劇場公開日 2017年7月14日

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「そこら辺のバラエティ番組より笑える!」銀魂 YuuuuuTAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0そこら辺のバラエティ番組より笑える!

2018年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

ジャンプを昔読んでいたので
銀魂の基本設定を知った上で視聴しました。

正直、漫画がそこまで好きではなかったので
あまり期待していませんでした。
が、オープニングから笑った!
いきなり数々のネタを投下してくるんです。
特に「千年に一度……」がツボでした(笑)

ストーリー自体は単純です。(原作にあった話なのかな?)
江戸時代に宇宙人「天人(あまんと)」が来襲し
占領されてしまった地球。
天人との戦争時に白夜叉として恐れられた
坂田銀時(小栗旬)は、現在よろず屋を営んでいた。
そこで働くのが志村新八(菅田将輝)と神楽(橋本環奈)。
大好きなイチゴオレを飲んだり、チョコレートパフェ食べたり
カブトムシ捕まえにいったり。
いつも通りのだらけきった日常を過ごしていたある日、
幼少時代に松下村塾で
共に過ごした高杉晋助(堂本剛)がもくろむ
日本転覆テロに巻き込まれていく。
桂小太郎(岡田将生)、新選組の近藤勲(中村勘九郎)、
土方十四郎(柳楽優弥)、沖田総悟(吉沢亮)らを巻き込んだ
一大騒動に発展していく。
銀さんは高杉の暴走をとめられるのか……というお話。

バトルは派手で見ごたえがありました。
殺陣もカッコ良かったですね。
でもこの映画の神髄は「笑い」にあると思います。
ネタとしてはパロディが多かった印象があります。
CDTV、ガンダム、ワンピース、テレビチャンピオンなどなど。
ラピュタをパロった時に、劇中でもこのネタ大丈夫か?と
躊躇するシーンをつくるあたり
パロディに徹底しているなと思いました。

登場人物の掛け合いもよかったです。
ツッコまれたときのリアクションとか
ボケに対する対応とか
漫画のノリを上手く実写化していると思いました。
特に新八が絶叫してツッコミを入れるあたりは
よく演じられてたと思います。
見ていて違和感がありませんでした。
あと、オレオレ詐欺的な潜入シーンも(笑)。

数々の笑えるシーンがあるからこそ
かっこいいシーンが引き立つのも
この映画の魅力なように感じました。

お多恵のもとから銀さんが出かけるときもそう。
傷ついた銀さんをお多恵が制止するものの
止めても出ていくことが分かっているから
玄関先に着替えを用意しておいたり。
いちいち言葉を交わさなくても
通じ合っている。
そんな行動をとる2人がカッコ良かったです。

各種セリフにもかっこいい言い回しがあったように思います。
具体的には覚えていませんが……汗。

あえてマイナス面を一つ上げるとしたら
ぼそぼそ喋っているときのセリフが聞き取りづらかったこと。
雰囲気から何を言っているのかを
推察しないといけない場面がいくつかありました。
それがちょっと残念だなと思いました。

でもそれ以外はとても良く、もう一度見たいとも思いました。
また同じ場面で笑うんだろうな。

Trinity