インクレディブル・ファミリーのレビュー・感想・評価
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ピクサー映画でこのシリーズが1番好き!
このシリーズ大好きなんです! アクション・シーンもすごく面白いし、ブラッド・バード監督はアニメが1番本領発揮できるのかもしれませんね! ←余計なお世話(笑) 『~ゴースト・プロトコル』も『トゥモローランド』もとても面白かったですけどね(^-^) 3作目制作してくれないかなあ!
鼻からウォーター並におもしろい
“育児をちゃんとすればヒーロー並みの功績”
視覚的な物に騙されちゃいけない。
ポップでライトな色味でもアクションもドラマも一級品。
誰かの為に立ち上がる事と、誰かが立ち上がるのを黙って見てる事は必ずしも逆の意味になるわけではないし、黙って見ている事をハッキリ悪いと言えないのが現実だ。
これは近年様々な映画で描かれて来ており、個人的にはキック・アス ジャスティス・フォーエバーのラストが最も上手く描けていたと思うが、いかんせん描き方が難しいのもこのテーマ。
しかし、そんなテーマに“育児”というある程度の年齢の者であれば誰もが想像し得る事と重ねる事でグッと分かりやすくした作品。
深いテーマが理解出来なくてもアクション物として楽しめるし、テーマを理解すると更に感動が深まる。
これぞまさしく真の全年齢対象作品!
こんな家族、かっこよすぎ
前作から14年後の公開。
明らかにCGアニメの質が違う。とても立体的。
なのに、話はそのまま前作の終わりから。
「あれから14年後、子供たちも大きくなったのかな」などと思っていたのが甘かった。
ここでまずやられちゃいましたね。
その代わり子供たちの「伸び盛り能力」場面万歳。
そして極めつけは、妻・イラスティガールが凄すぎ!。
身体が伸びる性質をフルに生かしているのが、痺れる。
今作は娘も含めて「女性キャラ」が躍進してました。
「あ、でも赤ちゃんはどうするの?」なんていうのも、心配無用。
まさかデザイナー・エドナが子供好きって(笑)。
ピクサーアニメ、おそるべし。
邦題を「インクレディブル・ファミリー」(原題はインクレディブル2)にしたのも、内容的にグッジョブ。
ゲロ吐き攻撃のヒーローなんていらない!
ヒーローとは何か?ヒーローは必要か?といったテーマも含まれるインクレディブルの第2弾。ここ数年のヒーローものを見てもわかるように、やっぱりアメリカンヒーローは悩んで成長する。自分たちが正義のために戦っても街の建造物や公共施設を破壊することに繋がることにいら立ちも覚えてしまう。特に、銀行なんてのは保険があるから、盗まれても平気ってところは昔から言われてるなぁ。
家事、育児、世界の危機なんてキャッチフレーズそのままのヒーローコメディ作品。カッコよさよりも色々と考えさせてくれる作品でもあった。
何かと誰かに似てるとか、実際にモデルがいるといった記事もありますけど、一番は捜査官リックがトミー・リー・ジョーンズに似てたことだと思う。
この楽しさはたまらない
スーパーヒーロー一家五人が帰ってきた。
世間は助けられているのにもかかわらず、スーパーヒーローを嫌っていた。
そこで活躍の実態を伝えようと、イラスティガールがカメラを身につけて出動する。
いかついMr.インクレディブルは家事に専念、子育てに翻弄されることに。
とても幸せな二時間を過ごすことが出来る。
かっんわいい
もやもやが残る・・・こんなんで良いのか?世の父親よ。
ピクサーは、やり過ぎるのが玉に傷だ。
前作よりもダーク。暗いシーン多いし。結構大人向けの映画になっていた印象。
劇場版ミッション・インポッシブルが7割、残り3割が007。
とはいえ一番の見せ場は、スーパー赤ちゃんvsスーパー育メン父親の戦い。結構笑えます。
それにしても子育てって大変ですね・・・。
しかしながら、家族やら子育てやらにしかヒーロー性を見出すことのできない現代社会をよく表現している・・・とはいえ、ちょっと寂しいなそれって(危険な発言)・・・。
敵の黒幕が「ファイト・クラブ」のタイラー・ダーデンみたいな奴なんだけど、そいつを倒してハッピーエンドだったので、ちょっと複雑な気持ちになりました。
憎まれ口を叩きましたが、普通に面白いです。
家族で観ると良いかも!
両立することの難しさ、叶わなさ
ボブの育児日記
すべての人類が見るべき不朽の名作
一見、アメリカンホームコメディとヒーローアクションを合体させただけの大味な娯楽作に見えるが、そうした先入観を持って本作を鑑賞すれば、いい意味で期待を裏切ってくれることになる。
前作に引き続き、リズミカルな痛快コメディでありながら、じわっと涙腺を刺激する不思議な瞬間がある稀有な作品。
映画というのは「よしここで感動させよう」「泣かせよう」という意図を露骨に感じる場面が用意されていることが多く、いわゆる感動巨編と呼ばれるようなものはたいていそのような作りになっている。
大多数の「空気の読める観客」はその場面で素直に気持ちを高揚させ、感動を味わう。
娯楽というのはそういうもの。それが「ある種の映画」に課せられた重要な要素であるし、その瞬間のために決して安くない金と貴重な時間を捧げるのだ。
ただ、そこには誰もがそれぞれに、ここまでは許容範囲だと思えるデッドラインがあるもので、それを踏み越えてしまう演出過剰を感じた瞬間に外連味に変わり、とても見ていられない鬱蒼とした気分になってしまう。
この加減というのは年代や経験、性格などでおおきくデッドラインが変わると思う。
だからこそ演出によるものと感じさせず、自然と湧き上がる感動を与えてくれる、自分がいったいなにに感動したのか、自分でもその瞬間には理解出来ていないような、でもふしぎと一瞬涙がじわっと滲むような、そんな不思議な感動を与えてくれる映画こそが、最も尊い作品なのだと私は思う。
このシリーズの素晴らしさは、まさにそのような種類のナチュラルな感動を与えてくれるところなのである。
なぜあの瞬間、ホロッと来たんだろう?というふしぎな場面がいくつかあり、見終わるまではなにに感動したのかうまく理解できずにいるのだが、少し考えてようやく理解する。
それは彼らがそれぞれの立場でさまざまな悩みや課題を抱え、互いにぶつかり合いときに傷つけ合う、どこにでもいるようなごく普通の家族であり、とても人間らしい存在であること。
そしてそんな家族がピンチに見舞われると、見事に息の合った鮮やかな連携を見せて大活躍するのである。
このギャップの大きさが実に爽快であり、同時にそれは家族としての普遍的で理想的な姿であり、それがしびれるほどにかっこいいのだ。家族ってすげえ!
特殊な能力よりも、その連携プレーの素晴らしさこそが彼らの強さなのだと感じ、そして自分にも家族があることを思い出して心が震えるのである。
そしてこの映画は、最後にちょっとしたエピソードを残して終わるのだが、その姿がまさにこの映画の楽しさ素晴らしさを濃縮したものになっていて、極上のディナーを味わった帰りにおみやげもらっちゃった、みたいなときめきを覚える。
前作ともどもすべての人類に見ていただきたい、不朽の名作である。
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