ドント・ブリーズのレビュー・感想・評価
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こんなに誰も応援できない映画もそうない。
主人公はどう理屈を並べようが自分本意な理由で目の見えないお年寄りのお家に仲間と共に泥棒に入る。
この時点で「痛い目に遭えば良い」と思わずにいられない。
けど楽勝と思われた住人の爺さんの戦闘能力が桁違い。痛い目に遭う。
ただただ「ざまぁみろ。」と思う。
ところがこの爺さんもどう理屈を並べようが
自分本意な理由でしてる事がある。
それはいくら何でもダメだよ爺さん…もはや同情はできないよ。
それに主人公が立ち向かうけど元々が
盲目の老人の家の金品を強奪するために来た
最低人間のくせに…と冷ややかな目線になってしまう。
爺さんも爺さんで…
こんなに誰にも感情移入出来ない映画も
そう無いな。と思った。
つまらなくは無い。爺さんの戦闘能力は
大いに楽しめる。
歯がゆい
設定はよかったけど、後半があまり…
超人的な聴覚を持つ老人の家に入った強盗が、追い詰められる…という設定は面白いと思ったのですが、
退役軍人といえど老人めっちゃマッチョで強すぎ、後半は老人の異常な思考についていけない。
まさかそういう展開と思っていなかったので、後半の展開を見て不快に思い、評価が下がる人もいるのでは。
私は下がりました。
ただのグロ映画になってしまった。
サスペンス、サイコスリラー…物語も度をいきすぎたりしたらいけないということと、さじ加減て難しいんだなと思いました。
性的描写で不快なシーンもあったけど、最後に面白かったと思える「時計じかけのオレンジ」ってすごいなとも思います。
最初の設定のよさと、最後の終わり方は好きでした。
若い強盗達は、静かに追い詰められていく。
若く無謀な強盗達が侵入した家で、盲目の退役軍人に追い詰められ、命がけのサバイバルゲームが展開していく。
こんな展開に期待して、劇場に運びましたが、中盤以降の驚愕の展開についていけず、個人的にはもうひとつ楽しめませんでした。
就業率が低く、活気が失われたデトロイトでくすぶっている若者たち。ケチな空き巣を繰り返し、その日暮らしを続けている彼らが、一獲千金を夢見て、一人暮らしの退役軍人から、大金を盗み取るという、ヘビーなテーマのストーリー。
犬を飼っているが独り暮らし、周囲はすべて空き家という、泥棒にとって好条件が重なり、わずかな罪悪感すら抱かない若者たちはたやすく彼の家に侵入することに成功する。
ところが、わずかな気配にも敏感な盲人は、鋭利な感覚を効かせて泥棒の侵入を察知し、彼らを撃退しようと抵抗する。
すぐに仲間を殺され、独居盲老人と、若い泥棒チームの立場は逆転する。
必死で逃げ出そうとする彼女たちを、家に閉じ込め、おそらく殺してしまおうと静かに追い詰めていく老人。ほとんどセリフもなく、音楽も最小限に抑えられた演出が、張り詰めた緊迫感をこれでもかと盛り上げる。ケータイのバイブ音にびっくりしてしまうほどの息を殺した(ドント・ブリーズ)展開は見事なものでした。
老人の抱えた、「闇」と「秘密」が明かされた時に、アメリカの社会が抱える矛盾と、彼らが主張する「正義」の根拠が恐ろしくわがままなモノに見えてしまい、ありきたりなスリラーよりはよっぽど考えさせられる映画でした。
ラストで、明らかに続編をにおわせる展開は、低予算のホラー映画にありがちなものでした。
やっぱり、感情移入できる主人公が不在で、登場人物がみんな悪人で、それなりに同情すべき背景を持つという、複雑な設定がストーリーから爽快感を失ってしまった元凶だと思います。
2020.9.4
自業自得か
丼おじいちゃん降臨。
【終始ハラハラ!B級映画のような設定で一級映画の魅せ方!まさにアトラクション映画】
・2016年公開のアメリカのホラー&スリラー映画。
・教育を放棄された不遇な状況にあった不良少女ロッキーは妹を連れて街を抜け出すことを決意していた。その為に必要なお金を得るため、恋人のマネーと友人のアレックスと3人で、警備会社に勤務するアレックスの父の知識や鍵などを利用して、お金持ちの家から盗みを働いていた。ある日、自身の娘を交通事故で奪われた聴覚障害を持つ老人の家には多額の現金があるという情報を得る。3人は現金を盗もうと老人宅へ忍び込むも元軍人の盲目老人が侵入者の殺害をも厭わない恐ろしいことを知る。 という大枠ストーリー。
・製作にはなんとスパイダーマンの監督であるサム・ライミさんが加わっています。
[お勧めのポイント]
・ハラハラが止まらない!魅せ方がうますぎる
・最後まで飽きさせない二転三転する物語
・ジェイソンのような狂人が出ているわけではないリアルなのに恐怖が凄い
