本能寺ホテルのレビュー・感想・評価
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やるか、やらないか
大好物のタイムスリップものだし、綾瀬はるか主演だし…ぐらいの軽い気持ちで観に行ったのだが、心に響いたのは「やりたい事はないのか?」「だって大した能力ないし…」「いや、やれる事じゃなくて、やりたい事だよ?」というやりとり。子供の頃は可能性なんか考えずに夢を語れても、大人になると「現実」という名の蓋をして、なかなか自分の枠を超えられなくなる。というより、超えようとしなくなる。信長も言う。「誰もやれなかったんじゃない、やろうとしなかっただけだ」と。そんな「志」の在り方というものを教えられた気がする。
本能寺の変が起こるという事を知った信長が、笑顔に溢れた未来の人々の写真を見て、歴史を崩さないという選択をしたのも胸熱。うん、信長ならきっとこうするよね。自分亡き後に光秀を討て、と秀吉に宛てた書簡…なるほど、中国大返しとはこういう事だったのか!?
コメディエンヌ綾瀬はるか
綾瀬はるかは去年公開の「高台家の人々」でもそのコメディエンヌぶりを遺憾なく発揮していたが、この人が出ると映画全体から力が抜けて気楽に見られる作品に早変わりする。それは悪い意味ではなく、時代劇だろうがラブストーリーだろうが、それらを全部等身大の自分の日常に引き戻すパワーがあるということだ。それは演技力というよりも綾瀬はるかというキャラクターによると思う。是非今後は三谷幸喜の映画や舞台にも出てほしい。
ストーリーは大方の予想通り、綾瀬はるかがタイムスリップして本能寺の変の当時の本能寺に行ってしまうスラップスティック(ドタバタ)喜劇だが、現在と過去には綾瀬はるか以外に何の接点もなく、何の類似もないというところが却って潔い。現在と過去がシンクロしあってストーリーが進むのかなと思っていた。まあ、忙しいフジテレビの制作で、そこまで手の込んだ脚本は書けなかったのかもしれない───という疑問には蓋をしておくことにする。
堤真一はこのところテレビドラマのスーパーサラリーマン役で演じている脱力系のイメージがあったが、硬派の演技もできるちゃんとした俳優なんだと改めて見直してしまった。
ヒマな時にストレス解消で観るのに最適の映画である。
泣いてしまった
綾瀬はるか主演という事で繭子の服装が体のラインがくっきりで、さすが「おっぱいバレー」だなって目の保養になりました(笑)
この作品は「プリンセス トヨトミ」のメインキャスト&スタッフが再集結したそうで中井貴一さんが声だけで出演していたのも印象的でしたね。
繭子は真っすぐで良い子だけど大人しくて自分を前に出せず人生に迷っている感じで信長と会ったことによって成長していく、そして信長もまた繭子に会い大事な事を思い出すという、、、
お互いが影響を受けて成長するというありがちだけど良いお話でした。
言葉遣いが歴史ものにしては現代に寄せた言葉遣いだったのは少し違和感がありましたね。
信長という人物はこれまでに色んな役者さんが演じてると思います。
私の一番は大河ドラマ秀吉の渡哲也さんですが、本作の堤さんの信長も良かったです。
繭子を未来から来たと見抜く聡明さ、自分が死ぬとわかっていても夢の為に運命を受け入れる潔さ、その生き様がかっこよかった。
脇役では美男と言われる森蘭丸を浜田岳くんが演じていて、岳くんには悪いけど、もっと美男はいるだろうとツッコミたくなる(笑)
でもタイムスリップした繭子が最初に信長に会った時に、蘭丸の言ってた信長の悪口をチクられて冷や汗をかいたりとコメディーチックな所もあったり、最期のシーンでは信長への忠義心を真剣に優しく繭子に語り掛けたりと繭子の少し抜けてる行動を受け止め、真剣さも醸し出せるのは濱田岳くんがぴったりだなって思いました。
あと彼氏のお父さんが出番が少ないながらも、いい言葉を残していて金婚式のシーンはとっても良かったですね。
あまりこの作品で泣く人はいない気がするんですが信長が話す言葉だったり金婚式で話すお父さんの言葉だったり、、、
私には結構、胸に刺さるものがあってうるっとしてしまう所もありました。
迷ってる時に後押ししてくれるというか元気をもらえた作品でした。
信長さん、頼れるねぇ
やりたいことが見つけにくい私達が、やりたいことしか見ていない信長さんから、学べること、あるように思います。
乱世の梟雄、斎藤道三。彼が治める美濃の国、京の都より治安が良かったそうです。彼の娘婿にあたる信長さん、それをどう見ていたのでしょう。
人の情を排除して、完全合理主義を貫いた挙げ句、夢幻の如く去っていった織田信長。彼は醒めた拡張主義者なのか、もっと大きな歴史観の持ち主だったのか?。いずれにせよ、本作の信長さんのように、本当に欲しかったもの、本当にしたかったことがあったとしたら、歴史から学ぶこと、あるいは、見落としてきたもの、大いにあるのかも知れませんね。
頼れるねぇ。信長さん。
フジテレビ
フジテレビはドラマ作品の映画化以外はもうやらなければいいと思うよ。
脚本も演出も全くダメだし、綾瀬はるかの無駄遣いです。
期待しないで行って、ハードル下げてもこの程度のLevelになりますね。残念。
製作費の無駄使い
何のために映画化したの?と思ってしまう程、陳腐な映画でした。
綾瀬はるか主演のSF歴史映画と言えば、かつての迷作「プリンセス・トヨトミ」がありましたが、それを超える程のつまらなさでした。
タイムスリップ物に矛盾があるのは承知できるとして、その方法や理由も訳が分からないし、ヒロインは時間を行き来するだけで何も変えられず、傍観者でいるだけ。肝心の「本能寺の変」の描かれ方も中途半端でエンターテイメントとしてもおもしろくない。
原作は読んでないが、原作通りなのであるなら、なんてつまらないSF小説なのだろう。脚本の段階でもう少し面白いものにできなかったのでしょうか?
久し振りに「金返せ!」と言いたくなる邦画でした。
ぶりぶりギッチョ〜!笑
京都鴨川、本能寺ホテル。
エレベーターが約500年前の過去と繋がり、ピンポイントで信長の最後の日に本能寺へ。しかも現代と過去を何度も行きつ戻りつ。
金平糖とオルゴールがスイッチ。
料亭吉岡は、奥さんを失って創業時へ逆戻り。
近藤正臣さん。
武将姿の堤真一と高嶋政広。光秀は信長を攻めるのみの描写。内面は描かれない。
かなり乙女ちっくな映画だ。
満足の出来映え
公開初日に鑑賞しましたが満足できる内容でした。綾瀬&堤のダブル主演も良かったと思います。信長が目指してしたのは、戦国乱世から太平の世へ。太平の世を作るのは信長で無くても良い。謀反から決して逃げない精神も素晴らしい。最後に川原で二人が並ぶシーンが印象的でグッときました。
2017-3
最近流行りの異次元的な物語
君の名はの様にややこしくなくシンプルで綾瀬のファンや歴史に興味無い方でも気楽に観て楽しめるお話 綾瀬のお人好し的や堤のオールウエィズの気は荒いが根は好い人キャラが好く出でいた!
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