関ヶ原のレビュー・感想・評価
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ヘッポコ原田版関ヶ原には点数あげません😠👎
今から5年前に、当時中学一年生でNHK大河ドラマを面白いと言って観ていた息子を連れて、本格的な戦国時代の臨場感を味合わせたいと期待して劇場に足を運びましたが、とんだダメ映画でした。息子は序盤からイビキかいて寝てました。何がダメなのかはもう昔のことだし、レビューで皆さんが書かれているので今更特筆しません。多分劇場で観た映画で、人生最悪のシロモノでした。
新しい三成と家康の知的攻防戦
本作は、司馬遼太郎の傑作長編小説が原作であり、戦国時代の関ケ原の戦いを壮大なスケールで描いた、本格派・大型時代劇である。残念ながら、原作のように、緻密で完成度の高い作品ではない。粗削りで、突っ込み処も沢山ある。しかし、従来とは違う石田三成像と徳川家康像が奏功し、見応えのある作品になっている。
本作の主人公は、戦国武将・石田三成(岡田准一)である。豊臣秀吉(滝藤賢一)亡き後、豊臣家は求心力を失い、三成と、福島正則、加藤清正など、豊臣恩顧の武将達は溝を深めていく。そこに、徳川家康(役所広司)は巧みに付け込み、三成は孤立を深めていく。そして、三成と家康の関係は決定的となり、ついに二人は、関ケ原で、東軍、西軍に分かれて、雌雄を決することになる。西軍は、宇喜田秀家、大谷刑部らの活躍で奮戦するが、ある武将の裏切りによって、戦況は一気に東軍に傾き、僅か6時間で、西軍は敗北する・・・。
ハイライトである合戦シーンは、人馬ともに数が多く、臨場感、迫力ともに申し分ないが、その分、敵味方の区別がつき難くなってしまったのは残念。原作は3部作の長編小説なので、そのまま素直に映像化すれば、6時間くらいかかるのではと懸念していたが、定評のある原田監督得意の構成力で、複雑な人間関係、時代背景を2時間半に巧くまとめている。三成、家康にフォーカスした群像劇に仕上げている。その分、ヒューマン・ドラマの要素は薄くなり、駆け足になった感はあるものの、寄り道をしないスピード感あるストーリー展開になっている。特に、本作は、関ケ原の戦いに至るまでの過程に時間を割いて、時々刻々変化する状況の中で、三成と家康の知的攻防戦を克明に描いている。二人の攻防は現代のビジネス競争、政治抗争に通じるものがあり、リアルで面白い。
三成、家康のイメージは、従来とは異なっている。従来にも増して対照的になっている。
三成は、官僚派というよりは武闘派色が強くなっている。その方が、主役である岡田准一のキャラに合っていて、愚直さ、不器用さが強くなり、念の人というイメージになっている。一方、徳川家康も、演じる役所広司のキャラに合った、狡猾ではあるが、人たらし色も加えた百戦錬磨な狸爺というイメージになって、底知れなさが増している。役所広司の役作りが出色。
三成、家康に加え、平岳大演じる島右近の存在感が効いている。冒頭で、三成に家来にと請われたとき、右近は、秀吉政権末期の豊臣家の将来を憂い、豊臣時代が長くないことを示唆する。それでもなお、彼は、三成の純粋すぎる人柄に惚れ込み家来となる。そして、三成のために獅子奮迅の活躍をしていく。人は、利害、損得では動かない。理屈では動かない。意気に感じて、感情で動くことを体現している。平岳大は、顔立ち、風貌、佇まい、どれを取って申し分ない。我々がイメージしている武士のイメージそのものである。
最近は、面白い試みではあるが、従来とは異なる時代劇が多かったが、本作は、現代感覚は取り入れているものの従来の時代劇に回帰している。威風堂々とした時代劇の醍醐味を久々に堪能できる作品である。
冒頭のキャスティングテロップからもう疑問符。時代劇にむいてない人多...
ひとりが万民のために尽くせば天下は栄える
悪くはない。だが良いかと聞かれたら…
テンポが早すぎたのだけが残念
セリフの間合いといい、シーンの移り変わりといい、けっこうテンポが早い忙しい映画だったと思う。
見応えはあった。
ロケ場面ひとつひとつが美しく興味深いし、俳優さんたちがそれぞれいい味を出しているようだし、ストーリー的にも駆け引きなど面白いところがあるので。
だけれど、わたしは細かいところまでじっくり堪能するのが好きなので、映画のテンポが早いため「もっとゆっくり味わいたいな〜。せっかくなのに勿体ない」という感じが最後まで拭えず、残念。
内容的に、二つか三つくらいに分けてじっくり作られると理想的なのかな。
もし制作費の都合などで一つの映画にまとめざるを得ないのなら、後半部分だけで一つの映画という感じで、じっくり見せてもらってもよかったのかな、という印象。
初芽とと三成の恋愛部分は、おまけだと分かっていても、上手くノセられて、それなりに楽しい。有村さん可愛かったし! 男ばかりのドタバタだけだと、癒しがないし、ちょっと疲れると思うので。
テンポが早すぎたのだけが残念だった。
アフレコ?なのに主人公の滑舌が悪すぎ 内容はよくあるアクション系?
見る価値無し
おおよそ映画で関ケ原の戦いというテーマを見たいと思ってる歴史好きな人にとっては見る価値のない映画です。虚実を混ぜるなとは言わないがクソみたいな虚実を混ぜて物語をつまらなくさせている。
以下はクソだと思った虚実です。
・名だたる武将を差し置いて活躍する朝鮮人の兵士部隊が登場
・フィクション忍者どもが登場して大暴れ
・戦国時代に赤十字みたいな組織が登場
・石田三成がフィクション忍者とラブロマンス
以下はつまらないと思った演出
・石田三成が主人公で最後まで俺正義アピール
・関ケ原の合戦の戦闘シーンでやり合わせてくるくる回ってる運動会の兵士たち
・ほとんど登場しない関ケ原の名将たち
・実は裏切りたくない小早川秀秋
・3時間もある映画の尺で合戦シーンはたったの30分程度でしかもつまらない
関ケ原というテーマの作品でここまで見てて腹立たしい作品を作れる脚本と監督の才能には脱帽する。
この監督の作品は二度と見ることを勧めません。
長尺すぎて盛り上がる場所で盛り上がれず
司馬が三成を書いてたとは知らなかった。三成像はいろいろ見てきたけど...
とにかく何を喋っているのか聞き取れなくて…
軍師官兵衛?
発音不明瞭の俳優が多い
時代劇は特に聞き慣れない言葉もあるので発音、発声の悪い俳優ばかりだと何を言ってるか聞き取るのに苦労する。この作品は、殆ど武士たちの会話の内容が頭に入ってこない。ナレーションの声だけが頼りだった。また、かなり歴史に詳しくないと理解できないところも、多々あり。万人向けではなく、残念。この時代の家屋など日本の景色は、とてもリアルで良かった。
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