「宗教と信仰」沈黙 サイレンス HIROXさんの映画レビュー(感想・評価)
宗教と信仰
キリスト教という宗教の欺瞞を洗脳的に見せながら、信仰自体は自らの心の中に見いだすものだということを上手く描いてると思う。
キリスト教は日本人の宗教観とは相容れないけど、それすら自分たちの好みに変容させる民衆を幕府は恐れ間違ってるとしたんではないかなあ。
ロドリゴやフェレイラの棄教はそこに気がついたからだと信じたい。沈黙する神に真理を見いだすのはまさに仏教で言うところの悟りではないかと。
それは決してキリスト教を否定してるわけではないと思う。
何を信じるのかという見た目の表現が違うだけで、信仰とは個人の心の中にあるものであり、それは宗教とは違うものではないかと強く思った。
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