メッセージのレビュー・感想・評価
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※寝不足、注意!
一言、よく睡眠をとって観ましょう!
状況が激変しないので、寝不足で観ると「なるほど」や「感動」が得られません。
何気無い会話や、表情も、自分におきかえて観れる余裕が必要です。
初デートには、不向き。
親しい人と観ましょう。
二人以上で観ましょう。
時系列バラバラ映画が苦手な人は、得意な人と観ましょう。
観たあとで、語りましょう。深い映画です。
(あくまで、個人の感想です。)
言葉で通じ合う
前評判のあまりの高さにやや踊らされた感があるが、それなりに考えさせられた。
異星人と主人公が次第に意思疎通を図っていく過程には爽快感を得られた。表情の分からない相手にはやはり文字言語なんだな、とありきたりな雑感。
異星人の書く前衛的かつ和のテイストを感じる文字も興味深かった。あれをどのような科学的知見に基づいて解析したのか、学のない自分にはさっぱり見当がつかなかったが、言語の持つ可逆性と予見性、汎用性が、家族や他人、世界をつないでいくというのが、邦題「メッセージ」の趣旨だろうかと感じた。
ただ、あまりに予見性がありすぎるのも生きていく上ではつまらんというか、しんどいというか…。それでも前へ進むというのは、よく分からなかった。それほど、我が子を失うというのは辛いのだと思うのだけどな。
静かな作品
突然現れた物体
世界の各地に
伝えたいメッセージは、何か?
その解明に、過去に悲しみがある
言語学者が、選ばれた。
原作の題名は、あなたの人生の物語
成る程 深い話だ。
映像と演技で表現できるのか?
僕は、なかなか良かった。
SFと言うよりも
あなたの人生の物語
である。
思ったほどでは・・
宇宙人とのコンタクトものということで、どこかで「未知との遭遇」
のイメージ(そんな宣伝もみたような気がして・・)でいったのですが・・・
出足は、何かいいかもしれない!と思って期待したのですが、中盤から、観念的な表現も多くなり、最後の中国の幹部とのやり取りなど
ないんじゃない?!と思いました。
難しいなぁ。
面白くないというわけではないのですが、正直 期待外れの映画でした。
異星人とのコンタクトや、設定はいいのだが。
原作「あなたの人生の物語」の設定が面白いだけに映画設定は面白い。また、原作を読んでからの方が面白く感じるかも知れない。
・面白く感じる理由
①観る人の脳を通常生活にある事柄から逸脱させ、ある意味ひらめきの様な感じを観た人に与える。
②SF映画によくある難しい「理論」「方式」がある。
(のめり込める要素)
③この映画は表側のお話と共に裏側にあるお話が進行する事。(ファンタジー好きならたまらない。)
しかし、原作の魅力を上手く使って映画を作ったか?と言われれば私はNOと答えたい。
理由としては(見て終わった後だから言える事だが)、主人公ルイーズに何でも任せっぱなしな映画だと思ったからだ。
相方のイアンも少しは手伝ったが、、、う〜ん、、。
周りの人達もそんなに居なくていいんじゃない?状態。
だから、ルイーズ以外の場面が凄く詰まらなく感じた。(ニュースやネットで宇宙船を報道するが、何も語る訳でも無いし)。そんなだったらポールバーホーベンの「スターシップトゥルーパーズ」の様に何か面白いまでとも言わないがネタ挟めと言いたい。
原作設定が良すぎただけにプラスアルファが無い映画。
最後に、中国人の役柄。今回は納得です。
軍事大国になり何やりだすかわからない様な中国の将軍を出した事は、世界的にも分かりやすい設定でした。
うーん。捻りすぎて、よくわからん。
『宇宙船のモデルは、“ばかうけ”だった』、監督が衝撃の告白をした(冗談ですよ)、話題の作品。
うーん、この手の接近遭遇ものでは、地球外生命体から人類がインスパイアを受けてしまうという事を描く事が多いのですが、これもその例に漏れません。言語学者のルイーズが、地球外生命体の言語解析を通じて色々と影響を受けていきます。
最初、素直に時系列に沿った物語かと思ったんですが、実はそうでは無い?途中から、「あれ?なんか変?」と気が付きました。でも、どうなんでしょう?子を失った学者が、自らの仕事(研究)を通じて、生きることに意味を見出して再生していくと言う形も有りうるかと思うんですが、この作品の場合は、そうではありません。逆に、この自らのこの先の運命を知ってしまうと言う事に直面してしまうんですよね。それでも、その運命に立ち向かっていくと言うのは素晴らしいと思いますが。では、最初の出だしの時の、ルイーズの落ち込んだ雰囲気は、何なのでしょうね?
