劇場公開日 2017年5月13日

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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのレビュー・感想・評価

全149件中、1~20件目を表示

4.0劇中劇のような前半が興味深い

2024年7月4日
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鑑賞方法:VOD
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つとみ

3.0いやな予感

2024年7月3日
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原作の詩集がこういうテイストになるのに感動。若者の閉塞感にいたたまれない反面、時代の不穏さをなんとか受け止めて乗り越えようとする健気さも感じた。田中哲司さんがよかったです。

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ふっこ

4.0地上波でひな壇芸人のトークやグルメレポートを見るより、金を払ってこの映画みたいな絶望と倦怠と憂鬱と虚無に浸るべきだ!

2024年4月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

今生きてる現実は絶望と憂鬱と倦怠に充ちている。誰も大声だしてそれを言わない。この映画の中の人も言わない。でも現実な厳しい。微かな希望(ストリートシンガーがデビューしたみたいに!)を信じて、死ぬまで生きるしかない。傑作!

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笠部翔

2.0つ、つまらない、、

2023年11月17日
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寝られる

私には響かなかったです。
映画に入り込めず、何を見ているんだろうという気分でした。

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わんわん

2.5東京と言うより地方都市感がある

2023年8月28日
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日当七千円だと最低時給でフルタイムより下なんだよね
今は人手不足で清掃でも日当一万円くらいはいくので‥
また酒に煙草に女に、と言うのも今の時代からすると若干ズレている感じ
サブスクやYouTubeやっている人が多くてあんまり飲み会とかないし
仲間が亡くなって葬式を上げるのも?
多分行かない人が多いんじゃないかなぁ

個人の生き方なら尊重は出来るけど、これが東京かと言われるとちょい疑問だなと都民の自分は見てました
まぁそういうことを言いたい映画ではないんだろうけど、孤独を紛らわすものもたくさんあって、恋人いない人も4割超えしているのでね
誰からも無価値とかどうでも良くて、他人に興味ないのが今のスタンダードと思っています
違和感で再確認できたと言う意味では良い映画でした

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柚子一味

2.0口に合わなかった

2023年7月25日
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悲しい

難しい

自分とは相性の悪いタイプの作品。
都会での寂しさ、満たされなさ、あるいは若さゆえのもやもやとした感覚。
観ていてイライラした。
こんな女のどこに惚れるのか。
こんな男のどこがいいのか。
うざい者同士がくっついただけにしか見えなかった。

日雇い、孤独死、出稼ぎ労働者など社会的問題も
触れてはいるが、だから何。
死ぬまで生きていくと覚悟か諦観のセリフに受け取れるが
ぬるく感じて自分には相容れず。
それに路上ライブの歌が聴くに耐えなかった。
どう考えても売れると思えない。

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こまめぞう

3.5昨晩見終わったばかりのはずなのにもう内容があまり頭に残っていない。...

2023年4月17日
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ブールドネージュ

4.0青色だ。それに込められているもの

2023年4月16日
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ハンバーグ

4.0言葉にはなんの力もない

2023年4月16日
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言葉ってなんの意味も持っていないんだなと思った。言葉を見たり聞いたりした人が受け取ったところで、ようやく言葉に意味を持ってエネルギーを持つんだろうな。

色々な情報が飛び交う中で、その情報を全部知った気でいないといけなくて、それがおかしいということに気づいているのに、気づいていないと思って居なきゃいけなくて、それが気持ち悪くて喋っている。不安だから。

今に不信感をもったり人に不信感を抱いて過ごしているなら、自分の予感を大切に生きていこうと思った。

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み

3.5日常の捉え方

2023年1月10日
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世界に何も期待していない2人。
でも何か起こる度に一喜一憂する。
東京とゆう孤独な世界に紛れ、沈んでいく人達の物語。

