メッセージのレビュー・感想・評価
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原作みないほうが楽しめるのでは?
あえて原作未読のまま見に行くことにした。
それが会えて良かったと思う。途中のネタバレに、あっ! そういうことなのか! と感動できたからである。
言葉のくだりはいまいちわからなかった。そのあたりは原作を読まないと理解不能だと感じた。
映画ならではの雰囲気を楽しむべき映画であろう。
よく見ると今回のエイリアンは象さんみたいで可愛いと思う。
TOHOシネマズ府中にて観賞
身構えてても、思考の外に回り込み語りかけてくる。頭に良い刺激になるし、もう一度観たいと思わせる。
主人公が選ぶのは類を見ない悲痛な道に唖然とするが、どこか作り手の目線は優しい。際どく難解な方へ落ちていないのも好ましい。
演出、脚本、編集、音楽、音響、CGのコラボレーションが見事だ。
中盤のテンポとフォレスト・ウィティカーのミスキャストは惜しい。
邦題w
原題の方がしっくりくるかな。
もっと殺伐としてるかと思ったらそうでも無かった。
内容もそれほど見応えがなく満足したか?と言われれば否。
それになんでキーポイントがシナなのかな?
原作を読まないから滅多なことは言えないが…
ヘクタポットが地球に持ち込んだ「言語」がどのように武器につながるのか、結局理解できなかった。
また主人公の回想シーンが未来なのか過去なのかわかりずらかったかと。
でも劇中で出た「文字」はなかなかセンスいいと思う。
ジェレミーレナー老けたな…
まじめかっ!中途半端なSFドラマ
監督の自慰的な思い出作られた単館ムービーのように、もったいぶって、ゆっくり話を進める映画だと感じました。
その割りに、感動が出来ませんでした。
そんな言い方したら、単館ムービーの名作たちに悪いですね。
上映時間が3時間を超えてるのか?と思えるほど、退屈で、辛い時間でした。
本格SFのような理屈をつけてきますが、結局言葉足らずだし、最後で破綻しています。
インテリぶってるわりに、エイリアンのデザインはかなり“アレ”なので、驚きました。
映画館で観るよりは、レンタルや配信などで、ゆっくり観るとイイかもです。
間違ってもデートでは行かない方がいいんじゃないですかね(^.^;
この映画、ばかうけにだいぶ助けられてるのではないか
SF作品に対して、あらゆる謎や設定をつまびらかに説明しろなどと、無粋なことを言うつもりは全くない。
それにしたってあまりにも核心を投げっぱなしにして閉じられたので「なんかそれっぽい雰囲気で煙に巻かれた感」が否めない。
主人公の過去かと思われた娘との死別が実は未来の話であることが明かされたシーンこそ盛り上がったが(少なくとも一見しただけでは)腑に落ちないシーンが多すぎる。
数千年後の宇宙人たちの危機などはどうでもいいが、いつ主人公が未来予知能力を何の説明もなく身に付けたのか(ETよろしくガラス越しに接触したシーンか?そんな超能力の伝授っぽい雑さで受け継がれていいのか?)、結局宇宙人がもたらした武器・彼らの言語はどのように凄いのか(時間がどうこう言ってたがそれによって未来でブレイクスルーが起こってるように見えないし誰もが未来予知ができるようになってもいないし)、ラストで中国人の将軍と話すシーンでも、総攻撃を思いとどまらせたことを主人公は全く覚えてないようなマヌケな表情で話を聞いてる一方で逆に将軍はこのやり取りが過去へ干渉することをわかっている素振りだったり、結局なんで地球上のとりとめもない12箇所にわかれて宇宙人どもが行動をしていたのかとか(本当にただ地球人に連携して欲しかっただけなのか?結局世界は連携などせず、チート予知能力者のアメリカ人ひとりで何とかしただけだったが)、まぁとにかくいろいろ解らない、釈然としない。
分裂する国際社会への皮肉と、協調・協力することへのエールを見出すこともできるが、それこそ強い“メッセージ”を感じられない薄味な印象しか残らなかった。
低予算らしい工夫が面白い場面がたびたびあった。序盤の導入はハイテンポで、航空機が空を飛ぶ音だけを聞かせてそれを描写し、駐車場内での接触事故によって生々しい、過剰すぎない社会の混乱や動揺をエコノミーに表現しているように感じた。
宇宙人のチープすぎるビジュアルは逆にいい。ダサかっこいい。
ばかうけのガワのデザインはカッコいいが、中身はいくらなんでも手抜きが過ぎないか?
