ラストレシピ 麒麟の舌の記憶のレビュー・感想・評価
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気付いたら温かさに包まれていた
主人公のギリギリまでの頑なさが、最後の局面でより涙を誘いました。
脇キャストも含め、それぞれの想いがしっかり表現されていましたね。各人の視点から"それ"をどの様に捉えていたのか・・・そんなことを考えたら、涙が止まらなくなってしまって^^;
綾野剛がキーパーソン・・・演技も内容的にもGoodJob!
表題でも綴りましたが、最後は温かさに包まれる良い作品です。
エンドロール、個人的に好きです^^
ラストレシピ
試写会を含めて4度鑑賞。実は二宮君のファンだからと最初はそんなのりでした。でも、初めて鑑賞したとき、「あれ、音楽ってかかっていたかな?」と終わってみたら、あんな素晴らしい音楽にきずくことのないくらいに没頭して、涙が溢れていました。とにかく俳優の皆さん全て素晴らしい。兼松さんにおいてはすっかり中国人と思い込むほどです。ストーリーも素晴らしいですが、やはり二宮君の控えめな、でも、目で演じる演技力、表情はさすが。西島秀俊さんの筋の通った演技、西畑君は見るたびに、どんな気持ちでいたのだろうかと鎌田の気持ちを考え、またまた涙。竹野内豊さんは見事に軍人を演じています。そんな中にも一番強くしんのある人は、あおいちゃんなんだなぁ。日本映画最高です。皆さんにみてもらいたい。
フライヤーのイメージとは異なる、心に響く作品
※原作は読まずに見に行きました
☆お料理エンターテイメントではありません
☆ジャニーズと言う理由の甘い点数は付けていません
フライヤーでは二宮さんのシリアスなお顔が描かれていて硬い表情から映画の内容も面白みがないのかと思っていました。実際は、心に染みすぎて涙が映画が終わった後もしばらく止まりませんでした。
おくりびとを監督された滝田監督に間違いないし、難しそうな役者さん達を上手くまとめられたなといった印象を持ちました。二宮さんの映画を見に行って滝田さんのファンになって帰ってきました。二宮さんは映画全体を客観的に見て芝居される方なのかな感じました。1番お若い西畑さんに至っても涙の芝居が印象的で、これからも応援したいです。
試写で見た方はお腹が空く映画だと言う人もいましたが、私は逆に美味しそうな料理がたくさん出てきて満腹感でいっぱいでした。
ただの時代ものではなく、過去パートがあるから現代パートが生き感動が増した感じがしました。二宮さんと西島さんのダブル主演の作品です。救われて温かい気持ちになりたい方は是非にご覧になってみてください。
■ネタバレなし文章能力無しなので感想はぼやけてますが、とても良い映画です。
満腹
ネタバレ入ってるので未鑑賞の方は読まないでください。
原作未読で鑑賞しました。
(余談)観終わった後なぜかロベルト・ベニーニの『ライフイズビューティフル』を連想しました。
~呪われたレシピは、本当は愛のレシピだったのだ~
鑑賞後感がいい映画でした。誰が見てもハズレでなし!
