相棒 劇場版IV 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断のレビュー・感想・評価
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右京の無双っぷりに違和感が。して鈴木杏樹がガチでタイプ♡
プライムビデオの見放題終了間際に駆け込み視聴しました。
『相棒』はテレビシリーズを全くといっていいほど観ていません。
なので、的外れなレビューになってしまうと思います。
大変失礼な物言いなのですけれど、このキャスティングで鹿賀丈史の「正義の味方」側は100%あり得ないと思いましたので、真犯人は秒でわかってしまいました。丈史ラスボス悪党がマジ似合う。
過去の経緯で祖国を憎むようになり、無差別テロに走るという筋書きは、ありきたりといえばありきたりです。
ですが小気味よいアクションを含めたテンポのよいストーリーの二転三転は、まさに手に汗握るスリラーとして十分に楽しめました。
それにしても右京が無双っぷりすぎます。飄々としたジェントルマンの設定に、アクションはかなり似合っていないかも。
せっかくタイトルが“相棒”なのですから、徹頭徹尾して頭脳派は右京、力技のアクションは冠城に比重を置いた描写にすれば、なおよかったと思いました。
テレビシリーズをほとんど観ていないとはいえ、“相棒”としては反町隆史演ずる亘が最も好きなキャラクターです。もうちょっと活躍してもよかったかも。ちょっと影薄い。
にしても、鈴木杏樹マジ綺麗ですねぇ。ガチでタイプです♡幸子の出番もっとあってほしかったです。
閑話休題。で、“ありきたりな”と記しましたが、最後の最後で大どんでん返しが用意されていましたね。
右京にそう指摘されると、「あゝ!確かに!そういうことだったのね!」とちょっと驚いてしまいました。
さすがは頭脳派右京の面目躍如というところでしょうか。
ようやくおもしろい
相棒シリーズの重みというか歴史は見知っているが、とにかくTVドラマ版を見ていないので、いつも単作としてどこまで面白いか、という見方。ドラマを見ていると、レギュラー陣の登場シーンとか嬉しいと思うけど、そういう思い入れはない。
そんなわけで、今回はようやく筋も興味深く奥行きもありナットク。クライマックスの盛り上げ方も良かった。鹿賀丈史が分かりやすかったが、まあ仕方ないかな。
仕方のない状況だったのかもしれない…
歴史的に考えて、本当なら日本政府へ申告すれば天谷克則は戸籍を得ることが出来ただろう。でも国内に帰ってきたら、死亡されたとなっている現実にショックをうけ、そのような自分を捨てた国家にもう一度戸籍を申請したくなどないだろう。
天谷克則の気持ちも理解できるが、戦後の大変な状況のなか、合理性を考えればそうするしかなかった日本政府の方針も仕方のないことだと思った。
この国が忘れかけているもの
「相棒」劇場版シリーズ第4作。
ノベライズは既読です。
国際犯罪組織"バーズ"のリーダー、レイブンが企む首都壊滅テロに、警視庁特命係の杉下右京と冠城亘が挑む!
事件の裏側には、日本と云う国に見捨てられた者たちの抱える、複雑で痛切な想いが秘められていた…
劇場版と云うことでストーリーには結構なスケール感があるのに、それをどこかスタッフが履き違えていると云うか、活かし切れていないんじゃないかなと思いました。
クライマックスのパレードのシーンは、北九州市の大通りを封鎖して撮影されているだけあって、とても大掛かりで迫力がありました。最初の劇場版のマラソン大会の描写に似て、スクリーンにはめちゃくちゃ映えますが、言ってみればただ大勢の人がいて、歓声を挙げているだけ…
せっかく首都壊滅レベルのテロ事件を題材にしているんだから、ビルが爆破されるとか、群衆がパニックになるとかしてもいいような気がしました。でも右京さんがいれば、トリックや手口やら何から何まで暴いてしまうので、大規模テロを起こすのは至難の業。致し方無いのかもしれません。もし爆発しちゃったら「右京さんどうしたの?」ってなりそう(笑)。
和泉聖治監督から橋本一監督に替わったからなのか、アクション描写が増えたような気がしました。
右京さんと冠城くんが犯人グループの一味である北村一輝と格闘!―右京さんの無敵ぶりは相変わらずでした。冠城くんもなかなかどうしてできる男でした。元法務省官僚なのによく頑張りました。警察学校でちゃんと学んだんだなぁ…
イタミンや芹沢くんが犯人と戦うシーンもありました!―連ドラでは血まみれで戦うと云うことはあまり無いので、とても新鮮だったし、何より観応えがありました。
真犯人の志の根底を成す考え方が、「機動警察パトレイバー2 the movie」で発生する仮想戦争テロ事件の首謀者の思想と似通っているところがあるような気がしました。目的のためならば、自らの命を犠牲にすることさえ厭わない犯人を、右京さんが文字通り命を懸けて守りました…
拘置所で静かに、かつ渾身の想いを籠めて犯人に語り掛ける言葉に涙を禁じえませんでした。将来、犯人が憂いているような恐るべき未来が待っていたとしても、そのために今を生きる我々には、いったい何ができるのか、はたまた何をすべきなのか、痛切に問い掛けて来る作品だなと思いました。
※鑑賞記録
2017/09/04:レンタルDVD
2018/03/21:テレビ放映
2019/03/24:日曜プライム
2021/01/06:テレビ放映
※リライト(2021/01/07)
テロ
国際テロ組織レイブンが7年前に誘拐した少女と共に日本に現れた。
レイブンを追い外国から来た男の警護役として特命係2人は任務についていたのだが…
謎の集団食中毒や海外から搬送された遺体が行方不明になったりと不可解な事が起こり出す。
レイブンとは何者なのかを探るうち日本の犯した過去の罪が明らかになる。
国に見捨てられた少年の復讐心と愛国心の狭間で長年にわたり葛藤し続けてきた答えが要約形になる…
右京の身体を張った説得にレイブンの本心が覗く。
北村一輝がレイブンだと思っていたら…
あれ?
