忍びの国のレビュー・感想・評価
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期待外れ
原作は見ていません。
初週40万人を動員した作品ということで、マイレージ使って観てきました。
この作品の監督の作品「殿、利息でござる!」も観ましたがとにかく展開・キャラクタの心情が支離滅裂で、悪い意味で展開が読めませんでした。
(一番のツッコミどころは元主君の姫が近くの牢で自殺して転がっているだろうのに、平兵衛と会話で伊賀衆の策略を見破ったことに興奮している大膳のシーンでしょうか)
主人公側の伊賀者達に対して共感すべきところはなく、敵側である織田信雄軍の方が余程親近感が湧きます。
國村隼、伊勢谷友介の演技かっこよかったです。
無門は主人公ということもあって少年漫画かラノベの如く戦闘スペックが高く、ピンチになってもご都合主義補正が働いて切り抜けていきます。
大野ファンならキャーとなるのでしょうが、そうでない私は白けてしまいました。
色んなサイトのレビューでこの作品を繰り返し観に行っている人達が居ることに正直驚いてます。
主役が大野じゃなかったら動員数は絶対半分以下だったと確信しています。
高評価多すぎますね。
はっきり言ってしまえば、何度も観たいとは思わない。
1400円で観たが、一般人ならレンタル待ちで十分。
デートネタならいいと思う。
泣けたと言うレビュー多いけど、何処で泣くんだ?コレ。笑えただったら分かるよ。
これより泣ける映画たくさんあるから他も見てよ。
最高も何個あるんだか。最高とか1番とか簡単に言いすぎ&使いすぎでは?
大野智役の主人公の無門はともかく、その他はなんだい?
衣装違和感のある石原さとみ。忍者なんだか、体力馬鹿なのか分からない鈴木亮平。きたろう、でんでん、立川談春などの気持ち悪い師匠集団。
忍者としては良いが、全体としてはややつまらなくこの評価。
好きな俳優さんを思うんだったら、きちんと感想と評価しましょうよ。好きな俳優がもっと良い作品に出会い演じるかも知れないし。(ファンできちんとした評価をした方々には申し訳ないが、このままではこのサイトの評価が疑われる。)
初回よりも……
原作既読にて鑑賞。
要所のセリフ等は原作者が脚本を書いていることもあり、
スッキリと凝縮された印象。
大野くんのアクションについては、
あの身体能力を活かしきり、且つ、踊るような殺陣では、
連れて行った息子(9歳)の心をも鷲掴みにした。
初回、実は、、、ちょっと「え。。」なところがあり、
再度納得いかずに鑑賞して、それは監督の「術」であることだと思い、2回目は存分に楽しめた。
無門が本気にならずに相手をしてやっている部分は、かつてのジャッキー映画を彷彿とさせる部分もあり、リアルタイムで見ていた私はワクワク、子供も十分楽しめるエンタテイメント時代劇。
小気味よかったテンポは、クライマックスで、その軽さが抜けて
この話の神髄にググッと迫ってくる。
それまでの間も、キャスト各々の生き様がくっきり描かれており、
それぞれのキャストに寄せて鑑賞すると、違った味を楽しめるのではないかと思う。
何より、あのラストは本当に胸が締め付けられる。
さらに、エンドロールで、原作にはないものがあるが
そこがまた……何とも言えない。
コメディかと思ったけど… なにか気になって2度目の観賞
話の流れにはやや無理を感じるけど、テンポが良くて面白かった。歴史物が好きな人には物足りないんじゃないかと思うけど、女性や子供でも楽しめると思う。戦いのシーンも良かった。
ただ、エンドロールの「エグゼクティブプロデューサー・ジュリー藤島…」の文字で、なんだか萎えた。
→なにか気になり2度目を観たら、コメディ要素が強いかなと思ってた印象が変わった。殺陣のシーンも細かいところまで目に入り、本当に凄いの一言。原作を読まずに観ているから、1度目は虎狼の族達の生い立ちが分からず無門に感情移入出来なかった。2度目でようやく気付く事もあって、何度か観ても楽しい映画だと思う。1度目は、エンディングで流れる嵐の曲にも違和感を感じたけど、2度目はスッと入ってきたから不思議。でも、やっぱりエグゼクティブプロデューサーのクレジットだけは要らないと思う。
2回3回見る毎に深みにハマる!