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・冒頭の女性を引きずる老人から終盤の物語へのつなぎと展開。「どうなるの?!助かるの?助からないの?」という観ているこちらの心理に対して、とてもうまい仕掛けが施されていると思いました。
・緩急がすごいです。ドキドキの展開からピンチになり、抜けたと思うとまたピンチ。その繰り返しをマンネリ化することなく最後まで見せてくれる物語。
・また、冒頭10分で主人公3人の状況を説明する流れ、違和感なくサクッと入ってくる感じがしっかりした映画に感じます。
[演出]
・うまい、うますぎます。まさにクオリティの高いアトラクション映画そのもの。主人公の心情などは二の次で(でも物語を邪魔しない程度にわかりやすく入ってきます)、とにかく終始ハラハラさせてくれる。そこに徹されていた映画でした。
・たまにしかしっかりと見せない老人の顔。しかも、恐怖をあおる手前でしっかり魅せてくる。もはや「観客の恐怖を煽り方」を熟知した演出ですよね、いやぁ、これは怖かったです。
・完全暗闇での攻防は、まるでドキュメンタリー調。そんな演出に新しさを感じつつ、そこで見える老人の顔が恐怖でしかないです。
[映像]
・冒頭の引き画から寄っていくと老人が女性を引きずっている。このシーンは、家でTVで観たって「まさに映画だ!」と思いましたから、映画館で観た時のワクワクを想像すると凄いです。
・完全暗闇の攻防のシーンは、なかなか観ません。このシーンを映像化するチャレンジが、新しさと恐怖を感じれてよかったです。
[音楽]
・金切り調が混ざったBGM。それが物語の効果音とうまく混ざり合ってより恐怖を煽ってくれます。安定のBGMでした。
[演技・配役]
・盲目の老人役であるスティーヴン・ラングさん、怖すぎます。笑 しかも、盲目というハンデがある仕草と突然軍人ぽい強さが出る仕草、このバランスが絶妙。盲目というハンデの仕草が、決して何でもできる狂人ではなく、普通の人間であることを理解させてくれるので、よりリアリティが増します。
[全体]
・B級映画のような設定なのに、A級映画。そんなイメージでとらえました。魅せ方のうまさが一級品。設定だけ聞いていたら、よくあるB級映画、のように思っていましたが、中身は似て非なるもの。観てよかった、と思える一作です。
※一点だけ、タイトルの「ドント・ブリーズ(息をするな)」がイマイチしっくりきませんでした。笑
・しかも、ジェイソンのような怪物や狂人が出てくるわけでもなく、至って普通の人を恐人に魅せるところが素敵です。・2が出ていること(盲目の老人がまた出ること)を知っていたので、ラストがどうなるのか、かなりワクワクしました。そして、結論、おおむね気持ちよく落としてくれたなぁ、と思います。
・人生における哲学や何かを得られる映画ではないですが、思いっきりにハラハラしたい、そんなときに観たい映画でした。ありがとうございました。
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#全体3.5 #物語3.5 #演出3.8 #演技3.6 #配役3.4 #映像3.6 #音楽3.5
盲目の元軍人の家に強盗に入る男女3人。 3人はそれぞれ事情を抱えて...
この手の映画で1番かも
盲目の元軍人の正体は?
2016年公開のアメリカ映画。
監督:フェデ・アルバレス
盲人は弱者・・・
盲人は射撃しない・・・
盲人の反撃出来ない!!
その数々の想定外が連続するので、展開は読めない。
観るのは2回目です。
1回目以上に面白いホラー・スリラーでした。
有名スターも特に出てない。
盲人の家の内部の映像のほとんど。
3人の若者(男2女1)が、元軍人の家に盗みに入る。
アレックスは父親の警備会社のパソコンから、盗みに入る家の情報を仕入れている。
老人はイラク戦争の怪我で盲目になった。
娘を交通事故で亡くし、その示談金を頂くのが若者たちの目的だ。
要塞のような警備の家でした。
やっと、細身のロッキー(少女です)が隙間から侵入して、中から鍵を開ける。
ともかく暗い。
迷路のようなジャルグルのような室内。
物色中に老人に気付かれる。
なかほどで、衝撃的事実が分かる。
老人が言う。
「神が存在するなら、俺を生かしておく筈がない。だから神は存在しないのだ!」
じゃあ、老人は悪魔か?!
老人はモンスター?!
ネタバレ厳禁なので、どうぞご自分で確かめて下さいね。
背徳的な映画です。
だが老人をモンスターに仕上げたのは、戦争であり、
娘を轢き殺した金持ちでしょう?
続編ではどんな展開をするのか楽しみです。
伏線も解りやすく描かれています。
いきなりネタバレするようなジャケットは勘弁してほしい
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