ライト/オフのレビュー・感想・評価
全101件中、81~100件目を表示
私目は,ホラー系は苦手なんだが・・・
いつもと,一寸違った作品を求め、決まって行く3つの映画館での上映作品の中で、観てみた訳であって… 短く,旨い具合に,纏めてくれ、只単に恐いだけかと思っていたが、俺的にはサスペンス色?というか,分かり易く,スッキリしたえぇラストと思えた事を伝えたい所…
恐怖の中で浮き彫りになる、家族の確かな絆。
【賛否両論チェック】
賛:恐怖の中にも、親子や兄弟、恋人といった大切な人との繋がりを感じさせるストーリーが魅力。設定や演出等、ホラー映画としても良質。
否:ある意味お約束の驚かせるシーンがメッチャ多いので、苦手な人には絶対不向き。
さすがはジェームズ・ワン製作だけあり、恐怖のツボを心得た演出が魅力的で、油断しているとメッチャハラハラさせられます。逆に言うと、ホラーが苦手な人は絶対観られない部類の作品でもありますね(笑)。
また、ただただ怖いだけではなくて、母に取り憑き蝕む過去からの亡霊に対し、これまで疎遠だった娘がなんとかしようと奔走する姿や、そんな娘に母が見せる親の一面、そして幼い弟や心優しき恋人との絆等、“家族”というもつが持つ真の強さを感じさせるような、そんな作品にもなっているのが印象的です。
メチャメチャ怖いホラー映画ではありますが、人間ドラマも垣間見える、良質の作品といえそうです。
こまめな電球交換と根暗な友達にご注意を
『インシディアス』『死霊館』のJ・ワン製作のホラー。
監督は『アナベル 死霊館の人形』の続編も監督するという
新鋭デビッド・F・サンドバーグ。
暗闇の中にだけ現れる怪異に脅かされる一家の姿を
描いた本作。元ネタはYouTubeの短編動画だそうだし、
「光の明滅に合わせて怪異が突然目の前に――」という
演出自体も様々なホラー映画で瞬間的には用いられてきた
ものではある(劇場版『呪怨2』とか)。だがそれでも、
「暗闇を自在に行き来できる怪異」という1アイデア
のみでここまで話を引っ張った手腕はなかなか。
なお、似た設定で『黒の怨』という作品もあったが、
やっぱ怪異は人間の姿をしている方がずっと怖いね。
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『真っ暗闇に誰かいる』というのは、
人間にとって恐らくは殆ど原始的なレベルの恐怖。
“暗闇はすべて危険”という設定のお陰で、この映画は
もう画面のありとあらゆる暗闇が怖い。
背後の暗闇が、扉の奥の暗闇が、ベッド下の暗闇が怖い。
日光が差し込む昼間のシーンでも、今度は日蔭が怖い。
上映後に後を引き摺るような怖さまでには至らないが、
上映時間中はしっかりと怖がらせてくれる。
真っ暗闇で展開されるクライマックスも、
ろうそく、手回し式懐中電灯、車のヘッドライトなど、
なんとも心許ない明かりを使うあたりが緊張感を煽っていて
ニクいし、ブラックライトで反撃に出る展開も盛り上がる。
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主演のテリーサ・パーマーは毎度ちょっとスれた役が
似合う美人さんだが、今回も心を病んだ母親との関係に
悩む主人公を好演。過去に母を見捨てた事が負い目なのか、
あるいは母に守ってもらえれなかったという想いからなのか、
誰とも親密になりきれずにいる主人公レベッカ。
本作はそんな彼女が、母親やかつての自分と同じ恐怖に苦しむ
弟と向き合う事で過去を乗り越えるドラマにもなっている。
母親ソフィー役マリア・ベロもグッド。
神経衰弱ギリギリの状態になりながら、それでも
最後に母親の役目を果たした彼女の末期の台詞と
ささやかな笑顔に胸を打たれる。
あのラストで母娘は、お互いがお互いに果たせ
なかったことをやっと成し遂げられたのかも。
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ただ、物語の時系列に曖昧な点が多い為、
イマイチ腑に落ちない点もちらほら。
・弟はあの齢になるまで怪異に気付かなかったのか
・主人公、弟、継父の付き合いはどの程度のものだったのか
・“ダイアナ”はいつ頃からソフィーに憑いていたのか
(子どもの頃から憑いていたならそもそも
彼女はソフィーの結婚など許すだろうか?)