ハリウッド映画での中国の存在は、もう完全に定番ですね。ロシアでも、イギリスでもなく、中国。それだけ、チャイナマネーが無いと、ハリウッドも進まないと言う事なのかもしれませんが。
ジェレミー・レナーが、理論物理学者の役で出ています。肉体派では無いジェレミー・レナーは、珍しい気もします(笑)。
スッキリしなかった
今放送中の「正解するカド」と設定自体は似ているような気が。
宇宙人がやってきたけど、即交戦とはせず、まずはその目的を問いただそうとするとは、軍人さん達にしては偉いですね。それにしても、あのフォルムの宇宙人と友好関係を結ぶのは、生理的に難しいのでは ないでしょうかね。
最後に種明かしをされても、結局何だったのか、スッキリしなかったです。
うまい
よく計算された伏線の提示とレビューで無理なく進む。なにげない学内の食堂だけで滲み出る不安。うまい。言語学がキーになるのは虐殺器官を思い出させる。
よくわからないのは、シャン将軍と話す時のルイーズの表情。
タイムマシンパラドクスに気付いたせいか?
どの視点で観るかで評価が分かれる映画
原題はARRIVAL
邦題はメッセージ
この違いだけでも観点が異なる。前者は宇宙人の介入による地球平和、後者は宇宙人の言語の意味に注目している。
SFによくある宇宙介入による地球破壊を望めば、本作はあまりに地味であり、期待はずれだろう。
また相対性理論やワームホール、宇宙理論も出てこないので、そういったSFを望んでも肩透かしを喰らう。
これは、宇宙人が、破壊されゆく地球に救世主的な役割を果たすリアリティのあるSFであり、「言語」が地球破壊や地球平和をもたらす「武器」になるという深いメッセージが述べられている。「言語(言葉)」が世界を一つにする、というのは、少し考え込んでしまうような内容である。
またこの宇宙人の言語には時制がないため、過去も未来も全て現在形で表現される(らしい)。そのためか、この作品は現在も未来(過去)も並列で描かれる。主人公のHANNAHという子供の名前は後ろから読んでも同じ、というシーンが何度か出てくるが、過去も未来も同じ、よって時間が存在しない、という老荘思想的な時間論を描く手助けをしている。未来を透徹した目を持つ者(ルイーズ)だけがわかる世界なのだろうか。
相変わらず、最近のSFは米国と中国の一騎打ちであり、日本は蚊帳の外である。チャイナマネーなくして成り立たなくなったハリウッドの今が悲しい。
人間の未来は
邦題『メッセージ』より原作の短編『あなたの人生の物語』と言う方がしっくりくる。
SF映画では久しぶりに面白い映画だった。
SF好きならアーサーCクラークの名作『幼年期の終わり』『2001年宇宙の旅』をイメージするかもしれない。
柿の種の様な謎の存在が突然世界各地に現れる。
これはいったい何だと世界が騒ぎ出す。
ここまではベタなファーストコンタクトSF映画。
そして主人公の過去の娘を失った事への悲しみの映像から始まるともしかしてタルコフスキーの『惑星ソラリス』と近いのかと思いながら見出すが途中ではたと気付く。
なるほどと!
SF映画でたくさん描かれてきてる異星人とのファーストコンタクト物。
描き方を失敗すれば二番煎じだとか言われかねない。
エイリアンとのコンタクト方法もエイリアンの造形(タコ足宇宙人)もご愛嬌というところ。
しかしこのエッセンスを映像としてここまで見せてくれるのは監督の才能ですね。
書のような異星人の文字は中塚翠涛さんの書を思い浮かべた。
柿の種型の宇宙船?も2001年宇宙の旅のモノリスのようだったし過去のSF映画のオマージュもある気もしますね。
彼等は何故地球にきたのか?
そして何を伝えたいのか?
人間たちはとういう行動を起こすのか?
