ジャック・リーチャー NEVER GO BACKのレビュー・感想・評価
全277件中、1~20件目を表示
ジャック・リーチャーを末永く応援します!
前作『アウトロー』でトム・クルーズは新たな鉱脈を発見したと思う。「M:I」シリーズはもはや体当たりビックリチャレンジバラエティに近づいている感があり、現在トムが54歳である以上あの路線だと限界が近い。一方ジャック・リーチャーは「悪い奴をこらしめずにはいられない風来坊」という、カッコよければカッコいいほど可笑しく見えるというトムクルの持ち味が光る当たり役なのだ。
で、結論から言うと『NEVER GO BACK』はぶっちゃけ三作目くらいでやるのが妥当だったのではないか。“あのジャック・リーチャーが二人の女性に振り回されてしまう”という意外性が今回のユーモアの基調になっているのだが、まだシリーズも二作目なのだからもうちょっとはあのオモロカッコイイ路線でキャラを定着させて欲しいところ。今回は今回で楽しめるが、今後も長く続いて欲しい側の意見として、いささか早すぎたキャラ崩しな気がしなくもない。
トムがいるから安心して楽しめる
一つの作品につき、一つの舞台、一つの事件。流れ者の彼はまるでフーテンの寅さんか、諸国漫遊して悪を挫く黄門様のようだ。97年以降、一話完結モノのハードボイルド小説として人気を集めてきた本シリーズ。クールな掴みを見せた前作『アウトロー』(原作では9作目)に続く本作(原作では18作目)では、従来のストイックさとはまた異なる主人公の血の通った人間像を浮き彫りにしてキャラの幅を広げているのが面白い。付かず離れずのヒロインや少女との間に疑似家族のような味わい深い関係性をにじませ、そうやって守るべき存在があることで状況的に不利になりながらも、その分、並外れた強靭さを内面に膨らませてとことん泥臭く闘い抜く。そこらへのキャラ作りのこだわり、チームワーク、そしてやっぱり自らスタントをこなさずにいられないトムの執念も含めて、わかりやすく、安心して楽しめる娯楽作に仕上がった。
最後のハリウッドスター、トム・クルーズが泥臭く攻める!
前作の邦題「アウトロー」を原題の「ジャック・リーチャー」に戻したことでも分かるように、トム・クルーズがこの主人公を新たな当たり役にしようとの意気込みがひしひしと伝わるシリーズ第2弾は、端から人対人の格闘シーンが連続する。ジャックが拳で相手の急所に一撃を食らわせ、息の根を止めていく泥臭い演出は、トムがこれとは真逆の華麗な空中&水中アクションに挑戦した「ミッション:インポッシブル」シリーズと同じスタントチームによるもの。つまりこれは、名前で人が呼べる最後のハリウッドスター、トム・クルーズが、非現実へと振り切った昨今のハリウッドアクションを、自分の名前で現実に引き戻そうと試みた入魂作。観る側も是非泥を被る覚悟で。
娘ちゃん可愛い 少佐かっこいい
少佐に女性ゆえの苦労話をぶつけられて責められて(でも俺には関係ないよそれ いったい俺にどうしろと)とトホホとなったり、言う事を聞かない「娘」に振り回されたりなど、ちょっとズレた可笑し味がトムクルーズらしくて楽しい。
ラストの起立の礼を受けつつ進む少佐がきれいだったし娘ちゃんの最後の悪戯が少し切なかったりなど、満足しながら見終えた。
(謎解きにはあまり興味が無いので一作目よりもエンタメ度が高いこちらの方が好みだった)
盗んだカード取り上げずそのまま持たせていたとか、「娘」ちゃんは学校へ通うらしいけれどそのお金はどこから出たの?(ジャックが出した雰囲気でもなかったしなあ?)とか、シナリオが雑なのも、気楽に見られて逆に良かった。
甘いマスクのトムが、更なる最強に挑む!
