「脚本家の力」映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本家の力
原作の、あの短い自由律短歌のような詩集から、この脚本を書き起こせる石井裕也監督も、たいした人だね。
「舟を編む」でも感じたことだけど、台詞がなくても人に言葉有り。人に歴史有り。
人間の身体・表情にカメラを寄せて、その姿におのずからを語らせる監督の手法には脱帽。
・・・・・・・・・・・
追記
たぶんこの映画は、地方から出てきて東京に在住する者のための映画ですね。とにかく江戸っ子の映画じゃないです。
全部がイメージの世界で、息苦しさとか、住みにくさとか、緊張感とか、それらも全部上京者が抱えるイメージの世界。
秋田出身のシンガーソングライター高橋優が渋谷の街並を歌っていたけれど、それを聞いた業界人が「これってさぁ、アレだよね」とラジオで頷き合っていた。
「東京」というタイトルの上京ものの歌はものすごく多い。
この映画もそれ。
そして同族には“それ”が通じるんだと思う。
今晩は。
コメント有難うございます。
私は、頑張って居る人に更に”頑張れ!”と言う事が大嫌いで、今日も現場で職制に対し、”頑張り過ぎるなよ”とオカシナアドバイスをしていましたが、彼は嬉しそうに頷いてくれました。
現在の日本は汗を流して頑張って居る人の賃金は上がらず、汗を流さずにパソコンをにらんでいる人たち”所謂、投資家”が儲ける変な社会になっていると思います。
それが所得格差に繋がっている実態。
私が大嫌いなのは、額に汗を書かずに金儲けのみを追求する輩なんです。第一次産業や、第二次産業に従事している人たちを舐めんなよ!と思った映画でありました。では。(今日は、ヘトヘトです・・。)
きりん様コメントありがとうございます✨あまり俳優追いかけて映画を観ないタイプなので池松君変化というものを余りよく知りませんwキリッ✨
この監督の手法は毎回好きです✨
笠智衆さんだって若い頃は役者してましたw
あっそうそう、この映画で石橋静河を知り最新作を観に行きましたが超サブで悲しい本日を過ごしました😭