「緊迫感のある映像 情緒をゆすぶる音楽 楽しめる作品でした。 個人的...」メッセージ 博多獺さんの映画レビュー(感想・評価)
緊迫感のある映像 情緒をゆすぶる音楽 楽しめる作品でした。 個人的...
緊迫感のある映像 情緒をゆすぶる音楽 楽しめる作品でした。
個人的には植民地化のプロセスとして人類に言語を学習させることを目的として現れたエイリアンとコンタクティの出会いを描いたものとしてみました。恐らく中国の将軍?の奥さんも同様なコンタクティであり、死の間際に言語学者の女性から電話があることを予言していたのではないかと思います。「三千年後助けてもらう為」と言っても、奴隷化した人類にある意味助けてもらうということでしょうね。「助けてもらう」という言葉で女性を懐柔するとはなかなかです。この映画を見ている人も人エイリアン救済の糸口とでも見たのではないでしょうか?『言語帝国主義(げんごていこくしゅぎ)とは、ある地域で特定の外国語が、その政治・経済・文化・軍事力により圧倒的な影響力を持つこと。』(ウイキペディア)いずれタコの言語が人類のそれを凌駕するとき平和的な侵略が完結するそれが三千年後ですよ、という今までにない切り口。言語を侵略の武器として使うというのはSFとしては斬新。戦後沖縄でも島言葉を使うと大和人に罰せられたのだもの言葉は怖いのよ。ざっくばらんに言ってしまえば、第一助けてもらいたいと願うテクノロジーも人類のそれより進んでいると思わしきエイリアンが人類の言語をあらかじめ学習していないとはありえない、未来では人類の言語も理解しているはずで、わかっているのに使わない意図はやはり人類に対する優位性の誇示であって・・・・なんてね。
面白いからぜひ見ようね。