MERU メルー

劇場公開日:

MERU メルー

解説

難攻不落の「世界一の壁」と呼ばれるヒマラヤ・メルー峰シャークスフィン登頂の模様を捉えたドキュメンタリー。北インド高度6500メートルにそびえるヒマラヤ・メルー峰のシャークスフィンは、連続する障害壁などから多くのクライマーにとって悪夢の山とされ、だからこそ挑戦せずにはいられない難攻不落の壁として知られている。2008年10月、コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの3人のアルピニストがこのメルー峰に挑み、7日のツアー予定は、結果的に倍以上の日数を要する大チャレンジとなった。本作の監督も務め、「ナショナル・ジオグラフィック」の山岳カメラマンでもあるジミー・チンは、2台の小型カメラでこのチャレンジの一部始終を記録。大自然の脅威に果敢に立ち向かう3人のクライマーたちの姿を圧倒的な映像で描き、2015年のサンダンス映画祭で観客賞を受賞した。

2015年製作/91分/G/アメリカ
原題または英題:Meru
配給:ピクチャーズデプト
劇場公開日:2016年12月31日

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(C)2015 Meru Films LLC All Rights Reserved.

映画レビュー

4.0岩壁への超絶アタックに驚愕。登山家の劇的な生きざまに感嘆。

2016年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

知的

前の冬には「エベレスト 3D」「エヴェレスト 神々の山嶺」という登山をテーマにした劇映画2本が相次ぎ公開されたが、今度はガチのドキュメンタリー。 共同監督のジミー・チンと2人の仲間は、ヒマラヤ山脈メルー中央峰の「シャークスフィン」に挑戦する。海面から突き出た鮫のヒレのごとく、ほぼ垂直にそびえる三角の岩壁を、1週間以上もかけて登るのだ。荷物運びも伴わず、自分の体重と変わらぬ装備一式を背負い、夜は岩肌にぶら下げたテントで休息。予想外の吹雪で足止めされ、日程が倍以上に…。 なぜそこまで過酷な挑戦をするのかと疑問に思わずにいられない。なにか哲学的な、人間存在への問いかけを、体を張って実践しているようにも映る。 見どころは彼らの登山だけではない。3人の人生、生きざまがまた劇的。そんな悲痛な体験をしてまで、なぜ登り続けるのか。登山家にならないと真の理解は不可能だろうが、すごいことだけは伝わる。

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高森 郁哉

3.5誰も成し遂げたことがない登頂を目指すクライミングのドキュメンタリ

2023年5月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

絶壁でテントを下げて過ごすシーンなど、実際に登った彼らの残した映像だからこそのリアルな様子を緊張感を持ってみることができた。

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にち

4.0理屈ではないですね。

2023年4月19日
iPhoneアプリから投稿

こちらも過去鑑賞。 フリーソロが近くの劇場に来ず、観に行けなかったので代わりに鑑賞しました。 ドキュメンタリーですが、フィクション以上に劇的で編集も上手く、ラストなんて涙無しには観ていられないくらいでしたし、更には雄大な自然と気高く想える山の景観も美しく、本当に素晴らしい作品でした。 自分は高所恐怖症に加え寒いのも苦手ですし、心肺機能も並以下なので、登山には間違い無く向いてない人間ですが、この山に登りたい気持ちだけは分かるような気がします。 命が懸かっているのですが、それ以上に強い想い…理屈ではないのだと思います。

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刺繍屋

5.0山の映画

Mさん
2022年10月2日
Androidアプリから投稿

「アルピニスト」「エベレスト」など、フィクションでも、ドキュメンタリーでも、山岳映画は心を打つものが多い。 この「メルー」も名作!

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M