ラストレシピ 麒麟の舌の記憶のレビュー・感想・評価
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普通です
ラストシーンからのエンドロールは、やられました。
初めて観たときは、原作とまた違う内容に驚いてしまい「えっ?うそっ!」と心の声が漏れてしまったほど驚いてしまいましたが、美しい音楽と美しい映像がまた、より登場人物と作品を盛り上げてて、何ヶ所かのシーンで感涙されてる声がたくさん聞こえました。それは登場人物の各々の悲しくもあり、熱くもあり、温かくもある姿に込み上げてくる人、幼少時代に受けたショックから人を信じない、料理も自分との戦いだと言い切る、絶対味覚の主人公が、満州時代と料理を通して、愛の深さに気づいた時の子供に戻ったような表情に、私も感涙しました。ラストシーンからのエンドロールは、やられます。少し軽い演出だなと感じる現代のシーンも何ヶ所かありますが、音楽、映像、役者さん、総じてとても丁寧で細かく描かれてと思います。2回観に行くと、それがよくわかると思うので、1回見るだけではもったない作品です。
感動。
惜しい戦争大河ドラマ!~主役は西島と料理~
「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」72点。
戦争大河ドラマです。
世界大戦中の「満州国」での、料理に命を懸けた男の壮絶なドラマです。
地味な「料理」「調理」にこだわります。でも製作スタッフにふさわしい人を揃え見事に克服しています。
また、中国・ソ連の人々・料理を交えて歴史を描きます。
日本人を見下していた外国人たちが料理を口にすると…。
美味しさに国境はありません。素晴らしい。
国家・軍人の横暴も忌憚なく描きます。
国家よりも料理にこだわった料理人のプライドを、「西島」が熱演します。
そばで助けた良妻・支配されていた中国の料理人・訳あり少年、それぞれの思いが伝わりました。
大どんでん返しが決まります。
でも少し見えてました。うまくいきすぎ感があります。
惜しい。
さらに主役の「二宮」は背が低くて地味で小物感があります。
抑えた演技に努めた(?)ために華がありませんでした。
「綾野」がもったいないですが、主役は西島と豪華料理でしょう。
中国人役の日本の役者さんが見事です。目が輝いていた少年もジャニーズにしてはいいです。
「あおい」は最近良妻賢母役が多いです。
たかが料理ではないのです。命を育む料理に命を懸ける。
料理にも歴史があることを実感できました。
良作ですが、残念ながら人気・話題には事欠きます🍀
いい意味で裏切られました
面白かったけど
秋元康かー。
料理は素晴らしい
☆評価が現時点で3.8とそこそこ高くCMでの告知も多かったので見に...
完璧な映画
日本が大陸に夢を見ていた時代を背景に、巨大なスケールで描くファミリーストーリー。
滝田洋二郎監督が『おくりびと』で見せた、役者が体を張って職人の技術を再現してみせる作風を、今作では10倍にパワーアップした感じで、料理の場面にはただただ圧倒された。本作の製作には金も手間もかかったことだろう。
『おくりびと』では、食べることとは生きることである、という演出が印象的に使われていたが、本作では料理そのものが題材ということもあり、こちらも更にパワーアップしていた。
シナリオの見事さにも圧倒された。出来過ぎな展開ながら、それを不自然に思わせない説得力がある。
タイトルの陳腐さと宣伝の煽りの酷さから敬遠していたが、評判が高いので見てみたら、映画とはこうあるべきという見本のような完璧な映画であった。巨匠を信じて公開初日に見るべきであった。
ただし、あまりにも『おくりびと』に似ていること、もう一度見たいかというとそうでもないので、少し減点。
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