いつ何が起こってもおかしくないなら、
とてつもなく良いことが起こるかもしれかい。

陰と陽を行ったり来たり。

この世の中の大半はこのような生活をしていると思う。

日常が当たり前であり、おはようと言える幸せ。

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M.T

5.0現代の日本社会

2022年11月23日
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泣ける

悲しい

幸せ

映画の中の空気感に引き込まれました。

東京で暮らす人々の日常、現代の閉塞感や孤独感、突然の死、上手く言い表せないけど凄く伝わってくる。

登場人物達の語りや言葉は胸に残るものがあった。苦しい時、辛い時は思い出すようにしたい。

君がどこかにいる。心臓を鳴らしている。それだけで皆、元気そうだと安心をする。お元気ですか。生きていますか。

幸か不幸か俺は生きてる。お前も生きてる。こんな生活だけど生きてる。恋だってしてる。
ざまぁみやがれ。

何が起きてもおかしくないなら、やっぱりとてつもなく良いことが起こるかもしれない。

朝起きたらおはようって言おう。ご飯食べる前はいただきますって言おう。

最後の慎二と美香のシーン、エンディングの音楽には希望があった。日々の生活に生きづらさを感じている人、失敗して落ち込んでいる人に是非観て欲しいです。

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ラグ

4.0新自由主義全盛の現代日本の息苦しさを生活者視点で描き、無視できない映画!!

2022年11月21日
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悲しい

知的

萌える

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

4.0「愛」とか「恋」とか軽い言葉ではなく・・・・

2022年10月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

DVDで観賞。
この映画では、愛とか恋とか言葉の軽さを示し、大事なのはそこじゃないということを伝えたいのだと思いました。
そういう言葉があるから、人は恋したり愛したりするのではない。
自分の思う恋と、相手が思う恋は違うであろう。
人類がそういう言葉を持つ前から、人は同じようなことをしていたはずである。
言葉を持たない動物でも、同じようなことをするであろう。

主人公の二人を結び付けているのは、もっと直感的なもの。単にビジュアルだけでなく、醸し出す雰囲気、匂いかも知れない。
「ひとめぼれ」の延長線ともいえるが、言葉で伝えるものではなく、その直感が大事な事なのだと思います。最後の場面で、鉢から開いたい一輪の花を同じように喜べること。
それが大事なんだと。

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センノカゼ

4.0なんだよ、この映画

2022年2月22日
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鑑賞方法:映画館

東京オリンピック前の東京で、日雇い人夫で毎日をなんとか暮らしている男たちの話。

なんだよ、この映画。東京の、日本の、人生の、嫌なことばかり描く。これでもか、これでもかと描く。なのに、なんで希望を感じて終わってんだろう。いいことなんて、ほとんど起きなかったのに。サボテンに花が咲いた、それに二人は気がついた、ってだけなのに…

という訳で、自分はけっこう気にいった映画でした。

以下は、中盤に語られるフレーズだけれど、この映画、もしかしたらこのフレーズだけから生まれたんじゃないかな、と思いました。
「きみがどこかにいる。それだけで安心する。お元気ですか。生きていますか」

夜空はいつでも最高密度の青空、か。たしかに、晴天を次から次へと詰め込んでいったら、真っ黒になるのかもしれないね。観終わって、そんな風に感じられる映画でした。

池松さん、石橋さん、松田さん、ポールさん、みんな少し変な人たちを上手に演じてくれました。そんな中で、自分には田中さんの役柄が一番印象に残ったかな。最初から最後まで、何にもいいことないし、全く魅力もないんだけれど、監督が伝えたかったのは、もしかすると田中さんの生き方だったんじゃないかな。

観てよかった。ありがとう、キネカ大森。

おまけ
恋愛映画として好きなシーンは、「女子寮だから、入れません」かな。あんなに走って走って走ったのに…

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CB

4.0最高にじんわりと沁みた

2021年11月7日
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spoon

5.0 池松も石橋も若くてとてもいい。  自転車置き場のシーンとか、バス...

2021年8月12日
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鑑賞方法:VOD

 池松も石橋も若くてとてもいい。
 自転車置き場のシーンとか、バス停とか映像がいい。
 田中哲司の複層的な感じも。この監督は複層的なところがいい。
 最後の花のシーンも。
 彼女のお父さんが笑顔で彼を迎えるところ。
 妹の頓珍漢な感じ。
 世界への胸騒ぎ的な不安と、いいことが起こるかもという感情。
 池松は日雇で左目が見えず、変だけど、彼女との世界は豊かで優しい。彼女を捨てた男がリラックスするとき君は饒舌になると言って、石橋がイラッとするところが好き。石橋のカバンの持ち方が好き。

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えみり

3.5努力は必ず報われる

2021年6月26日
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ジョニーデブ

2.0緩い

2021年2月9日
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石井裕也はまたも弛い。
衛生的で最適量の孤独を維持し、特段虐げらぬ有能らしき男女が詩的語彙力で当節を語り、結局付き合うトレンディ映画 。
路上ギター女を野垂れ死にさせぬ弛さ。
松田龍平の配役だけは買う。