麻雀で会話を試みた人民解放軍のシーンを円盤特典にしてくれればレンタルで見るかもしれない。
何度か見ればわかる謎もあるかもしれないが、そのために何度も見返そうというモチベーションを起こさせる強い魅力もないのだ。
楽しめましたが
ストーリーに一つ言いたいことが有って、それだけを少しづつ明らかにして行く様な流れです。
シャラマン監督とかみたいな。
その内容が設定と伴に受け入れられるものだったら、傑作になるだろうし、その辺りは人によって評価が変わるかと思います。
で、どうなのかと言うと、そう新しくも無く、スッキリ腑に落ちる感じもなく。
ただ、過程の描き方が良いので、映画自体は楽しめました。
途中でオチを説明するためのセリフがいくつか出てくるんだけど、少し唐突な、浮いてるようなところを感じた。
外国語を習うと、考え方も変わるってのは、わかる気がするけど。
この映画の肝は、じゃあ宇宙人の言葉を理解したら、思考はどう変わるのか?ってアイデアを広げたのかな。
それにしても、エイリアンのデザインがまさかアレとは。
断じてSFではないなぁ
最初にプロローグ的に見える娘の映像は未来視によるもの。
宇宙からの飛来物(ばかうけ)が世界中に12体。
騒然とする世界。
ばかうけの中にはスルメになりそこなったような7本足の宇宙人がわけわからん言葉で何か話す。
各国それぞれに調査して、侵略と断定して攻撃する国も…
すんでのところで言葉を解読することで事なきを得るとともに、未来視の能力?まで。
どうもその言葉を理解すると未来まで読めるようになるようで。
その力でスルメは3000年後に人類に助けてもらうんだそうな。
SFと言うよりはミステリーかな。
静かに始まって静かに終わった感じ。
不幸な結末がわかっているのに結婚、出産を受け入れるのは考えさせられる。
未来視ができても未来が変えられないなら嫌だなぁ。
時計を見た回数 2回
arrival 20161029
去年の東京国際映画祭特別招待作品で、どうしても観たいと思ってPC前でチケット争奪に参加したが、受付側トラブルにてあっさりノーゲットの憂き目にあい、だからか益々もってお待たせ状態だった今作品。やっと鑑賞することが出来、その期待に応えてくれるかとの不安が入り混じってのワクワク感であった。相変わらずソニーピクチュアズの高デザイン性に期待のボルテージも昇りっぱなしだ。
で、いきなり感想だが、非常に哲学的形而上学的な問いかけが頻繁に突きつけられる疲労感の濃い内容であった。SFとは食い合わせが良いので、この手の作品はスタンリーキューブリックを出すまでもなく、古今東西多くのプロットが存在するのだろうが、その中でも何とかハリウッド的に纏まった作品なのではないだろうか。
異星人とのコンタクト、即ち外国人とのコミュニケーションの難しさ複雑さを表現しているテーマ性において、メタファーとしての『ヘプタポッド』及びそれが発する異形の象形文字を演出することで相互理解に努力することを表わしている。だがその努力だけでは難しい時、“最終兵器”が登場し、物事が解決していくというストーリー展開となっている。
かなりご都合主義的な要素もあって、その理論性は凡人である自分には解りかねるのだが(法則や定理も台詞回しの中で登場するので考えていると置いてかれてしまう)、キモはその無限ループ、つまり始まりと終わりが繋がっている『環』の状態となっていること、だからエイリアンの吐出す墨状の文字もまた、『環』を描き、微妙な形状違いでワンセンテンスの文を形成している。まるで主人公の未来の子供に名付けられた『hannah』のような回文のように・・・
問題を解く答えは結果にある。およそ時間という概念を持つ人類には理解しがたい構造も、それが可能であるかのそうな錯覚を得られる演出効果、イメージの植え付け、理論的音楽等に、観ている自分が絡め取られるかの如く、ストーリーに心酔してゆく。
こういうところにハリウッドの底力を感じる映画であった。
決して派手ではないけれど。
個人的に、時系列がバラバラで最後に意味がわかるストーリーが好きなのでとても楽しめました。
派手なSFが好きな人はちょっと期待はずれ、と思う部分もあるかもしれませんが、謎を読み解くドラマ・ミステリーとしてみると、吸い込まれるように見れるのではないかと思います。
色々と解釈がわかれるところがあると思うので、映画が終わった後に感想を話すと違う発見があって面白いかも!原作を見て見たい。
2回目はまた違った視点での解釈で、と何度も楽しめそうでした。
娯楽映画ではないかも
好みの別れるところかもしれません。
SF には違いないのですが、いわゆるマーベルコミックみたいな賑やかな宇宙人対人類 ではなく、協調 をテーマにしている内容だったので、若干退屈してしまいました。
が、考えさせられることは多くあり、よい映画だったのだと思います。
誠実に作られたコンタクティ映画
ばかうけが現れてさあどうなる?って映画。
実に丁寧にファーストコンタクトが描かれていてそこだけでも見るべきと言える。映画でしか伝えられない感覚が表現されていて素晴らしい。
ただ詳しい解説が欲しいかもしれない。
「スローターハウス5」をちょっと連想した。正直地味だが丁寧に伝えたいメッセージを語っている映画でした。
なんでエイリアンがタコなんだろう?という印象はさておき、時間の流れ...
なんでエイリアンがタコなんだろう?という印象はさておき、時間の流れがよく掴めなくなった。
正直、期待し過ぎたかなぁ…
最近、「プリズナーズ」をテレビで拝見し、面白かったので、期待して行ったのですが…
原作を読んでいないのでなんとも言えませんが他の方が言われているように、かなり原作に忠実?で雰囲気もバッチリでした。終盤にかけて謎が解き明かされていく演出もヴィルヌーブ監督らしさが出ていてよかったと思いました。
ただ、SFものにしては、あまりにも盛り上がりに欠けるお話なので、そこが肌に合わない方には退屈かと。
原作によってかなり評価が分かれる監督さんですね。
次回作もブレードランナー続編でSFですが、まぁ前作も名作ですがかなり暗〜いお話でしたし(笑)雰囲気は合ってるかも。
個人的には 「羊たちの沈黙」や「セブン」のようなサイコサスペンスやスリラーものを撮って欲しいです。
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