彼等と出会ったことで人間たちはどう変わって行くのかと想像は膨らむ。
昨今のSF映画は派手なCGとドンパチで食傷気味だったが久しぶりにじっくり見られる映画でよかった。
また監督のドゥニ・ヴィルヌーヴはこれこら公開予定の『ブレードランナー2049』も監督しておりこちらもいまから楽しみだ。
"ばかうけ"からのメッセージ
「メッセージ」字幕版で鑑賞。
*概要*
ある日、突如として地球上に降り立った巨大な球体型宇宙船。言語学者のルイーズは、謎の知的生命体との意思疎通をはかる役目を担うこととなり、“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを探っていく。
*主演*
エイミー・アダムス
ジェレミー・レナー
*感想*
開始早々、冒頭から独特の雰囲気で、何度も睡魔に襲われましたw
感想は、まぁまぁでした。そんなに面白くはなかったです。
あの物体はどこから来たのか、なぜやってきたのか、言語学者ルイーズが解き明かすのです。劇中に何度かルイーズの頭の中でフラッシュバックが起こるのですが、その意味が後半になると分かるのですけど、まだ少し解らない部分があったので、1回観ただけじゃわからないです。もう1回観れば分かるかな。。(^^;
あと豪華キャストの演技、落ち着いた雰囲気、BGMが素晴らしかったです。(^^)
監督曰く、あの物体のモデルが日本のお菓子"ばかうけ"だったらしいですね。正直、驚きましたw
何度も眠たくなりましたけど、、色々と考えさせられる作品でした。\(^^)/
武器を提供
未来が見えてしまう主人公ですが、それでも前に進んでいこうというシーンはとても素敵でした。理解不能な宇宙人の文字をみるみる解読していく主人公を見て、言語学者の凄さも分かりました。
話が進んでいくにつれて、これからどういう展開になっていくのかが気になってくるので、飽きることはありませんでした。楽しめた。
噛めば噛むほど空想が膨らむ、これこそSFだ。ドゥニ・ビルヌーブの演出力の勝利
アカデミー賞では作品賞や監督賞を含む、6部門もノミネートされながら、音響効果賞の1冠だけ。いつも通りのSF作品への”シオ(塩)対応”だが、世界的に大ヒットしたSFの新機軸である。
原作は、中国系アメリカ人テッド・チャンの短編小説、「あなたの人生の物語」(Story of Your Life)。テッド・チャンは本業がテクニカルライターなので、25年を超えるキャリアで20作品に満たない超寡作主義のSF作家である。短編ばかりなのだが、すべてがハイレベルいう創作の天才でもある。
しかし、この原作はいったいどうやって映画化するんだ?って感じの代物。言語学という切り口でエイリアンとコミュニケーションするという難解な内容を持ち、その言語学の話が、物理学を勉強した人でないと知らない。"ラグランジュ力学"というものを使った話なのである。また、7本足(ヘプタポッド)のタコ型のエイリアンって、造形としては昭和世代に懐かしい古いタイプの宇宙人だ。宇宙戦争でもなく、人間 VS エイリアンでもない。映像化するにもジミな風景しか浮かんでこない。
これは監督ドゥニ・ビルヌーブの演出力の勝利なのだ。地球へ襲来してくる宇宙船の造形や数、地球側の各国政府や軍隊の対応、そのエイリアンとのコンタクト方法、すべて映画オリジナルである。タイトルも"Story of Your Life(あなたの人生の物語)"でなく、"Arrival(到来・出現)"であって、つまり小説の実写化ではなく、完全な映像リメイク版といっていいだろう。しかし原作の”いいところ”を推し量ることができるようになっている。このドゥニ・ビルヌーブ監督が、今年秋の話題作「ブレードランナー 2049」(名作の続編)に抜擢されたことに、心がときめく。
とはいえ、原作のエッセンスを知っていたほうが理解は早い。「あなたの人生の物語」はそのタイトル通り、"あなた(You)"=2人称で書かれている。まだ生まれていない”わたし”の娘”あなた”に対して語りかける。つまり未来を予言するようなSFなのである。エイリアンとの遭遇によって、未来を理解する能力を得てしまった博士の話。ここを押さえて観れば、いろいろ分かってくる。
それにしても人間の概念と、宇宙人の概念が違うという局面を理解するのは、アタマの固い人、常識にとらわれすぎの人には難解だろう。あなたはどうでしたか? 2度観たほうが、より理解は進むかもしれない。
もしかして未来に生まれる娘は、遺伝的または後天的に、博士の予知能力を得てしまっているのかなぁ…なんて考え始めると、噛めば噛むほど空想が膨らんでいく。これこそSFだ。すごく面白い。
(2017/5/19/TOHOシネマズ日本橋/シネスコ/字幕:チオキ真理)
催眠術にかけられたような(_ _).。o○
異星人の地球侵略なのか!?
突如全世界に現れる予告から気になる変な形の円盤
侵略なのか友好なのかを確かめるべく政府から依頼を受ける言語学者の主人公・・・
所々に愛娘との思い出が、走馬灯のようにカットインしながら言語解明していくわけですが、過去なのか未来なのかが、最後に・・・
アルマゲドンやインデペンデンス・デイのような派手な演出もアッと驚くような描写もありませんが、ラストはえ!?そういう事なん!?
終始催眠術にかけられてるように睡魔に襲われながらボ〜〜ッとしながらの鑑賞でした。
☆3
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