マグニフィセント・セブンのレビュー・感想・評価
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切り口上がないぞ!
"今どきだなぁ"と思うのは、今回はダイバーシティ(diversity)版になっていること。七人の傭兵は、白人、黒人、メキシコ人、アイルランド人にネイティブアメリカン、韓国人・・・そして依頼主は女性である。ユニバーサルな配慮のカタマリ。
十分に楽しめる作品であると同時に、複雑な気持ちにさせられる。なぜなら多くの人がまだまだ映画に、"新しさ"を求めていると信じたいから。
これは、もはや歌舞伎の十八番(おはこ)のひとつのようなもので、映画を知っている人ほど楽しめる、"通"のものである。
"Classical"と"Contemporary"のある、他の芸術分野と比較して、わずか100年余りしかない"映画"の中で、近代演劇・小説をネタにしたものは別として、こんな"枯れた"趣向は必要なのだろうか。誤解を恐れずに言えば、ついに"ネタ切れ"なのか。
それにしても、仕掛けに誘い込んで爆薬でまるごと吹っ飛ばしたり、袋小路に追い込んで一人ずつ仕留めたり、"型"をしっかりと踏襲していて、アントワン・フークア監督の並々ならぬ原作リスペクトである。ガンアクションのカッコ良さは、"いまの見得は美しかったなぁ"と呟いたりして。
オリジナルとの違いは、各人の動機が違うことと、恋愛要素がないこと。
この出し物は、「本当に勝ったのは農民たちだ、俺たちじゃない」が、"切口上"なわけで、これがない! ただ去っていくのは、とてつもなく残念。
"まずは今日は、これぎり"
撃ちまくり
デンゼル・ワシントンがリーダーならある程度架空設定はないと無理だよな、と思ったけど、予想以上の異文化人キャスト取り入れまくりで、収拾つくのだろうかと心配したが、まぁまぁよかったんじゃなかろうか。
というか、あのストーリーを政治的に正しくするとこうなるよねぇ、と辟易しつつも面白く観られたのは、やっぱり馬とガン、アクションが素晴らしかったからだと思う。
ツッコミどころはたくさんある。
しかし、そんなことはウエスタンな乗馬(何回見てもあの手綱の持ち方不自然)とか、デンゼル・ワシントンの恰幅の良さとか、ガトリング銃が悪魔のように新兵器な受け取り方されてるところとか、いやダイナマイト無双とか、男は皆酒好きで女好きで下ネタで盛り上がるところとか、そんなのが出てくるからいいのだ。
荒野の七人は観てなくても、七人の侍観てたらだいたい何をリスペクトしてるか分かるし、ウエスタンの他の作品知ってたらまぁまぁ納得できる出来栄えなんじゃないかなぁ。シェーンくらいしか知らんけど。
個人的には、未亡人がなかなか清廉に見えたし、アクションの後日焼けしてるのがいい印象。
菊千代とくっついてほしかった。
あ、そう。皆のガタイがとても良く、骨格からしっかりしててそれも素晴らしかった。
タイトルロールの短さも、今時無いほどで、マンパワーの良さを感じた。タイトルロールのBGMがずっと荒野の七人のメインテーマなら尚よかった。
とにかくガンアクションの爽快感でスッキリした。
カッコいい。
3.3くらい
男なら必ず胸が熱くなる!!!
久しぶりに興奮するアクション映画が見れました!!
ストーリーは単純明快。
悪いやつをたった7人でぶっ倒す。
アクションシーンはポスターや予告でも分かるように、ほとんどがガンアクションです。
ガンアクションと言っても、ただのガンアクションではなく、7人のキャラクターのそれぞれの個性が出ていてとても見応えがありました!!!
しかし、少し残念だったのが、サムたちが他のメインキャラを勧誘するシーンで、それぞれのキャラクターが付いていく動機が少し薄かった気がします。
でも、そこだけ。
本当に面白くて最高のアクション映画でした!
クリスプラットとヘイリーベネットがメイン
もっと古典的にするのか斬新な撮り方にするのかどちらにした方がいいような気もするが、別に粗もないし沢山のスタントマンを使っただけの事もある騎馬アクションは見応えあった。
もっとデンゼル・ワシントンが前に出てくるのかと思ったらそうでもなく、
最後インディアンとメヒコと黒人が生き残るのはやっぱり配慮なのかと
思った通りの映画!
