NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲームのレビュー・感想・評価
全73件中、61~73件目を表示
お子様向け、”インターネット警告”どまりの緩さ
なんとなくエヴァの"NERV(ネルフ)"を想起させるが、ナーヴは意訳すれば、"度胸比べ"。エスカレートしていく指令と賞金で、アソビから命がけの挑戦へと過激さを増していく展開。
オチもきれいだし、よくできているとは思う。ただ、こういった仕掛けの映画は珍しくない。
高額報酬に参加者のゲームが、ネット中継されているという意味では、ドラマの「ストロベリーナイト」(2010)や、「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」(2010)みたいだし、視聴者数によって殺人ペースが早まる「ブラックサイト」(原題:Untraceable/2008)の類似品に見えなくもない。
設定は、SNSやビデオチャットが当たり前の、ティーンエイジャーが抱えるリアルなネット環境にアップデートされている。ドローンや個人スマホが中継カメラになり、ゲームはネット生中継される。タッチパネルディスプレイでのフリック&スワイプ。指紋認証、スマホ同士をぶつけて連絡先を交換する"Bump"(すでにサービス終了だが)、端末の個人情報や決済情報のハッキング、GPSも駆使する。
主演のエマ・ロバーツは、ジュリア・ロバーツの姪だけあって、ふとした瞬間の表情が似ている。相手役のデイブ・フランコは「グランド・イリュージョン」のトランプの人。彼も俳優ジェームズ・フランコの弟だし。この作品はハリウッドのファミリー映画か。
LIONSGATE作品だからというか、最近「ハンガーゲーム」や「ダイバージェント」シリーズなどのヤングアダルト作品が多い同社なので、究極の過激シーンはなく、全体的に緩い。ターゲット的に、お子様向けのインターネット警告どまり。でも、「グランド・イリュージョン」みたいな軽いノリが好きならいいかも。
DQN
金の為とか目立ちたいからとか、勢いだけでメチャクチャなゲームに参加する若者達。
それはそれで良いしスリルはあるのだけど、ネットの世界の恐ろしさの部分を表す描写については仕切ったり意思決定する存在がなしでは成り立たないし、途中でルールが変わってしまうしでちょっと残念だった。
若い映画だ!
オンラインゲームの仮想空間にハマる若者たち。しかしかって僕たちも、シグナルGPや目隠し飛び込みとかやってたじゃないか。しかし今は、首謀者が誰なのか不特定多数に観られるのが恐ろしい。エマロバーツお母さんのジュリアに劣らず可愛らしい。
なかなかひろいもん。
若者たちのなり行き任せし放題のバカ映画かと思いきや…中盤からハラハラドキドキなサスペンスへと変貌していくのでした。
視聴者達が匿名で挑戦者に指示を与えるのもなかなか良い仕掛け、内気な女子高生と彼女を慕う男子同級生、で、そこに現れる見ず知らずなイケイケボーイ。青春映画の定番もしっかり織り込みつつ、ラストはまさかな結末に。
なかなか飽きさせない映画でした。
風刺映画
snsの恐ろしさを知らしめているような映画。しかしそれだけかと思いきや、人間関係や話の展開がとても面白く、最後まで楽しめた。
クレジットロールも凝っていたので、途中で席を立つのは勿体ないと思った。
プレイヤーになりたい。
SNSの行き着いた先、その恐怖、を描いたもの。
映像や映し方が凄く好きだなと思いました。このゲームの世界観とかがちゃんと統一されていて、今時の感じがカッコいい。
内容についてはみた人の中には先が読めすぎてつまらなかったという人もいたけれど自分はめちゃめちゃ楽しめました。
高所恐怖症の自分は何度か息が止まりそうなくらいハラハラしました。
自分も同じ高校生なのもあって、やっぱり馬鹿騒ぎしたい(少し前に流行ったバカッターの様なもの)という願望が少しあるがためにこういう話は凄く刺激的で学生にオススメの映画だなと思いました。(知らない人に5秒間キスするとかね。)
でも忘れてはいけないこの映画のメッセージはSNSの怖さ。
(高校2年/女子)
全73件中、61~73件目を表示