劇場公開日 2017年8月26日

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「小早川秀秋」関ヶ原 シュンボー0108さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5小早川秀秋

2017年8月30日
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鑑賞方法:映画館

ストーリー自体も長編小説を無理やりまとめてるわりには大事な部分を飛ばしてる気がするし、石田三成が正義で徳川家康が野望という設定(まぁこれは原作もそういう設定ですが)もいささか石田三成に寄った描き方だし正しくは石田三成は正義で徳川家康は大義という感じだと思う。8歳の豊臣秀頼に治められる天下なら戦国時代があんなに長く続いてないしそこを無理やり守ることが正義。それと石田三成が個人的に嫌いな徳川家康が悪というのは無理があるかな。本当に1番悪いのは自分が死んだ際のリスクマネジメントが出来てなかった豊臣秀吉だと思う。
そこを飛ばして豊臣に尽くすことを正義と表現するのは無理があるかな?
あの時に徳川家康が天下を取ったからその後の260年あまりの泰平の時代があったと思います。
今回小早川秀秋を東出昌大さんが演じられたことで
彼自身のイメージを損なわないような演出になってしまったのは非常に残念。
悩み尽くした上で彼自身が裏切りを決断した結果東軍が勝利したと表現した方が小早川秀秋の存在感が表現できるし、東出さんの今後の俳優としての幅が広がると思う。なんかワンパターンのラブストーリーの映画に出てくる俳優さんのイメージを覆すいい機会だと思ってたので非常に残念です。
赤耳の家康襲撃のくだりは全く必要ありません。
シャクの無駄遣いです。
フィクションなのは仕方ないけどいらない演出が多かった。

シュンボー0108