・充は基本表情演技なのだが、主人公であり、視聴者の目線でもあったため、逆にそれが活きていた。最後、いい表情だった。
・鎌田が泣き叫ぶシーン、監獄でよく響いていい演出だった。
・宮崎あおいさんの演技がさすがでした。安定感がある。
・・・・・
以下、原作未読で映画館に行った一素人目線で思ったことです。
あくまで個人的な感想ですし(自分の場合基本辛口)気にならない人は気にならない箇所を書き出しているので、辛口レビューで気分を害してしまう方は読まないで下さい、
<ストーリーについて>
・確かに最後はきれいにまとまってるんだけど、途中(特に山形の死後)詰め込み過ぎてるせいでそれぞれに深みが足りず“最後を感動にもってくためのカナシイ要素全部乗せ!”したように見えてしまう。たくさんの要素をきれいにまとめるために都合よく物事を運ばなければならなくなってしまった印象。レシピは呪われているかのようにいろいろな不幸を引き起こし今まで再現されたことがない、とするためだろうが無理があったような。
・正直、サチが麒麟の舌を持っていなくても努力で周りの人たちとの助け合いでレシピ再現する話でもよかったかなぁ、と。それに麒麟の舌を持っていることがもっとこの作品の中で重要かと思ってたけど、そうでもなかった…
・どうでもいいけど、現実だったら充の往復大変そう(某、クエストクリアために長距離往復するオンラインRPGかな…)。他に方法なかったのだろうか、
<演出について。細かいことですが。>
・「包丁は父」のページと連名の裏表紙、もうちょっと本編でよく見えるようにしてほしかったし、本編でもう少し取り上げてほしかった。最後の言葉が大事なのに、早くてそこまで読みきれない。(本編ではあまり触れずエンドロールで活かすなら、せめて裏表紙を移す前くらいにゆっくり最後まで味わって読めるよう映し出してほしかった。)
・よくよく見ないとわからない、本当に細かい仕草や目線についてなのだが、二宮さんたしかにその場その場では上手いんだけど、シーンや相手によってややキャラクターがブレていて統一されていない印象。そのブレの幅は日常であれば普通だし(人にはいろんな面があって当然)不安定な揺らぎに焦点を当て描いている映画作品も多いが、今回のように一人一人の正確の違いがパッキリと分かれていてそれがベースとなりストーリーが進行していく映画作品だとそのブレが目立つ。(初めにも書いたが、最後の最後の充の表情は文句のつけようもなく素晴らしかったが。)
・充が「偽りの?」と繰り返す場面が2回もあって、
また聞き返す?さっき偽りってきいたやん、とつい思ってしまった。それに、聞き返すセリフがワンパターンでややしつこいかな、
・どうでもいいけど、現代版料理の名前と見た目、もうちょっとなんとかならんかったんかな~と。laboとかギャラクシーとか、笑えてきて感動の余韻にあまり浸れない…(笑)
・・・・・
以上です。他の人が観たら「そんなん気にならんわ!」となるかもしれないけど自分がやや気になったところを書き出してみました。
誤解を与えてしまうかもしれませんが、
全体的には、この映画を観に行って満足でした。
過去から現代に繋がる壮大な愛と料理
料理を題材にしたヒューマンドラマ。70年前の満州国と現代の2つの時代で物語は進行していく。満州国の場面のほうが圧倒的な迫力と真実に迫っている。山形の料理人としての生き様、究極の料理を追及していく姿には心打たれる。夫婦の絆も素敵である。政治の陰謀に巻き込まれながら、命を懸けてレシピを守り抜く姿は感動的である。そこには、料理の人々の対立をも超える大きな力や、信頼や愛の力が描かれている。
現代の場面は、抜群の才能を持ちながら自己中心的で人々を信頼できず孤独になっている料理人が、幻のレシピ探しを通じて、過去からつながる大きな愛と料理の力に気づくという展開である。
満州国の演技が圧倒的な為、現代の演技が軽く見えすぎ、ラストのカツサンドの場面でも本当にこの人は心を入れ替えたんだろうかと疑いながら見ていました。
想像を遥かに超えて。
最初は「アカデミー賞タッグ!が贈る」などと宣伝していたため内容よりも豪華キャストを推した、すごく安定を狙いに行った少し堅い話なのかと思っていました。