原作と漫画をかなり読み込んでいたので、シーンシーンの映像が自分の妄想の中で出来上がっていて、R指定になるんじゃないかと思っていたこともあり、1回目観た時は、正直なんか違うというかガッカリした部分もありました。軽くコミカルに描きすぎと思い、違う監督なら良かったのにと思ったほどです。
ですが、2回3回見る毎に、どんどん深い重い芯の部分が見えてくる。
原作と違うこの映画のラストが、このラストでなければならなかったと思えてくる。
ラストに流れる嵐の『つなぐ』の歌詞が無門の気持ちをそのまま表していて、どんな気持ちでその後の人生を生きたかも想いを巡らすことができます。
無門と平兵衛の死闘も、見る毎に目が追いついてきて、迫力と凄さを増す!
今では、誰でも楽しめるエンターテイメントに仕上げた中村監督に拍手を贈りたいです。
1回観てしっくりこなかった方も、是非2回観ることをオススメします。
気が早いですが、色々外伝も観てみたい!
無門のその後、信雄のその後、日置大膳と長野左京亮が北畠具教に仕えていた頃から織田に使えるようになったくだりとか、無門とお国の心の中を中心に描いたエピソードとか。
面白い!
こう来るか~と良い意味で裏切られる、非常にバランスの良い映画だった。文庫本の表紙から想像する作品の重厚なイメージを予告映像で裏切られ、コメディ寄りなのかと期待半分にして観に行けばそうではない。時間にすれば短いが強烈な印象を残す終盤の平兵衛との一騎打ち(川)と、お国と無門が心を通わせるシーンに訳も分からず泣きじゃくった。
前半にアクションシーンが少しあるものの、ほとんどが笑っているか惚けたような表情をしている主役らしからぬ主役であるが、見終わってみると完全に心を奪われている。大野智の身体能力、そして演技力を見直した。シリアスな演技が光るが、お国を思う健気さが心底可愛い。人でなしとして描かれる忍者の中でも一番強い無門が、実はとてもピュアな奴に思えて心惹かれるのは、大野智自身が備える人間的な魅力によるものだと思う。
すべての役者がベスト
全ての演者が素晴らしかった。ことに大野の無門にいたっては的確で圧倒的な演技で後半客席の空気が確かに変わった。彼の声の抑揚、憑依した目付き・・・ほれぼれするくらい上手い。アクションシーンのドキドキ感は「るろうに剣心」を超えるかも。長い映画人生、3度観たのは初。国村隼はさすがの存在感、伊勢谷友介も鈴木亮平も全てがベストなキャステイングだった。
本編は、原作の&予告映像の何十倍も面白かった!
「忍びの国」は、原作者和田竜の代表作「のぼうの城」と「村上海賊の娘」に比べると、全くといっていいほど認知度の低い作品。
最初”構想8年で映像化”の報を聞いた時は、大野智×中村義洋の豪華タッグが、なんと欲のない(興収的に)地味な原作をやるのかと、意外に思ったものだった。
だが、実際に映画を見て、まずは快哉を叫び、中村監督に感謝!!
監督は、”忍者vs侍”という構図自体の、素材としての面白さ、可能性に、確固とした自信を持っていたのだなぁと納得がいった。
スタントを用意したものの、ほとんど全て本人達が演れてしまったという、大野智vs兄、鈴木亮平、vs弟、満島真之介のアクションも、極上の出来!!
作者自身が脚本を担当しているということで、恐らく苦労も多かったと推測されるが、原作の冗長な部分が上手く削られ、雑だった人物造形も深められ(特にお国と無門夫婦)2時間の中に、とてもシンプルに様々なワクワクを詰め込むことに成功している。
初回観た時、「あぁ…これは減点。いくらなんでも遊びすぎだろ。やめてくれぇ…」と思った中盤のポップ過ぎる戦闘アクションシーンでさえ、「オーシャンズ11シリーズ」をイメージしたという音楽が絶妙で、なぜかその部分がまた見たくなり、再度映画館へ足を運んでしまうという不思議な感覚…。
アイドルが主演とは思えないくらい泥臭いヨゴシの掛かった画面(えづら)で、ヒューマンドラマもしっかり描いてあるのに、とてもスタイリッシュで、テンポよくて心地よい…。
「アヒルと鴨のコインロッカー」で衝撃を受けた中村監督のサービス精神旺盛な”術”に、気持ちよく嵌ってしまった私は、昨夜3度目、観に行かせていただきました。
面白かった。
多彩なアクションが楽しい。無門と平兵衛の壮絶な死闘は圧巻。大野くんと鈴木亮平の身体能力の高さに驚かされる。織田側の時代劇らしい重厚感と、忍び側のコミカルでポップな軽さが不思議に融合している。そしてラストに向かって、ずしんと心に響くものがあり涙が出た。終盤の大野くんの演技は凄い。
思わぬ拾い物。是非、海外での配給を!
