「沼地に根ははらない」沈黙 サイレンス いやよセブンさんの映画レビュー(感想・評価)
沼地に根ははらない
遠藤周作の小説をマーティン・スコセッシが映画化、切支丹弾圧をどのように描くか興味津々。
17世紀の日本、キリスト教の伝道師が次々とやってくる。
切支丹を封じ込めるため幕府は踏み絵で宗教からの切り離しを図った。
また、伝道師に対しては卑劣な脅しで棄教を強制していく。
幕府側のボス、井上筑後守(イッセー尾形)や通辞(浅野忠信)と伝道師との問答や、裏切りを続ける切支丹キチジロー(窪塚洋介)との関係で、日本の権力者の思惑のみならず、宗教文化風土まで論じていく。
この時代の日本を見ていると、なんとなく今のトランプアメリカが想起された。
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