7人全員個性的で、必ずしも根っからの善人ではない人ばかりだけどみんなかっこよかったです!
豪華メンバーで期待してただけに拍子抜け…ということがままある中、主人公達はメチャクチャ強い!敵はメチャクチャ悪い!町の人たちと力合わせて頑張る、戦う、ピンチくる!…と、ドキドキハラハラ楽しめました。仲間を一人ずつ集めていく過程もワクワクしましたねー。
7人は個別の知り合いはいるもののチームとしては寄せ集めで慣れ合いはないのですが、憎まれ口を叩きあってたファラデーとヴァスケスの微妙な友情が特によかったです。グッドナイトとビリーの絆もいい!
個性的に一つだけウーンだったのは、サムの'動機'。いらなかったんじゃないかなー、「今まで殺した者たちのために祈れ」で良かったんじゃないかなー、と思いました。
私は主にクリプラ目当てで見に行ったけど大満足。「陽気な二枚目(本人談)」のクリス・プラットを見たい方には是非お勧めします。
男なら黙ってトキメけ!
7人の侍・魂
ザ 西部劇
淡々としたウエスタンで賞
王道の西部劇
アメリカでは去年の9月に公開され待ち望んでた映画『マグニフィセント・セブン』を本日見て来ました!
『荒野の七人』と言えば黒澤明監督の『七人の侍』をアメリカが作り上げた西部劇です。
子供の頃に見て西部劇にハマってガンマンごっこをしましたね!
その『荒野の七人』のリメイクである本作ですから思い入れもひとしおです!
ストーリーは昔の『荒野の七人』と似てますね〜
ユル・ブリンナー役がデンゼル・ワシントン。
あとわかりやすかった役としてはナイフの名人ジェームス・コバーン役が今回はイ・ビョンホン。
キャラクターの設定もある程度踏襲してますね!
映画が始まって直ぐに気づいたのが音楽です!
エルマー・バーンスタイン作曲のメインテーマの旋律を使ってる!
あの音楽を聴いただけで気分は盛り上がりますね〜
そしてタイトルなんですがフォントがまた昔の西部劇っぽい!
ビンテージっぽいフォントでまたニヤリ!
最近のトレンドで派手なガンアクションばかりが目立つかと思いきや西部劇の王道を行く作り方には好感が持てました。
撃った後にホルスターにクルクルっとガンハンドリングをして銃を納めるのはお約束かww
まぁ前半のストーリー展開がサクサク行くしこんなに簡単に人が集まるのかと言いたいがそんな事はまぁ脇に置いておきましょうww
なんでそんな無謀な事のために命を賭けるのか。
それぞれのキャラクター説明が物足りなくてストーリーに奥行きが感じられない。
まぁでも荒野の七人ですからって事で良しとしましょうww
今回ヒロインがまた良かった!
エマを演じるヘイリー・ベネットが美しいし力強い!
そして西部劇と言えば銃撃戦だがバタバタ死んでいきます。
ラストに近くなるとやっぱり出ましたね〜
悪の象徴ガトリングガン!
がんがん撃たれていきます!
これじゃ住人全員死んじゃうんじゃないって思うほど激しい銃撃戦です。
コルトピースメーカーとウィンチェスターで戦うには分が悪すぎますがそこは王道の西部劇ですからww
なんとかしちゃうんですww
まぁツッコミどころも多々ありますがエンディングでエルマー・バーンスタインの曲が流れて良しとしましょう!
久しぶりの王道西部劇。
大きなスクリーンにアメリカの広大な自然と馬そしてコルトで満足でした。
誇り
一流のならず者達が己の誇りの為だけに命を賭けて悪と闘う、
ストレートな勧善懲悪映画。
個性的な仲間達を集めるシーンもユーモア溢れて面白く、最後まで仲間達の個性もしっかり表現されてて見応え充分。あっという間に終わってしまった。
気持ちいい位に撃ちまくり、敵を倒す。
物凄いシビレタ。
目茶苦茶格好いい!
西部劇、時代劇の勧善懲悪物はストレートに伝わってくるので理屈抜きで面白い!
CGばかりの作品でなく、演技力の醍醐味を充分堪能出来る作品。又観たい。
さすが黒澤影響映画
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