「見えない恐怖。ハラハラ必至の戦慄モキュメンタリー。」ブレア・ウィッチ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
見えない恐怖。ハラハラ必至の戦慄モキュメンタリー。
【賛否両論チェック】
賛:予備知識は不要。呪われた森で、見えない恐怖が少しずつ主人公達に迫っていく様が、モキュメンタリーの演出を駆使して、非常におどろおどろしく描かれていくのが印象的。
否:モキュメンタリーなので、手ブレ等の演出が非常に多く、何が起きたか分からないまま終わってしまうシーンも多い。急に驚かせる描写も、苦手な人には向かない。
前作の話題が登場しますが、予備知識はなくても大丈夫です。いわくつきの森を舞台に、徐々に主人公達の身に迫ってくる見えない“何か”の恐怖が、モキュメンタリーの演出を通して、臨場感たっぷりに伝わってきます。恐怖の正体が変に表立っては登場せず、ジワジワと真綿で首を絞めるかのように、少しずつ主人公達を追いつめていく様が、ハラハラ感を駆り立てられるようですね(笑)。
ただ逆に言うと、モキュメンタリー特有の手ブレやパニックの描写が続くので、何が起きたのか訳が分からないまま終わってしまうシーンも多く、人によっては興ざめしてしまうかも知れません。急に驚かせる描写も多めです。
何はともあれ、ホラー映画好きには、観ておいて損はない作品といえそうです。
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