メッセージのレビュー・感想・評価
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毛色の違うSF映画。
こちらもアカデミー賞ですっかり話題。
小難しい話かと思いきや…要は世界は一つ、皆平和に、ってことかしらん。
中国寄りな展開が気になるとこだけど、なかなか話は面白かった。
殻、もなかなか神秘的だしエイリアンも魅力的。どんぱちないSFなのに話ににめり込めました。
エイリアンが提供したもの
突然、エイリアンの宇宙船が12機、地球上に現れるが、何もしない。
人類は各国がそれぞれ、エイリアンとコンタクトを試みる。
アメリカ政府は高名な言語学者(エイミー・アダムス)にコンタクトを依頼する。
言語学者は離婚しており、引き取った一人娘を病気で亡くしていた。
人類はメディアの煽りで不安が増殖し、暴動が起きる。
今の超大国は果たして・・。
子供には絶対に理解不能な内容
結構難しかった。
途中眠気が襲ってきたが、
最後のシーンは出演者達がキラキラと輝いており、とても良かった。
将来夫や娘と別れるのを分かっていても
夫となる人と抱き合う姿がよかった。
もう一度観に行ったらもっと内容が入ってきそうです。
メッセージ(原題 Arrival)
残念ながらわざわざ見にゆくほどの映画ではなかった。効果音、画面、出演俳優などそれなりに、レベルが高いが、ストリー展開に無理がある。
公開前に高い評価をした映画評論家(自称?)たちへの信頼性を失った。この映画に関しては、ほめちぎる映画評論家には要注意です。
何度も挿入される主役の女性言語学者と主に子供とのからみの場面では、眠ってしまった。
個人的には、本年度最高のSF作品。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品は初見なのですけど。。
ほんとに独自の感性を感じました。
好き嫌いはあるかもしれませんが、この映画の中にある
”間”
のようなものが、とってもよくて、絶妙に心に刺さります。
あまり、この映画を大絶賛してるようなコメントなどで宣伝もしてないのでなんとなく埋もれていきそうな感じなのですけど。。
正直・・
「美女と野獣」なんかよりも。。
(すいません・・なんだか語弊があるのですけど「美女と野獣」も十分素晴らしい映画なのですけど「感動した!!泣けた!!」というほど泣けなかったので周囲に流されて泣くような映画でないという表現のつもり)
全然、泣いてしまい・・なんていうか嗚咽がでそうになってしまいました。
久しぶりに、本気で泣ける映画でした。
宗教観についての問題提起だった「沈黙」もかなり泣けるズシンとくる作品だったのですけど。。
僕は、「人生」を語るならこっちの映画の方が好きです。
この映画はいろいろとネタバレはしたくないので、書きすぎないように気を付けますが・・
10年に1本のSF映画だと思います。
まず・・この「メッセージ」というタイトルがすでにミスリード。
でも、このミスリードがあったからこその泣ける映画になりました。
興味のある方はなるべく情報を入れずに観にいってください。
「凄い映画でした。」
自分の中のいろんなものがひっくり返ります。
観終った後に、「人生」について改めて考えさせられました。
個人的には、「今年観に行くべき映画!!」と思ってます。
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出演: エイミーアダムス
ジェレミー・レナー
フォレスト・ウィティカー
もう、出演陣もそうそうたるメンバーなのでキャスティングが素晴らしいです!!
「哲学的」な部分もあって、脳への刺激も心地いい。
そういった部分も含めての演技合戦も見ものです。
★★★★★星5つ
深夜放送の「フランス映画」の様な佇まい
予告で一目惚れしましたが(^^;;
予告から期待した様な映画ではなかった。
でも、面白くなかったわけでは無い。
が、正直途中で置いてけぼりを喰らいました。
難しい(^^;;
これ、好きな人は
大好きなテイストなんだろうなぁ(^^;;
全体的にダークなおとなしめの映像。
ハラハラドキドキも、そんなにはありません。
うーん。消化不良(^^;;
「2001年宇宙の旅」を観ていたら
ちょっとは楽しめたのかな?
デートムービーには向きませんのでご注意を!
眠れない夜に深夜放送でやってくれてたら
ナンダカンダで最後まで見てしまう。
そんな感じ?
