キセキ あの日のソビトのレビュー・感想・評価
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反則だよ
感動。
爽やかな後味の、とてもいい映画
父親に反発してストイックにロックンロール道を追求して苦悩する兄貴と、父親の思う方向になんとか沿いながら、軽いノリで音楽をやる弟の対比が面白い。
でも軽いノリで作った弟の音楽の方が、はるかに人の気持ちを打つ皮肉。モーツァルトとサリエリじゃないですが、その才能を苦悩する兄貴がいちばん認めて、サリエリのように嫉妬に狂うのではなく、縁の下となって支えてやる姿が心を打ちます。親父の、明治時代的なあり得ない頑固ぶりは愛嬌としても、いい音楽が、人を優しくつなげていく様子が大変気持ちのいい映画となりました。
キセキという名曲を知る我々は、あの歌がこうやって出来上がったんだと嬉しく思うとともに、いろいろな和解ができていくシーンに涙が止まりません。なんとも爽やかな素晴らしい映画でした。
忽那汐里の服装だけ違和感を感じましたが(笑)、若い俳優さんたちも素晴らしい。大好きな映画の一本になりました。みんなに楽しんでほしいです。
菅田くんがなぁ?
丁寧に描かれた作品
気がつくと涙が出ていました。オススメします。もう少しだけ、映画を観ていたかったです。
GReeeeNの誕生秘話を、兄弟の視点で丁寧に描かれた作品。厳格な父親のもと、自分の本当にやりたい事、自分がやるべき事を見つけていく兄弟。同じ家庭に育った兄弟にしか分からない感情が、松坂桃李さんと菅田将暉さんにより丁寧に描かれていて、厳格な父親役の小林薫さんと明るく務める母親役の麻生祐未さん、お姉さんと共に一つの家族の姿を作り上げている。これは、兄弟の物語であり、家族の物語でもある。
映画の尺の問題もあるし、兄弟の視点からブレないような配慮があるのだろう…GReeeeNの他の3人に関して、もう少しバンド誕生のエピソードがあっても良い気がしたので、マイナス0.5とさせて頂きました。
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