「余白」映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ ゆりゆりさんの映画レビュー(感想・評価)
余白
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異常なくらい恋愛に嫌悪感を抱いている美香が、自然と本音を打ち明けられる慎司に恋をしていくのが、ドラマや映画の非日常な恋愛ではなく、日常ありふれていそうな恋愛で見やすく感じた。それによって、客が考える余白ができていて、映画の中に持っていかれる感覚が好きな私も、この余白がとても心地よかった。
また、批判的な意見もある、片方の画面を黒くする演出。私は好きだった。効果がどうとか言われると、素人の私はあまりわからないのだが、映画の中の人間に感情移入している客としては、その人が見ているのと同じ映像が見られることは嬉しいし、その後も感情を追いやすくなる気がする。
出会えてよかった。
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