最後に。
中国が暴走するのは、
もはや映画界のスタンダードなんですかね(^^;;
なぜメッセージにしたのか。
原題はarrivalその題名だとなんだかすごく納得がいく。でもmassageってなると少し違う方向に行く気がする。結局中国の将軍に言った一言はなんだったのかとかそこらへんが気になり始めちゃう。でもarrivalって聞くと、話の終わり方とかに納得がいく。
2001宇宙の旅の続編?
「2001年宇宙の旅」のモノリスでは人類の進化を、この作品の角の取れたモノリスは、人類を時間の束縛から解放してくれたようだ。しかし物語は単調で「正解するカド」のほうが物語展開は面白い、それに異星人がタコというのはどうだろうか。最近時間の認識についてのSFが多くなってきているように思うが、宇宙物理学はいよいよ時間の認識の仕方に行き着いているようだ。しかし人類で問題を起こすのはやはり中国だとアメリカは思っているようで、これは中国では公開できないのではないだろうか。
エイリアン映画ではない
今会いにゆきます に壮大な宇宙 言語のテーマをくっつけた感じです。
エイリアンの姿や、ありえない状況を映画としてすんなり受け入れると
面白い映画。
地球外生物と接触した時、意思の疎通をはかるための言語に焦点を置いているところは、
リアル。
タコとシナ
またシナが出てきた、この映画もシナマネーでしょうか。
タコ型宇宙人との会話を始めようとするが
シナが先走って
先制攻撃を始めようとするが、主人公の説得で
危機を脱する、人民解放軍を潰してくれればと思ったが
そこはシナマネー効果か、将軍とのやりとりシーンがあり
えっ良い人に変身
早くシナマネー映画がなくならないとつまんないな。
音が良くても絵に難あり
全体的に絵のクリアさに欠け、見せ所でもある“殻”の力強さなどは全く感じられず非常に残念。
原作を読むと、如何様にも映像化できると夢想したし、淡々とした短編をどのように視覚化されるものかと非常に期待していたが、半ば裏切られた思い。
前半は非常に退屈だったし、まさかの眠気までも催した。
正直、原作もかなり難しいと思ったし、個人的にはそれほど楽しめなかったけれど、それより更に退屈感を覚えてしまった映画の前半…もしや伝説的な駄作かも!?と危惧したほど。
しかし、後半の脚色は非常に好感を持てたし、原作では感じることが出来なかったラストの重みや感動といったものも大いに感じた。
決していい映画とはいえないけれど、楽しむことはできた。
どうしても納得できないのは、ルイーズが超能力者かのような表現に見えてしまったところ。あの能力は文字や言語から派生するものだということを、もっと丁寧に表現しないと、作品の魅力が見いだすことができないのでは無かろうか。徹底的に説明的にでも、ヘプタポッドの言語について明快な読み解きが必要だと感じるところ。とはいえ、それをしたところで余計眠気を催すかもと思うわけで、なかなか難しいとは思う。それだけ難しいテーマであったことは間違いないわけで、その難解さを吹き飛ばすくらいの感動はあったと思うので、そこは大いに評価したい。
静かなSF
小説の映画化ということもあり、エンターテイメント要素はかなり少なく、静かにじっくり物語が進み、ある意味久々にSF映画らしい作品だったという印象。
宇宙人侵略モノは数あれど、一風変わった作品であったのは新鮮だったかも。
感想
正直、レビューや映画前半までの印象では酷い夢オチを想起させる内容で、大丈夫かコレ?…
理解が難しい映画との事だったのですが、全体はちゃんと物語がまとまっており安堵しました。
ただこの映画は画からの情報が淡白であり、受けて優位の、視聴者が勝手に意味合を付加し真の意味で映画を構築していくような造りでした
モノリス再降臨。
・人生の意味が、急に定まる時がある。
『メッセージ(2016)』
原題:Arrival
※ 原作『あなたの人生の物語』
原題:Story of Your Life
(あらすじ)
地球の数カ所に突如として現れた巨大な半月型の物体で、世界は騒然としていた。
そんな中、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムズ)の元に、米軍からある物とコミュニケイトするようにとの依頼がくる。
どうやら例の半月型の物体は宇宙船で、ある物とは中にいる異星人だった。ルイーズは、米軍のウェバー大佐(フォレスト・ウティカー)に連れられて、数学者であるイアン(ジェレミー・レナー)と共に、異星人が地球に降り立った理由を探る。
画像にあるあの半月型の物体の佇まいを見て、映画好きの皆様なら直ぐに「モノリスじゃん!」となると思います。
ええ、「2001年宇宙の旅」です。
モノリスが現れて、猿人は骨を道具として使うようになり、空にポーンと投げてー、それが宇宙に浮かぶ軍事衛星になるーってシーンがありますよね?
