「不可ではないが、可でも無い」本能寺ホテル 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
不可ではないが、可でも無い
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ネタバレあり。
主演の綾瀬はるか。女性の年齢を言うのはアレですが、三十路を迎えても、いい演技しています。結婚を迷っている女性。年相応の役ですしね。でも彼女、不思議ですよね。演技ではきちんとしているのに、何故、ボケボケの不思議ちゃん扱いなのか(失礼)
本能寺ホテルの支配人が、実は織田家家臣の末裔で、現代と過去を行き来するエレベータの管理人なのかと思っていたんですが、違うんですね。ラストで、彼自身驚いていましたしね。あの、謎めいている設定は何だったのか?
それを言うなら、本能寺ホテルそのものの謎が、全く明かされていません。まぁ、あのオルゴールと金平糖の相乗効果であるというのは判るのですが、その二つが合わさると、何故タイムスリップしてしまうのか?そのあたりの謎解きは、この作品のテーマでは無かったようです。
意外に良いのが、近藤正臣。やっぱりベテラン俳優は違います。出てくるシーンはそれほど多くはないのですが、キッチリといい仕事をして、作品にしっかりと爪痕を残していました。
全体としては、ちょっと予想が違いましたが、中々面白かったと思います。
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