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きねまっきい

3.5大都市東京の喧騒に埋もれた若い男女の吐息を視覚化した詩的コラージュ

2020年11月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

最果タヒ原作の詩集にインスパイアされた石井裕也監督が創作したラブストーリーを、ドラマというより映像のコラージュで表現したユニークで斬新な映像作品。最近の日本映画を殆ど観ていない立場で云うのも僭越ながら、映像の吸引力を感じる才気溢れる演出を楽しむのは稀有なこと。
看護師をしながら夜はガールズ・バーで働き実家に仕送りをする美香という女性と、左目が不自由ながら建設現場で日雇い労働者として働く慎二という男性の偶然の出逢いと慈しむ姿を見詰めた愛の物語だが、通常の説明的表現を最小限に抑えて、二人以外の登場人物も東京という概念の背景にしたイメージ優位の表現方法で、ふたりの感情を映像に焼き付ける。大都市東京の喧騒の中に埋もれた、その女と男の吐息や悩みを優しく拾う作者の演出技巧は、これ見よがしにせず遊び心を持ってコントロールされている。仕事に追われた疲れをアンニュイな表情に見せるも、確かな生きている意思を秘めた美香を熱演する石橋静河、その熱量が作品を生かす。演技派池松壮亮の誠実な演技姿勢も慎二になり切っていて自然だ。フィリピンからきた出稼ぎ労働者アンドレスが、今の東京を客観視する設定もいい。観る者の想像力に語り掛ける映画の詩的な試みが地味ながら光る良作だと思う。

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Gustav

5.0「繊細さん」こそ、濁らぬ眼を持っている

2020年11月16日
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闇夜に二人乗りの自転車が灯す、小さな灯り。
希望を象徴する光。
決して太陽のような絶対的な輝きではないけれど。

臆病で、確かなものが欲しいけれど、どこにも見当たらない。そんな生を、どうやって、たった一人で生きていけばいいんだ?そんなあまりにも真っ当なギモンに、誰も答えてはくれない。
気付いてしまったら、正気ではいられないか、もしくは悟りが必要になるから。
多くの人はそもそも気付かず、気付いてもあいまいに、うまく誤魔化して、目をそらして向き合わないように生きる。自分にも他人にも。
えてして、世間的成功や穏便な暮らしというものを手に入れるには、ごまかしに無頓着になるしかない。

そのことにギモンを感じないくらい鈍感に生きられる人間と、それを繊細にキャッチし誤魔化しきれない人間と、世の中には両方混在している。一人の中にも、両方の部分がある。せめぎ合いながら、漂流しています。

でも繊細で生きづらくても、孤独でも、小さな灯りをともし続けていこうとする人はいます。ましてや、モヤモヤするとき、自分と一緒に考えようとしてくれる人がいればそれだけで、生きるのがどれだけマシになることか。

正解がわからなくても、絶対でも、ずっとじゃなくてもいい(そもそもそんなものは無い)。

自分以外にも「モヤっとした何か」をわかる人は、どこかに生息している。しかし実際出会わないと、なかなかその存在を信じられない。自分だけがこんな思いをしていると錯覚し、寂しさと焦りで鬱屈する。

でも本当は、出会っている。
その辺に、時々いる。
ただ気付かず通り過ぎることのほうが多い。それはそれぞれが殻を作って、自分を守っているから。
主人公の二人が、臆病さに震えながら、互いの傷つきやすい柔らかな部分に触れ合おうと、無表情の下で必死にもがきます。おっかなびっくり、ひなと親鳥が卵の殻の内と外から、互いに突つき合うように。
不器用でも、お互い働きかけて、やっと殻から出られる。そしてやっと細い細い何かが繋がり、灯りがともる。こんなめんどくさいこと、人の中で減っていくのは仕方のないことかもしれません。でも人類には大事なめんどくささです。池松さん演じる青年の小さな成長が、大きく歯車を動かしました。

よくぞ、リアリティをもって最後までピントがブレずに描いてくれたなぁと、見終わって心から拍手...脚本、監督さん、役者さん、なかなか言葉では語りにくいテーマを、映画にしてくれました。ありがとう。見事な調和。カタルシス...
石橋静河さんは、ザ・映画女優ですね。TVドラマには、はまらない。でも器用になる必要はない。どうかこのまま進んでいって欲しいと思わせる魅力を感じました。

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