映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのレビュー・感想・評価
全146件中、41~60件目を表示
なんだか嫉妬してしまうくらいいい作品
個人的な経験とダブル部分が多かったので、かなり斬新で野心的な作品にずっぽりハマり込んでしまった。よくもまぁあんなに自由に作り込んだなぁと感心すると同時に、なんかバカな嫉妬心を抱いたりした。自由気ままな作品への嫉妬、そして自分は経験しているのにあんな事はなかったぞ!という羨望というか嫉妬…決して自分には届くことができないとまで感じてしまった素晴らしい映画だった。
あの頃、嘘でもあんな笑顔なんて自分には作れなかったし貰えもしなかったなー。いい作品だったけど、やっぱねぇ…
題名でずっと気になってた映画。 なんか言葉で表すのが難しいけど、彼...
題名でずっと気になってた映画。
なんか言葉で表すのが難しいけど、彼氏もいない、仕事にも満足できない、一人暮らしのあの頃をすごく思い出した。共感ってことばはまた違うんだけど、自分の中のくすぶって、ひねくれた心を照らし合わせる感じ。
4人の男たちがよかったね。池松壮亮の空気はやっぱりすき。
この世のどこかで元気に暮らしていてほしい
ヒロインの語りでそんな台詞があったけど、世知辛い世の中で、まさにそれを実感した映画だった。
不器用に肩を寄せ合い生きようとしている登場人物たちの姿に、東京の夜の空はこんなに温かいのかと、派手さはないけど、ほんの少しの幸せがじんわりと染みる映画だった。
この映画を評価してしまう日本映画界が役者を悪くする。
芝居しすぎ芝居させすぎ。それが心地いい芝居で役者の面白さが出ていればいい。ただこの作品は映画に頼りすぎて映画になっていない作品ではないかと思う。日本映画下手くそすぎる。ニッチな演出ニッチな撮影それがエモーショナルに繋がらない。面白くなく日常を感じさせてどうするよ。映画ってエンターテイメントでしょ。
tokyo sky
生きてるだけで最高なのだ、みたいな内容だと感じとった。人間はみんないつか死ぬ、そしていつ死ぬかわからない。ふだんは死ぬことなんて考えないで生きてるんだけど、身近なところで死が起こると意識させられてしまう。私たちなんで笑ったんだろう、みたいなセリフがあったけど 絶対死ぬって解ってるけど今はまだ生きてる、からだろう。
タバコの火の明かりが東京の夜景にうつりかわる場面は 世界は誰かの仕事で出来ている。みたいだなと思った。
おもしろい映画ではないし、前半の雰囲気が後半には薄れてしまっていて凡庸な作品のようにも思える。
脇汗の歌はサビがガンバレahだし、絶妙な感じで生きろと伝えてくる映画。
閉塞感と恋愛
要するに
なんで生きてるんだろ?て誰もが感じるが結局わからない事だらけ。
でも、生きてりゃ何か起こるかもよ?
だから、ちゃんと挨拶したり、食事に感謝したり、募金したり、自分にできる事を腐らずにやっていこうぜ。
ていう話かな。
積極的な見方をしていこうというテーマは共感です。
でも、はっきりした言い方をすると、
これがキネマ旬報の今年度の作品賞を取るなら、キネマ旬報の作品賞には今後期待しないかな。
なにが狙い?
東京で産まれ育った地元の身からするとイマイチな街の描き方。
地方のほうが孤独で閉塞感満載。
なにより魅力的な登場人物が皆無。興味が持続しないため退屈の一言。
スマホ見ながら整列して歩く描写がわざとらしすぎで見るのやめました。
見終わって、自分はこの映画を見て何を得たのかと考えた。わからなかっ...
見終わって、自分はこの映画を見て何を得たのかと考えた。わからなかったけど、見終わってこんなに考えたのは初めてだった。死とこれからの話。実日子さんのシーンを楽しみにしていたけど死んだ役だったからちょっと残念だったけど見れてよかった。あと歌がすっごく良い!!!
