幸せなひとりぼっちのレビュー・感想・評価
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アウディにがっかりする
北欧というひとくくりでは語れないスウェーデンという国の個性が感じられました。誇り高き工業国の中で内向的な人もわりと多い雰囲気とか。そんな中で明るく太陽のようなパートナーだった女性の存在が際立ちます。
孤独な老人の再生物語
頑固なジイさん、オーベ。 妻に先立たれ、悲しみに暮れる。仕事もクビになり、住民はルールを守らないし、気に食わないことだらけで不機嫌になり、自殺を試みる。そんなある日、隣に越してきたイラン人のパルバネを含む一家との交流を通し、次第に心を開いていく。 なんとなく、観てて設定がグラントリノを思い浮かべた。 今作のジジイはイーストウッドと比べるとカッコよくないけど、不機嫌な時と笑顔とのギャップがすごく印象的に感じた。 厄介ごとに巻き込まれ嫌々ながらも手助けする、なんだかんだでいい爺さん。観ていると分かるが、亡くなった奥さんの、誰かの為に行動し、今を必死に生きる姿に影響されていたのかな。奥さんの後を追うつもりが、奥さんのために今を生きようと変われることができて良かったなと思った。
偏屈じいさんの過去
主人公は、妻に先立たれた偏屈じいさん。子供はいない。 最初のホームセンターの場面で、「日本にもこういう人、いるよね」と思って見ていましたが、物語が進むにつれ、少し見方が変わりました。 偏屈じいさんには違いないんだけど、それまでにいろいろあったんですよね。 隣の奥さんが良い人で良かった。 日本と違うなと思ったところ2点。 病気の友人を、家族は家で診たいと言っていて、行政は施設に入れろと言っているところ。 日本は施設に入れたいけど入れない人が多いんじゃないかな。 心臓が肥大する病気、おそらく拡張型心筋症を「命に別状はありません」と言って治療しないところ。 年齢を考えるとそれが正しいのかもしれません。 最後はある意味ハッピーエンドかな。
感動〜!泣きじゃくりました!
気難しいオーヴェは、 奥さんの死をきっかけに、 さらに自分の殻に閉じこもる。 時に自殺をしようするが、 来客に阻まれたり…で、 なかなか死ねない。 これは、少しコメディタッチで笑えます。 でも実は、お人好しのオーヴェ。 困った人を見るとほっとけない。 ここがまた、小うるさい頑固オヤジでも 憎めないのよー。 やがて隣人に少しずつ心を開いていき、 最愛の妻との幸せな日々を語り出す。 ここから、涙が止まらない! 最高の映画に出会えました!
もっと泣かせられる展開では?いや…良い塩梅か^_^
スウェーデン映画なんですね。 ありがちな偏屈爺さんの話だけれど、エンディングにかけて、泣かせるんでしょ?と分かってくるのに泣いちゃうなぁ^_^; 主演のお二人も良くて良作だと思う。
老害だと思ってたおじいさんが自分のおじいちゃんだったら良かったなあと思うような話
最愛の妻に先立たれ、仕事も失い妻の元へ行く事ばかり考えているような、ちっとも幸せそうじゃないおじいさんの話。 隣に引っ越してきた家族との出会いをさかいに、おじいさんの過去が少しずつ明かされていき、その過去もとてもじゃないけど恵まれた過去ではなく、どんどんともっともっと幸せそうじゃなくなってくる。 だけども映画の最後になるとなんて幸せそうなおじいさんなんだろうと180度変わった感情で、エンドロールが流れる秀作。
奥さんに先立たれた男は哀れで弱い、遠くの身内より近くの他人。 感情...
奥さんに先立たれた男は哀れで弱い、遠くの身内より近くの他人。 感情の老化で爺さんは頑固で怒りっぽくなって行くものだが、社会との繋がりは大事。 そんな事を感じさせられる映画だった。 それと私は犬好きだが、ラグドールが大人しくて可愛く、猫も良いものだなあと思った。
すごく良かった。 偏屈ジジイでも、中身を知れば…という感じ。 よく...
