裸の劇団 いきり立つ欲望
解説
「木屋町DARUMA」など監督としても活躍する俳優・榊英雄がメガホンをとり、アングラ劇団を舞台に描いた官能ドラマ「裸のアゲハ」の続編。俳優たちが裸で古典演劇を演じるアングラ劇団。主演女優・揚羽の活躍によって公演は大成功を収めたが、揚羽は劇団を去り、演出家の翼は後輩に劇団を任せてサポートに徹していた。劇団の人気が陰りを見せはじめる中、新人女優・青空が揚羽の公演について熱く語るのを聞いた翼は、衝動的に揚羽に会いに行く。ピンク映画制作会社・大蔵映画の上映企画「OP PICTURES+」(16年8月20日~9月2日、東京・テアトル新宿)にて、ドラマ部分を充実させたR15+バージョンを劇場公開。
2016年製作/70分/R15+/日本
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2016年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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確かにアナウンスしていたようにこれ単体でも一つの作品のようになっている。というのも、前半との雰囲気がまるっきり反対になっていて、後半はギャグセンスが所々に差してくる。それに、前半のヒロインである水城りのは作品後半までは出てこない。代わりに蓮実クレアがヒロインのようになるのだが、その部分も含めた他の出演者の関連性みたいなものが初め上手く飲み込めなかった。あまり説明っぽくなるのを避けたのだろうが、冒頭のところでテロップ的な説明があればわかりやすかったのではないだろうか?監督的には不本意だろうけど。裸で演技をする劇団の意味も、前半の哲学的な匂いから、一気にお笑い的な流れになるのは、意図なんだろうけど、折角の前半の構築を自ら壊すようで勿体ない想いがしたのは小生だけなのだろう・・・
『下衆の愛』もそうだけど、とにかく集団になると男女とも動物の本能が剥き出しになるというある意味普遍的なテーマだから、こういう世界を知らない、体験したことがないという人からしてみれば、どれだけ狂っている連中なのだろうかと嘆くことだろう。勿論小生もここまでのあからさまさは体験したことがないし、現実はもっと隠れてコソコソってことなのだろうけど、まぁこういう男女入り乱れての心情の機微は表に出した方がストレートで後腐れがないのかもしれない。病気と妊娠さえ気をつけていれば、こんなセックス教団的な行為も『若気の至り』なのかなw
演出家役の男優の前半と後半のメーターの振り切れ様は、戦隊モノ俳優のようなイメージなだけに一寸痛々しい感じがしたのだが・・・
2016年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
前編の「裸のアゲハ」とは全然テイストが違ってた。
蓮実クレアがちょーエロかったです。
見ごたえあって面白かった!