「やるか、やらないか」本能寺ホテル エクスペリアームスさんの映画レビュー(感想・評価)
やるか、やらないか
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大好物のタイムスリップものだし、綾瀬はるか主演だし…ぐらいの軽い気持ちで観に行ったのだが、心に響いたのは「やりたい事はないのか?」「だって大した能力ないし…」「いや、やれる事じゃなくて、やりたい事だよ?」というやりとり。子供の頃は可能性なんか考えずに夢を語れても、大人になると「現実」という名の蓋をして、なかなか自分の枠を超えられなくなる。というより、超えようとしなくなる。信長も言う。「誰もやれなかったんじゃない、やろうとしなかっただけだ」と。そんな「志」の在り方というものを教えられた気がする。
本能寺の変が起こるという事を知った信長が、笑顔に溢れた未来の人々の写真を見て、歴史を崩さないという選択をしたのも胸熱。うん、信長ならきっとこうするよね。自分亡き後に光秀を討て、と秀吉に宛てた書簡…なるほど、中国大返しとはこういう事だったのか!?
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