に追い込まれた主人公が覚醒する話であったわけですが、これもその系譜。仕掛け的には『複製された男』に近く、冒頭から無造作に放り込まれるエピソードの破片が最後に結実、少しご都合主義な感じもありましたがちゃんと想定外のところに着地するセンス・オブ・ワンダーは見事だったと思います。ただ、やっぱり細かいところはポルトガル語字幕での鑑賞では理解しづらく、再鑑賞したいところです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
よね