本能寺ホテルのレビュー・感想・評価
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いい役者が揃ってるのに、、
機内で鑑賞。
正直な話、期待はずれでした。
役者さんはみんな上手でいい味をだしていたし、設定も面白いなと思ったのですが、誰にも感情移入できなかったし、心を動かされることがなかったです。
口コミ評価に騙されて
まだ新作の値段でレンタルして観た。
最初から最後までクソ面白くなかった。
笑える所一切なし。
一生懸命『いい話』に持っていきたい感強い割に感情移入出来ない作り。
この監督の映画はもう観たくない。
何故作った!!
万城目学が脚本学校まで行って書き上げたのに、解雇された挙句フジテレビにパクられたと本人が告白したいわくつきの映画ですが、歴史文化を駆使する万城目映画というより何かいつもの退屈なフジテレビ映画です。物語に全く引き込まれずスリルは皆無で、主人公の結婚エピソードもどうでも良いしこの映画は時間の無駄です。主人公がここって本能寺?と気が付くのに45分かかり、もう駄目だと思いました。ロケ地やセットは良かったです。この映画に限らず一般的な信長像って何か嘘くさいですよね。
いまさん
星の数は堤真一と濱田岳が好き!それだけ。
序盤の意味のわからないエセ三谷幸喜の様な演出、見え見えの筋、退屈。
結婚をやめるまでの必要あった?そもそも由緒あるオルゴールをあんなに無防備にホテルのロビーに置いておくか?
脚本の作り込みが足りない
綾瀬はるか、は相変わらずかわいい。
でも・・・、この映画はどうなんだろう?
主人公の描き方が、綾瀬はるかに引きずられてしまった結果、一本の映画内で、主演の綾瀬はるかの性格が矛盾を起こしている。
そのため脚本の練り込み方、主人公の描き方が足りず、主人公ではなく綾瀬はるかの映画になってしまっているのが残念だ。
---------ここから先、ネタバレ--------
そもそも主人公は、人から言われたらそれに従ってしまうほど、我の弱い人間。
自己評価が低く、やりたいがあっても、他の人に勧められたらそれに従ってしまう。
それがコンプレックスという人物設定だ。
しかし、物語の端々に、いつもの(?)コミカルな綾瀬はるかに引っ張られてしまっている。
マイペースで、間違っている事に対してはしっかり間違っている、というような女性だ。
それをやっても許されてしまうような、かわいいけど、芯の強い女性、という描き方である。
例えば、信長との邂逅シーン。
茶入れを渡すよう強要する信長に対し、それを奪い取り商人に返してしまう。
一方で、婚約者の進める結婚式場などには異を唱える事はできない。
これを同一人物が本当にやったとしたら、その人はただの「変な人」である。
つまり、主人公の性格に一貫性がないのだ。
もちろん、映画によっては、シーンが進むにつれ性格が変わっていく、というものも少なくない。
だが、この映画では、シーンによってそれがばらついて配置されているので、主人公に感情移入することができない。
単に、綾瀬はるか、かわいいね、という映画でしかないのだ。
天真爛漫な綾瀬はるかを描きたいなら、この脚本では無理だろう。
もっと儚げで、抑えめな演技が求められる。
それを無理矢理、綾瀬はるかに寄せてしまっている。
その結果、矛盾を引き起こしているのである。
その分、信長の描き方はよく見えた。
最初は厳しいのだが、主人公の影響で昔の志を思い出し、性格が変わっていく。
荒唐無稽なファンタジックな設定だけに、物語の一貫性などにはもっと気を配って欲しかった。
ストーリーは単純で、三谷幸喜のようなコメディに寄せるなら、もっともっと脚本を作り込まなければならない。
逆に、もっと歴史に寄せるなら、しっかりとしたリアルな作りにしなければらなない。
両方が中途半端で、良いとこ取り使用とした結果、物語に矛盾が生じているのだろう。
そのため評価はせいぜい2、それもだいぶ甘く見てって感じだろう。
役者はそれぞれ良い演技をしていた。
綾瀬はるかは定番の安定感があり、堤真一は信長の不器用さをしっかり表現、濱田岳もイメージの違う森蘭丸を自分のキャラクターに引き寄せていた。