などが疑問として浮かんだし、終盤につながる要素として
主人公が実家を出た経緯とその時の母とのやり取り、
主人公と実父との関係についてはもっと触れてほしかった。
“ダイアナ”についても今ひとつ輪郭がハッキリしないが、
まあ、怪異の正体があまりハッキリし過ぎても
かえってつまらないものだし、そこは好き好きかな。
これくらいの塩梅でも構わないかと個人的には思う。
あるものが存在すると信じることは、その
あるものがこの世に存在する事を是認すること。
“レベッカ”は誰かに存在を信じ続けさせることで
この世に存在し続ける魔物だったのだろう。
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アイデア一本勝負だが演出のバリエーションは豊か。
上映中は目を開けているのが億劫になるくらいに怖いし、
家族のドラマをしっかり描いている部分も好みだ。
81分という短めの上映時間も見易くムダがなく、
平均以上の出来のホラーに仕上がっている。
観て損ナシの3.5判定で。
<2016.08.27鑑賞>
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余談:
ブラックライトでダメージを与えられないなら
“ダイアナ”が終盤のんびり襲撃してた理由は謎だし、
そもそも明かりが点いてる場所は移動できないって
ことは、ライトを点けたり消したりするたびに
少しずつ前に進む事もできない気がするのだけど、
まあそんなのは障子の枠を指でなぞって「あらあら
サチコさん、ここに埃が残っているわよ」とか言う
小姑みたいなネチネチした小言なので無視してください。
怖かった
光を消した時だけ現れる悪霊が襲ってくるのだが、正体が皮膚疾患を持つ精神病患者という気の毒な経歴の持ち主で、そんな事情には同情するけどやっぱり怖いし迷惑だ。
そんな悪霊が憑りついているお母さんが本来主人公であるべきなような気もするのだが、やんちゃな娘の方が絵になるし好感も抱きやすいからよかった。悪霊が憑りついているうつ病のお母さんなのに、再婚相手が現れていたけどすぐに悪霊に殺されてしまった。
悪霊は精神を病んでいる存在として不合理で直情的な感じがよく描かれていて本当にありそうで、恐ろしかった。
主人公の女の子はお母さんに悪霊が憑いているのに、悪魔系の目たる音楽を愛好していて結局そっち方面魅了されているのかな。
うちの子供は電気を消して部屋を暗くするとすごく嫌がって泣くのもダイアナみたいなのが見えていそうで怖い。
怖かった!! 映画館からの帰り道は走って帰ったし夜は電気をつけたま...
ホラー最高!
なかなか良い
ギミックの妙
小粒だが濃厚
表向きにはジェームズ・ワンの名前が売り出されてるが、緻密なエリック・ハイセラーの脚本とセンスいいデビッド・F・サンドバーグの演出がジェームズ・ワン印に上手く溶け込んだ作品。あえて「死霊館2」のレビューは書かなかったが、本当に「いい」ホラーを生む男だ。
主役のクリスティン・スチュワートとミラ・クニスをミックスした様なテリーサ・パーマーが決まった!弟子役ガブリエル・ベイトマン、母マリア・ベロも好サポート。ホラーと言うより「インシ」も「死霊」もそうだが家族愛直球の凄まじい映画で最後はまたしても目頭が熱くなった。こんないい話なら120分あってもいいんでないか・・。続編も決まったみたいだが、このスタイルを壊さないでほしい。
本家オリジナル動画のロッタ・ロステンも「エスター」という役名で登場(笑)。そういえばエンドクレジットの構図とスコア似てたな・・・。
久々にシネマート新宿1で鑑賞したが、古い作りのトコだが CS 5.0m×14.0m 位のスコープを持つ画面なんで、より良さが出た。ここで観る予定の人は間違えても シネ2 では観ないように。価値半減します。
悪くはないけど... 最初の パパのシーンみたいなので もっとエグ...
お約束に忠実ながら意外とありそうでなかったいないいないばぁ系ホラー
父の急死後、精神状態の不安定な母親とふたりきりで暮らす幼い弟が自宅に現れる「何か」に怯えていると聞き、別居中の姉レベッカは実家に戻り母の反対を押し切って弟を引き取るが、その夜からその「何か」がレベッカにも魔の手を伸ばしてくる。
灯りを消すと現れ、点けると消える「何か」という物凄くシンプルながら意外と斬新なネタだけで一気に観せる超常現象ホラー。ホラー映画のお約束にあまりにも忠実なので逆に場内大爆笑が連発、うっかり観客が油断しているところに訪れるクライマックスで観客一同息を飲み、エンドクレジットで場内拍手喝采。ここまで清々しい一体感を感じる痛快なホラーは初体験、場内がほぼ満席だったのも納得の快作でした。グロテスクさも控えめで上映時間80分強と短いのでかなり気楽に鑑賞できます。
終止集中
最初から本題で入り最後までグイグイ引き込まれ、最後まで緊張感が有った。ジェイムズワン、凄い。上映時間が短いので物足りないかな?とも思ったけど全くそんなことは無かった。
多分、脚本、構成が良く、完成度が高いからだろうか。
レベッカ役の人の表情や声が良かった。
ソフィア役の人も、ダイアナにずっと脅され続け、薬も飲めず、誰にも相談出来ない苦しみを抱えてた母親役を見事な迄に演じ切っている。子役の人の演技も素晴らしい。
とにかく、面白かった!!
あなたは私の…
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