すごく良かった。 偏屈ジジイでも、中身を知れば…という感じ。 よく見るような内容だけど、やっぱりグッとくる。 越してきた隣人が偏屈ジジイに積極的に関わっていく人で良かった。 最後がどうしても哀しい。本当に幸せなひとりぼっちだった?そうならいいけど、やっぱりひとりぼっちは寂しい。 彼を本当に想う人だけで葬儀を…とのことだったけど、沢山の人が参列していて良かった。 参列者みんな本当に彼を想ってくれていた人達であってほしい。
ジワっとくる良作
主人公オーヴェは、朝から見まわりしたり、ゴミを拾ったり、私道を車両通行禁止にしたりと規律正しい偏屈爺さん。不運な人生の中で、素敵で優しく寛大な心の持ち主の奥さんと出会い結婚出来たことが一番の幸運ですね。奥さんとの人生や、人柄の良い隣人との関係が良かったです。後からジワっとくる良作でした。
ええエーガや
R15+なのがよくわからなかったけど、良き好き映画でした。陳腐な人生ドラマかなって思ったら、なんのなんの、なかなか抑揚が激しい人生でした。奥さんと出会ってからは幸せでしたね。羨ましい。なんだかんだ言って、人柄がいいんです。だから周りに好かれて、幸せな終わり方でした。全然独りぼっちじゃなかった。羨ましい(2回目独白)
近所の人が素晴らしい
あんなガミガミうるさい偏屈爺さんが近隣にいて付き合っていかなきゃいけないなら、普通怖いのでなるべく関わりを持たないようにするか、何とか心を通わせようと下手に出て努力してみようとするか。でもこの映画は周囲の人が全く動じず普通なんだよね。そこにひたすら感心したんだけど。普通にもの頼むし、怒り返すし、なんかこの先うまく生きていくヒント貰った気がした。あとはソーニャの優しい笑顔ともちろんオーべのちらっと見せる笑顔に心が温かくも切なくもなった。実に良い映画。
もっと色んな人に見て欲しいです
妻に先立たれ、後追い自殺をしようとするおじいさんの人生が、ご近所周りによって変わっていく話。 と説明すると簡単に聞こえますが、やっぱり惹かれませんか? 生涯で一番大切な人が亡くなり、自分の生涯すら終えようとするような重さで、それをどう他人が変えていくんだろう。 変えたのは主人公でしたが、やっぱり、家族という存在が愛を教えてくれる。 家族は、血じゃなくとも愛という絆が有れば。 身近な人を大事にしたいと思える映画です。
打たれても負けない
スウェーデンの映画は記憶にあるかぎり、優しいようで冷酷で、冷酷そうで優しいというなんとも人生の苦味甘味を写していて、単純にあー面白かったにはならいところが複雑な面白さ。 ものを大切にするのと同じように、人との繋がりも簡単には切り捨てない愛情があるのが素晴らしいなと思う。一方で、移民国家でもあるスウェーデンは、この映画に出てくるように、他文化からの優しさやお節介が混じって、うまいこといい文化が育まれているところもあるのだろう、し、育もうと努力しているのだろうな。人に優しくしようと思っても、この映画のイラン人の女性のように打たれても打たれても食いついていくガッツって日本の文化ではお節介といわれそうでできないことが多 いけど、頑張りたいなと思った。 それにしてももうちょい幸せな余韻に最後は浸らせて欲しかった。 子供は宝
大好きで特別な一本に
結婚観ががらっと変わった近頃。 それでもまだまだ前の価値観を捨てきれず、 実はこの作品、タイトルから勝手に全然違うものを想像して録画しておいたもの。 私の妄想では、キャリアウーマンが結局ひとりでも強くたくましく楽しく生きていく物語だったはずが…笑 そんな間違いから、この作品と出会えたことに感謝。 途中から、ぷっと笑いながらも涙が止まらない状態に、、 なんて素敵な作品なんだろう!!!!! 大好き。
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