こうした役者の好演の分、加点といったところだろう。
それらを映画の作りが台無しにしてしまった感が否めない。
ついでに、そろそろ綾瀬はるか=天真爛漫、というのは無理があるのではないだろうか。
もっと違った演技させてやって、役の幅を広げさせてやれよって感じだ。
人の世は変われども、人の夢心は変わらない
てっきり原作者も同じ…と思っていたら、“オリジナル脚本”。
何やら一悶着あったそうで。
まあそれはさておき、
このキャスト、この監督、歴史と絡めたこの題材、面白味ある題材を活かせなかった『プリンセストヨトミ』をどうしても思い浮かべてしまう。
なので今回も見る前はほとんど期待していなかったが、まあとても優れているとは言い難いが、あちらよりかは面白かった。
勤務先の倒産で無職になり、婚約者との結婚を決めた繭子。相手の親に挨拶する為京都を訪れ、とあるレトロなホテルに泊まる。
エレベーターに乗ると、何とタイムスリップ。
そこは謀反前日の本能寺で、織田信長と出会う…。
歴史×SF×コメディ。
ホテルのエレベーターが時を超えて戦国時代の本能寺と繋がっている設定がユニーク。
美術もロケも見事で、ちょっとした京都タイムトラベル観光。
同じ奇抜でシュールな設定ではあってもあちらより良かったのは、テーマやメッセージが一貫している点。
ネガティブニート女子の繭子。この不思議な体験、出会いで自分の人生を見つめ直す。
恐れられていた親方様と恐れていた家臣たち。繭子との奇妙な出会いによって、優しさや笑顔を取り戻す。
繭子の婚約者の父のスピーチも胸を打つ。
自分は何をしたいのか。
何故、出来ないと決め付けるのか。
人の世は変われども、人の夢心は変わらない。
臭い美辞麗句だが、ストレートに響く。
いかにも綾瀬はるからしい役で綾瀬はるかの魅力を振り撒くが、織田信長役の堤真一が見事。
堂々たるカリスマ性と威厳たっぷり。
心根は優しく穏やかで、誰よりも平穏な世を願っている。
繭子から自分の運命を聞かされても、逃げも隠れもしない。
織田信長の本当の人物像なんて誰にも分からないが、こうでもあったんじゃないかと納得させられるほど。
また、繭子が未来から来たという信じ難い話を聞かされても、相手の目を真っ直ぐ見据えて理解を示す。
出来過ぎだが、天下人とは、深い見識人。
胃痛持ちの小性・濱田岳、ホテルの秘密を知ってるような知らないような支配人・風間杜夫、婚約者の父役の近藤正臣らも好助演。
難点は、まあユニークな設定もあれだけど、
まず、歴史を変えるような事を言っちゃう繭子。これはどうなのかなぁ…。
ラスト、繭子をやっと理解して婚約を一旦白紙に戻すのも何だかご都合的と言うか…。
エレベーターでタイムスリップ出来る秘密も何だかちと釈然としない。
タイムスリップしてカルチャー・ギャップらしいカルチャー・ギャップもナシ。年月日を聞かされて、「ああ、やっぱり…」って(笑)
ギャーギャー騒ぐより、普通タイムスリップしたらこんなもんなのかもね。人は本当に驚いたら声もリアクションも無いって言うし。
…って言うか、普通タイムスリップなんてねーけど。
『プリンセストヨトミ』よりかは良かったけど、所々微妙な点も。
“原作騒動”も何だか凝りが残る。
映画に掛けて言うなら、これぞ“フジ映画の変”。
それから、『プリンセストヨトミ』と同じく、素晴らしく拝ませて頂きました。
ナイスおっぱい!
しっかりとした作りだと思う。
歴史ものの映画は、ノンフィクションのように伝えるか、いろいろ変えてフィクションにしてしまうかのどちらかかとは思うが、この作品のように、まだ見えていない謎に挑戦するストーリーは好き。
特に、歴史が変わらないというエンディングがまた良いじゃないですか。
綾瀬はるかも、こういうとぼけた役は合うし、全体的にコメディよりのキャストも、見ていて楽しい。
ただ、他の人のレビューにあるように、三谷幸喜感は否めない、、、笑
本能寺の変をストーリーにしているので、なおさら清須会議と被り、「完全にコメディ」という印象を崩せずに映画が終わってしまったので、煮え切らない。
綾瀬はるかのおかげか、最後までみれたけど(かわいいからとかじゃじゃ...