町山智浩著「映画の見方がわかる本」の中で、(元々のシナリオから)”骨から核ミサイルのカットのつなぎは「武器を使うことで進化した人類が、究極の武器、核爆弾まで生み出してしまった」という意味がある。
2001年の人類は、今すぐに戦争を克服しないと滅亡するかもしれない切迫した状況にあるわけだ”とあります。
その町山さんの説に全く異論はありませんが、あの骨の最終形態は軍事衛星ではないと思うんです。
あの後、宇宙船の中へ移り、CAのねえちゃんが浮かぶペンを掴む。
つまり骨の最終形態は、ペンです。
当時あのペンは、「会話を自動的に文字にするペン」と説明されていたようです。が、キューブリックがそう言った証拠が見つからなかったので、こう言い換えます。
ペン=言葉(言語)を表現する代表的な道具。
つまり、人間は核爆弾という愚かな道具を生み出してしまうが、それは言葉、会話、つまり外交によって(戦争は)回避できる筈だ。と、キューブリックは言っているのだと思っていたのです。
本作の監督であるドゥニ・ビルヌーブも、きっと私と同じ考えの筈!
なんか嬉しい(勝手に)。
あ、本作は最終的な武器:言葉を得た人類が、その後どのように進化したのか、モノリスが、確認のために再降臨する話です。
きっと。
それだけではなく、人生の厳しさと喜びを教えてくれる。
覚悟をもって生きろ!と、乗り越ろと、逃げるなと、語りかける。
自分自身の深い部分に、触れてくる。
ストーリーは淡々と進みますが、最後まで見ると、急にこみ上げてくるものがあり。
恥ずかしいくらいに、泣きました。
やっぱり、私も覚悟しないといけないんだなぁ、と。
原題:Arrivalについても語りたいけど、ネタバレになるので止めておきます(あとニーチェの“永劫回帰”もテーマの一つであって、そこも2001年宇宙の旅と同じだと思う)。
素晴らしい映画とは、今まで何気なく生きてきた人生に対して、新たな気付き、新たな視点を与えてくれる作品だと思っています。
今のところ、2017年ベストは本作です!!
だからお願いです。
予告を観た方は、きれいさっぱり忘れてください。
あまりにも酷いミスリードです。
5月19日公開予定です。
全力でオススメします!
エイミーの一人芝居
映画comの試写会に行きました。
エイミー・アダムスの一人芝居を見せられたようでした。
それはニコール・キッドマンが最高の演技をした「アザース」のように心に深く響かせるものがありました。「アザース」も異空間との交信、あの世との交わりがあったように、「メッセージ」も異空間のなかで、見事に演じきった彼女がいました。
確かに未知の知的生命物との接触がこの映画の見所ではあるのですが、
そこにある謎解きはあとの楽しみとして、みんなに見てもらいたいのですが、もうひとつの見所であるエイミー・アダムスの演技に焦点をあてるのも正解だと思います。
大体からして、この映画は「あなたの人生の物語」という短編小説の映画化だといいます。ある女性の、言語学者の人生を2時間のなかでまとめたといえます。その2時間のなかで、見せるエイミーの深い演技。
無意識のなかにも、眠りのなかにも入り込んでいった表情。
未知の生物との交信のときの我を忘れるような光景。
その横顔、とがった鼻の先、遠くをみるまなざし。
すべてがすばらしかった!
PS)こんな感想がいえるのも試写後の編集長のコメントで、僕の頭の
中のもやもやを解いてくれたからでしょう。
謎解きの呪縛から解き放たれたあと、もう一度観たくなる映画であることは間違い。そんな映画は年に何本もないでしょう。
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