原作がしっかりしていたからでしょうか、筋書きがうまくまとまっています。大野智のとぼけた味の無門も予想外の出来でした。ただ、石原さとみがああなってしまうとは意外でした。
昨今、海外では忍者がブームとなっているようですが、是非ともこの映画を海外でも配給してほしいものです。忍者のアクションシーンは他国では描けないものでしょう。大野智が学園ドラマや恋愛ドラマではなく、このような骨太の映画に出演したのは、まさに正解でした。
なかなか充実した二時間強でした。
回数を重ねる毎に違う見方が出来る
もう…何なんでしょうね…。何度観ても、最後にはもう1度観たいと思ってしまう。
初見では「?」がいっぱいでした。なんでここでこういう感情になるのか?それを見出したくて何度も映画館に足を運んでしまう…。
気づいたんですが平兵衛の父が息子に築城をけしかける場面、最初のときと回想のときと声のボリュームが違う。回想では語尾を強くして明らかに息子に聞かせている。これも演出ですね。でも陳腐には感じないから不思議。
「川」の対決の直前、平兵衛が無門に「踊らされていた」と告げた時、最初は分からなかったけど、無門の眼の色が変わっている。けどここで戦いを止めても平兵衛は報われない。だから一瞬で無門はいつもの表情に戻る。だけど
、金のためにどんなことでもする虎狼の族に自分を捨てた親を重ねて怒りの感情を煮えたぎらせていた。それが平兵衛にも、無門が「分かったよ。」と明らかに表情を変えたあの時、分かったんでしょうね。だから「頼んだぞ」という答えになる。
そして闘いが進んで2人だけの世界へ。刀を交わらせて堪えているとき、平兵衛も少し笑っていたような…。きっとそれは、どちらが死んでもこの想いはきっと報われると感じたから。段々動きが鈍っていく平兵衛の刀を振り払った時の無門の表情は「虎狼の族は必ず滅ぼす」という想いだと感じました。
そしてラストシーン…わたし今まで無門の「表情」を主に見てたのかな?何度目かの視聴で目を半分瞑って耳だけで無門の「感情」を感じた時、涙が溢れました。今まではなかったんです。少し涙が溜まるだけで。それくらいあの叫びには色んな感情が込められていた。
やっぱり、小茄子を砕いた後の「あの眼」は大野智だからこそ出来たのだと思います。
結果は大切な人をなくしてやるせないものなのに、なぜか安心もする。それは無門が伊賀の者に背を向ける時、怒りだけじゃない、悲しみ・慈しみがあったから。虎狼の族に2度と染まることはないだろうとあの背中が感じさせてくれました。もう大丈夫だと。
観終わったあと、自分のなかの全ての邪念がなくなり浄化された気持ちになります。ほんとうに大野智を中心に創り出される世界は不思議です。
「今日は映画館行こうか?どうしよう?」
上映が終わるまではそんなことを毎日思う日々になりそうです。
あくまで個人的な見解です。長文失礼致しました。
ちなみに4.5にしたのはまだこれから新たな発見が出来そうという意味で0.5残しました。
コメディかと思ってたら泣けた!
予告編を観てコメディ要素が強いのかな?と思っていましたが、所々で入るシリアスなシーン。そして終盤のアクション!流れるような鈴木亮平さんと大野智さんの対決シーンは目を離せませんでした。戦いが終わり、映画も終わりか~…と息をつこうとしたら、なんとここからがクライマックス!!無門の絶叫が今でも耳に残っています…(涙)
平祐奈さんの声がすごく良くて、佇まいも凛としていてびっくりしました!
映画をなかなか観に行かない私が何度でも観たくなる…そんな作品でした。とても良かったです!
アクション最高!バランスの良い面白さ!
既に2回映画館へ足を運びました。
この映画は、一本で色々な楽しみ方ができる映画です。時代劇、アクション、笑い、ロマンス、ヒューマン・・・様々な要素がバランス良く入っているからこそ、幅広い年齢層の様々なタイプの人の共感を得られるのだと思います。
これを観たら無門役はもう大野さん以外に想像できないです。大野さんのための役と言って過言でないくらい、、。出演されている役者さんたちも皆さん演技力が素晴らしいのでどんどん引き込まれました。
パンチの効いた派手な印象を残す映画ではないかもしれないが、ある意味斬新で後を引く面白さがありました。
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