「「ファミリー」らしいヒーロー家族のドタバタ奮闘記」インクレディブル・ファミリー twilight reviewさんの映画レビュー(感想・評価)
「ファミリー」らしいヒーロー家族のドタバタ奮闘記
前作の続きから始まり、今度はボブ、ダッシュ以外のファミリーにスポットライトが当たる。
イラスティガールが電動バイクをぶっ飛ばしてヤンチャな一面が見られたり、ヴァイオレットの恋路の続き、末っ子のジャックジャックに秘められた特殊能力がヒーローも驚くほどの力を持っていたり……と、やっぱり賑やかなパーファミリー。
流れ的には1作目がまとまってて面白かったかなぁ…。
あとこれは1作目にも言えるのだけど、事件が最高潮を迎える瞬間が個人的にはあっけなくて「あ、終わった?」と感じてしまうのが惜しい。なぜだろう…。特撮モノでいう、怪獣撃破(爆発)みたいな一瞬に詰め込まれたダイナミックさを感じないせいだろうか。
長女の恋路は救いを予感させる終わり方でどう転ぶかわからないけれど、報われたらいいね。
ジャックジャックは視聴者に先を読ませない不確定要素ぶりと、無邪気な赤ちゃんらしい絶対的なこちら側の(味方として安心して見ていられる)ヒーローだったけど、最後の活躍の場では他のヒーロー達に譲る形となってしまったか?
それでもエドガーおばさんの、ヒーローとはまた違った完璧超人ぶりが見れたので面白かった。
「育児が完璧にできれば、それはヒーロー活動と同じくらいの偉業よ」みたいな台詞が印象的だった。エドガーさんすごい魅力あるキャラクター。作中一頼りになります。