映画って良いなぁと思いました
現代の人々の、虚しさや非情さを取り入れたストーリーであるが、流れていくストーリーが緩やかで分かりやすい。
感情がスッと入ってきました。
映画ってこういうものだよなぁって思いました。
脚本家の力
原作の、あの短い自由律短歌のような詩集から、この脚本を書き起こせる石井裕也監督も、たいした人だね。
「舟を編む」でも感じたことだけど、台詞がなくても人に言葉有り。人に歴史有り。
人間の身体・表情にカメラを寄せて、その姿におのずからを語らせる監督の手法には脱帽。
・・・・・・・・・・・
追記
たぶんこの映画は、地方から出てきて東京に在住する者のための映画ですね。とにかく江戸っ子の映画じゃないです。
全部がイメージの世界で、息苦しさとか、住みにくさとか、緊張感とか、それらも全部上京者が抱えるイメージの世界。
秋田出身のシンガーソングライター高橋優が渋谷の街並を歌っていたけれど、それを聞いた業界人が「これってさぁ、アレだよね」とラジオで頷き合っていた。
「東京」というタイトルの上京ものの歌はものすごく多い。
この映画もそれ。
そして同族には“それ”が通じるんだと思う。
がんばれ〜‼︎
2018年映画館鑑賞
20本目‼︎
石橋静河
自然な感じでいいねっ‼︎
重いお題にしては
そこまで深く感じられなかったです。
池松壮亮や演者さん達は
みんな良かったのですが
何故だろう?
騒音に悩まされる隣人が
何かやらかすと
思ってたのですが
最後まで
何も起こらなかったですねっ
「愛してたって」メールで
会った同級生と行ってた
中華屋さん?は
ヒドイ(笑)
まじナイゎ〜
メニューもほぼ無い
麻婆豆腐
注文入っても作んないし(笑)
日常の中での小さな幸せを見つける映画
日常の世界の色んなところで、戦争や災害や色んな悲しいことが起こる中で、自分が生きてる事のありがたみを感じて、小さな幸せを見つけていく映画だった。
「誰かの元彼だった人と誰かの元彼女だった人が愛を囁いてる」のがバカバカしいって、ほんとにそうだと思ってしまった。
そんな店ないだろ
都会の陰の断片を集めて組み立てる。詩的表現が多く、リアルさは求めていないのかもしれない。しかし、個々のディテールが弱いと記号化する。作り手は工事現場や性風俗を見下してないか?海外帰りの彼女が突如現れて、個人的にはプチっと切れた。実は結構優秀でしたみたいな設定要るか?濡れ場の有無ではなく、SEXそのものがない世界は意図的かと思うが、人の根本的な所業であるわけで、共感できなかった。役者陣には不満はない。
キネ旬1位…?
2017年度キネマ旬報ベストテン日本映画第1位!
その他国内映画賞で軒並み高い評価を受け、気になりつつ何となくずっと保留にしていたが、キネ旬1位を獲った事だし見てみようかと。
キネ旬ベストテンは国内の映画賞でも特に参考にさせて貰ってるし、1位に輝いた作品はその年の自分のBEST級になる事も多い、が…
昼は看護師、夜はガールズバーで働く美香。
工事現場の日雇い労働者として働く慎二。
二人は出会い、少しずつ心を通わせていく…。
東京という大都会の底辺で生きる若者たち。
孤独。
疎外感。
閉塞感。
死。
1000万人も居る中での出会いや再会は奇跡。
見出だしていく希望、幸せ。
映像や音楽は美しいし、街中のガヤや編集などにもセンスを感じる。
実力派陣の好演。
“若者”や“今”を繊細に描いている。
…だけど、こういう話ってよくあるよね…?
ヒューマンドラマもしくは今を生きる若者たちの青春ドラマ/ラブストーリーとして悪くはないが、とりわけ特筆する点や新鮮なものは感じなかった。
原作は詩集。ナレーションや台詞も美辞麗句なものが多く、何かこう、生の感情が伝わってこない。
後、ガン~バ~レ~!…っていうストリート・ミュージシャンの歌がしつこい。
『川の底からこんにちは』『舟を編む』『ぼくたちの家族』…石井裕也監督の作品は好きだが、それらほどではなく。
キネ旬ベストテンでも、本当に『あゝ、荒野』を抑えて1位に輝く作品であったか…?
でも、石橋静河は拾い物。
まだまだ新人ながら主演を努め、堂々たる演技、存在感。
石橋凌と原田美枝子の娘で、演技派である両親の血は確かに受け継がれているようだ。ふとした表情や佇まいが時折、母親を彷彿させる。
個性派・実力派として期待の逸材。
全146件中、41~60件目を表示