でも、実際見に行ってみると、想像の遥か上を超えていき、すべてが分かったとき、最後の二宮さんの言葉で映画最初から頭の中に様々なシーンが出てきて溜め息が出ました。はぁ、そういうことかと。圧巻でした。こんなに泣いた映画は久しぶりです。
主人公たちの想いが痛いくらい分かって、愛とはこんなに温かくて尊いものなんだと改めて気付かされました。
とてもいい映画です。
ミステリーじゃなかった
原作を大きく脚色しミステリー色を消してしまったようだ。結局、綾野剛演じる友人柳沢が計画した充救済の物語であったようだ。やたらと子供がたくさん出て来ていたがそれが最後に効くようにしてレシピのリレーが行われたわけだ。しかしニノの演技はどうだったのかイーストウッドに怒られたのを忘れてしまったようで力のない演技だったのではないか、他の嵐のメンバーは演技にも頑張っているのにちょっとは気合を入れろと言いたい。物語も充が何で料理に目覚めたのかの説明もなく、麒麟の舌を発揮する理由も見出せなかった、映画としては凡作に終わってしまったようである。それにフジTVの料理の鉄人のディレクターの作品なのに何でテレ朝が制作してるのか、TV局には仁義はないのか。
よかった
序盤から二宮の冷徹な演技が上手いなと思ってみてた。
物語が進むにつれて主人公の心の揺れも上手く表現できてた。
途中途中なんでこんなに面倒な事させるの?って連続だったけどオチで見事に持ってった。
久々にオチでビックリさせられた。
周りのキャストも演技上手い人で話のテンポも良かったのでストレスなく見れた。
最後の主人公の涙とセリフにはグッと来た。
若い時の揚君面白い。
レビューに疑問?
大野君の忍者物の時のレビューもそうだったけど、なんかジャニーズ主演の作品レビューの点数と評価が良すぎますが、もしかして・・・と思ってしまうのは、私だけでしょうか?
確かに悪い作品ではないですが今回は綾野君の鍋振りも素人以下だし、大きな陰謀の緊迫感もいま一つ感じない展開で入り込めなかった。
時代に翻弄された人々が繋ぐ人間の絆
予想とは違う、想像よりもはるかに良い作品でした。
ポスタービジュアルは料理の鉄人が今にも闘いを挑みそうな仕上がりになってましたが、「天才料理人」や「絶対味覚」といったキーワードの印象にあまり引っ張られない方がよさそうです。
見る人によって物語の顔が変化する(本質的な流れに気付く)ポイントが異なる作りになっていると思います。
それに気付いた瞬間にパズルのピースがはまって、物語の意味がまるで変って来る構造。
キャスト陣も好演。満州パートの兼松さんが秀逸です。
料理の手つきも台詞回しも、個人的には一番驚きました。
現代パートの二宮さんは受けの芝居に徹していますが、ラストでこの映画をすべて収束させる主役の働きをしています。
このラストシーンのための映画と言っても良い。
やや強引な展開になっている部分もありますが、丁寧に作られている良作です。
予想外のストーリーでした
なぜ「究極の晩餐レシピを探せ!」などという話なんだろうと観る前には疑問に思っていましたが、これは自分探し・ルーツ探しだったのですね。私は結構泣けましたよ。「おくりびと」の滝田洋二郎監督、うまいと思います。 ただ、ストーリーを見て疑問に思ったのは、三宅少将が山形に「毒を盛れ」と指示することで、これって鎌田君にこっそりやらせるように指示するのが自然ではないかと感じました。様子のおかしい彼に気づいた山形が、彼を問い詰めて真実に気づくほうがありそうではないかと...。誇り高い料理人の山形がそんな指示に従うわけないでしょう。
静かに深く心動かされる
過去と現在を巧みにシームレスに繋いでいて 料理に人間ドラマ 謎解きと様々な要素があるのにもかかわらず 集中して楽しむことができる 映像も美しく料理は本格的で見ためも堪能できる
ストーリーが飛躍しそうな時にも一度ちゃんと戻してくれるので置いてけぼりにならず共感できる カメラワークも面白く飽きさせないし 俳優陣の控えめな感情表現が心地よい セリフが無いシーンなのに 心が動かされる場面がいくつもあって素直に涙が流れる。 伏線もいろいろ張られていて 何度も観て楽しめそう
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