ダークヒーローなんて謳い文句があったけど、メチャクチャカッコいい正統派ヒーローものだと思いました。子供を助けるために奔走する甘いマスクのトムは、ホンっとカッコ良かった。
「アウトロー」同様、戦闘シーンは生々しく、若干グロさを感じますが、ホラー大好きオヤジにとっては、そこがまた魅力です。
そのくせ、やってる事は法も無視して、自分の正義を貫こうってんだから、もう〜、大興奮の大喜び。メチャ面白かった。
軍隊の女性士官と行動を共にするのがまた良いですね。この女優さんがなかなかセクシーでカッコ良かった。ちゃんと闘うし。
ただ、残念だったのが少女かな。ちょっと好みじゃなかったです。
「ミッション・インポッシブル」に次ぐハマり役のシリーズだと思ったんですが、この後が続いてませんね〜。
原作は長短編併せて20作以上あるそうで、是非とも新作見たいところです。
トム・クルーズで「そこそこのアクション・エンタメ狙い」と言う暴挙
MIが8作も作られた2025年だから、そんな印象を抱いてしまうんだと思うんですが。この制作陣でトム・クルーズで、この作風ってのは、むしろ貴重です。
脚本・監督がマッカリーから、ラストサムライのエドワード・ズイックに交代。いあや、こりゃ期待できるかな?って思ったんですが、期待とは違う方向に行っちゃってたw
一作目からは、エンタメ側に舵を切ってます。トム・クルーズの隠し子疑惑少女なんかを登場させて、「凄腕エージェント&女の子」と言う、鉄板設定。
一作目よりアクション多め、サスペクツ要素はシンプルで、風変わりなロードムービーに持ち込み。このオチはあれだ、最後に軽いホロリズムに落とすやつだ、の予想通りに進みますもんで。伏線も、フラグ立ちすぎですw
面白かったけど、製作のマッカリー色をだしたドンデン返しが「やっぱり親子じゃありませんでした!」だけってのが不満点でです。
でもでもでも。
面白かった。
割と。
トム・クルーズは自分のプロデュースが上手い
1作目のストーリの突飛さが和らぎました
ハードボイルド味は少なく、変化球の疑似家族人情ドラマ
娘役の方が有能じゃない?
とほほなガッカリーチャー
ネタバレあり。気分を害したら🙏鑑賞後にご一読いただければ幸いです。
相変わらず、銃を使ったアクションは撃たれる敵役のアクションが肝心。撃つ正義の味方は構える姿勢のみ。つまり、相変わらず、スタントマンがヒール役として大活躍のアクション。
まぁ、それでも、CGよりはましか。
少女に銃を向けながら
『銃を置かないと彼女わ落とすぞ。そうさ、俺を撃てば彼女は落ちるんだ』
なんかおかしくない?
悪の組織も崩壊して、その脅す男は主人公を殺すことだけが目的。つまり、さっさと殺しゃ良い。
『ボーン・アイデンティティ』をリスペクトしてるね。
普通に面白い
原作がシリーズになっているのもなんとなくわかる感じ。ドラマとしてもしっかり見ごたえあるかな。トム・クルーズという看板で箔がついたかな。
女性の少佐とはハードボイルドタッチでビミョウな緊張感。さらに、娘という役柄が登場して物語に起伏が。実は本当のバディはこっちかな、みたいな。
ラスト、上流そうな学校の制服の所以が端折りすぎな点を除けば、大きな不満もなく楽しめた。
デジャヴ感あるが面白いです
似たような話は結構あると思うが、嫌味なくエンターテイメントに仕上がっている秀作である。
ラストのレストランでのシーン、ジャックは父親ではないと説明するサマンサの表情にジーンときた。
しいてマイナスポイントあげれば、殺される人が多すぎる。
リーチャー元少佐は二度と戻らない
ジャック・リーチャー・シリーズ第2作。
Amazon Prime Videoで鑑賞(吹替)。
原作は未読。
前作よりアクション・シーンが増えておりテンション上がった。しかしその分謎解きが薄れていて物足りなかった。ミステリとアクションの両立の難しさを実感させられる。
ジャック・リーチャーのハードボイルドが娘(仮)の出現でもしやハーフボイルドになるのではないかと思ったが、杞憂でひと安心。ラストのリーチャーの笑顔にやられた。
全277件中、1~20件目を表示