綾瀬はるかのおかげか、最後までみれたけど(かわいいからとかじゃじゃないです)、うーん平凡作品以下。
期待してなかったのでこんなもんかな
整腸薬を蘭丸が、警戒なく飲んだけどあれはない。
明らかに時代違い(異国の人と間違えるほど)の奴が突然現れて、薬だとかいって出された白い粒なんて戦国時代、ましてや信長の家来なら、飲まないでしょうし、仮に飲んだとしてももっと警戒するでしょう。
倉本(綾瀬)と恭一の婚約話しは必要だったんでしょうか。。
結局歴史は変わらない
勤務先の会社が倒産し、職を失った繭子は、恋人の恭一からプロポーズされ、周囲の後押しを受けて婚約を決意。恭一の両親の金婚式を祝うため京都を訪れるが、手違いによって予約していたホテルに泊まることができず、偶然たどり着いた路地裏の「本能寺ホテル」にチェックインする。すると彼女は、いつの間にか奇妙な寺の中に迷い込んでおり、そこは天下統一を目前にした名将・織田信長が滞在する1582年の本能寺だということが判明する。訳がわからないまま本能寺ホテルと安土桃山時代の本能寺を行き来し、信長や信長に使える小姓・森蘭丸と交流を深めていく繭子だったが……。
信長は運命を受け入れ、繭子は婚約を解消して自分のやりたいことを見つける(社会科教員に登録して歴史を教えたい)最後は現代の繭子と信長が川辺にたたずんで終わる。(白い蝶が舞っている)
なんか三谷幸喜の仕上がりにしたい感じが…
飛行機の機内で見ました。
脚本は雑だし、CGも安い。
誰が監督かも知らなかったのですが途中から三谷幸喜の笑いの要素をサル真似しているような感じがしてきて残念な気持ちになります。
婚約者の友達の彼女?の言い回しも臭すぎて90年代のTVドラマのようなクサさです。
織田信長ってやっぱり好き
綾瀬はるかさんはいつも通り綾瀬はるかさんでした。それが好きなのでよかったです。京都の雰囲気も素敵でした。戦国時代の映画は本当にたくさんありますが、やっぱり織田信長を良い人にしてある映画は好きです。今回の織田信長は堤真一さんですが、すごく不器用さも男らしさも絶妙で素敵でした。
個人的には近藤正臣さん演じる婚約者の父が、すごくよかったと思います。わたし自身背中をすごく押されました。
そしてやっぱり信長はかっこいい。本当に自分がしたいこと、やりたいこと、今しかできないこと。そんなことを考えずにはいられなかったです。
何かに迷ったり、決めかねていることがある時にみたら、きっと誰もが背中押される映画だと思います。
夢は本能寺にあり
今年初レビュー投稿ということで、とっくの
昔に明けましたがおめでとうございます。
2017年もよろしくお願いします。
年末~現在までにかけてまあ色々な色々が色々と
重なってかれこれ5か月ぶりのレビューですがひとつ。
2017年1本目の鑑賞作は『本能寺ホテル』。
実はこの監督・主演コンビの『プリンセス・
トヨトミ』が好きではなかったので期待値は低め
だった。なんか脚本に関する妙な噂もあったし。
ま、噂の真偽なんて分からないし過去作や製作過程は
作品単体とはなるべく切り離してレビューしたいと
前置きした上で、さっそく結論から書いてしまう。
* * *
思っていたほど悪くはなかったが……
「まあまあ」の3.0判定を付けさせていただいた。
ちょっと驚いたのは、タイムトラベルものの定石
ともいえる展開――現代テクノロジーが活躍したり
カルチャーギャップで笑いを取ったりなど――が
ほとんど登場しない点。歴史改変というSF的要素や
『本能寺の変』の新解釈なんて要素もほぼ無いが、
物語の軸はあくまでヒロインの心情の変化にある
とふまえて観れば、その辺りも気にならないかな。
* * *
やりたいことが何もない。流されるまま生きている。
自分が生きる目的って何? 夢中になれるものって何?
人生に対してそんな焦りのようなものを感じている主人公。
冷酷非道に振る舞う信長をはじめは怖がっていた彼女だが、
信長が本当は優しい理想を抱いていたこと、そして
そんな信長に最後まで憧れていた家来がいたことを知る。
信長と森蘭丸の最後の決断がアツい。あくまで彼等は、
彼等が憧れるものの為に命を懸けるのだな、と。
また現代パートでも、婚約者の父が主人公に道を示す。
(あのスピーチには素直に感動。かっこ良いぜ爺さん)
彼等と出逢えた事で、主人公は自身の夢を探し始める。
憧れるものの為に努力する人間はカッコいいし、
晴空みたいに清々しい。そんな清々しさに彼女は
惹かれて、彼等のようになりたいと望んだんだろう。
舞台である『本能寺ホテル』もレトロモダンで素敵。
傍目にはエキセントリックにしか見えない主人公に
辛抱強く付き合うフロント係さんもユーモラスでナイス。
* * *
とまあ、
主軸となるドラマは嫌いじゃないが、ここからが不満点。
歴史上の人物の造形や時代考証が正確かどうか?
いや、僕はその辺りの知識も興味もあまり無いし、
本作においては特に重要とも思わない。
コメディ要素強めとはいえオーバー過ぎる演技や
所々スベり気味のユーモアにも……まあ目を瞑れる。
だがカメラワークと間延びしたテンポは大いに不満だ。
シンメトリー(左右対称)、スローモーション、カメラ目線、
真一文字のように撮られた対話シーンor遠景ショット。
印象的なシーンにこれらを用いるだけなら良い。
が、この映画はさしたる意味も無しにこれらを連発乱発
するので、画ヅラとしてやかましいくせに単調なのである。
特に、キューブリックやW・アンダーソン級の作り手で
無い限り、これ以上のシンメトリーの多用はご勘弁願いたい。
途中からはロールシャッハテストでも受けている気分だった。
またそれら映像の"しつこさ"に依るものかもだが、
どのシーンも僅かに冗長に感じるし、最後の川辺の場面や
いくつかの会話シーンについては明らかに間延びしている。
* * *
まとめると、
映像やテンポに関する大きな不満はある。だが、
ヒロインが自分の人生を明るく進むきっかけを
見つけるまでの物語としては悪くない。
あなたが「自分の生き方これで良いのか」と不安を
抱いているなら、本作で少しだけ勇気をもらえるかも。
以上! 2017年1本目のレビューおしまい!
<2017.01.14鑑賞>
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