「大きくなったな?」
「去年から1センチしか伸びてないよ」
と言う会話が成立するのか。 なるほど!
結局日本人の敵は
日本人?
ん?
ん??!という点は山程ありますが、その辺は想定内の相棒節…。
美味しい店が事業拡大してまずくなっていくように、
お金を使ってスケールを大きくすることだけが、映画じゃないよ、と毎回思いますが…。
伊丹の驚いた顔が最高でした。
相棒映画!だが…
おなじみ相棒映画第4弾
今回は国際的なテロリストが出て大規模テロを回避するなど映画らしいスケール感と重さ、相棒キャストの出られる範囲の総出演、かつ映画らしい政治的や上層部の描き方、そしていつもの相棒らしさも忘れない。
この辺はもう間違いないだろう。結末までハラハラするし見応えは十分。関係ないような出来事が繋がっていくのもいつものように面白かった
ただ…犯人グループがよく分からない。
見捨てられた日本人が作ったテログループではあるが、そもそもなぜにテログループ?(まさか今回のためだけに作ったのか?)
目的もイマイチ理解しきれず(理解力不足は認める)
なんだろう、まさしく「チグハグ」なのだ
犯行グループも誘拐されたあの子も物語を盛り上げるためのスパイスにはなっているし、それが見応えなのだが、どうにも腑に落きらない感覚が残る。(まあいつもの相棒でもそういうことありそうだけど)
あとは…真犯人というかボスは…うん、分かってた(キャスト的な意味も含め)まあこの人しかいないよねぇ。劇中も怪しさムンムンだったし
もっと政治的な部分でのやらしさみたいなのも欲しかったかなぁ
とりあえず満足はしたので良しとしよう
もう少し権力との闘いを
朝映画。ネタはよかったけど、もう少し権力側に力があった方が右京さんの活躍が栄えたんじゃないかと思う。右京さん、足大丈夫かな。プロフェッサーXになってたけど。。。
カブラギと読みます。
ドラマシリーズを見ているせいか劇場版もそんなに大差を感じない。
舞台を広げているも、それほどの世界観や映像美というものはなく
結構突っ込みどころの多い展開。しかしこれも相棒ならではという
今回はファンのリクエストに応えて右京が走る!飛ぶ!が見られる。
米沢登場の電車ネタも愉快だし神戸も社もみんな助っ人なので安心、
豪華ゲスト陣も怪しい演技満載で、あ~これがきっと犯人だな(^^;
なんて思いながらもおぉ!そうきたかと思う演技が端々で見られる
ので飽きない。多くのエキストラを集めたパレードのシーンが圧巻
というわけではないものの、沿道での一斉旗振りや手を振る選手陣
など細かい演出も大変だっただろうな~なんて思いを寄せてしまう。
肝心のストーリーはやや無理がありご都合主義な展開になっている
が、山口まゆ、北村一輝の切ない表情にはなかなかしてやられるし、
エ?これ江守徹だったの?なんて老けメイクの彼に驚いてみたりと
分かりやすい仕掛けがいっぱいで、国に見捨てられた日本人という
昨今の社会問題になりそうなテーマも興味深い。とはいえ、やはり
けっこう引っ張るいつもの説教シーンが更に長く後半を彩るのだが。
(誘拐された少女、よく冠城って読めたわね~(^^;と感心しました)
突っ込みどころ満載です
人質の女の子が、ホテルの部屋で倒れたけど、それってそのあとどうなった?なんで拳銃出す必要があったのかもわからなかった。
寝てたかもしれないけど、話飛んでなかったかな?
あと、CMで50万人狙ってるって言ってしまってて、そのままだったら捻りないやん。
大体、ビルの屋上で気化して被害出すのに1リットルくらい?どんだけすごいねん。
右京さん、キーパーかと思った。撃たれたあと、周りに誰もいないし。
怪我治るの早すぎるだろう。
やっぱり一番はCMがダメだった。
期待以上だった
悪評を事前に聞いていたからか、想像以上に良かった。冒頭の浮世離れしている映像も下手なホラーより怖かったし、ラストの「日本人が日本人であるというだけで狙われる」というセリフには胸を突かれた。確かにその通りだ…と思わされて、まんまと術中にはまってしまった。笑 ただ、彼があそこまでした動機が薄いかな?とも思う。しかし戦争を経験して帰ってきた人にしかわからない愛国心があるのだろうという想像はできるので、そこを批判するべきではないかもしれない。
109シネマズ二子玉川にて観賞
情にもたれ過ぎるのは水谷豊が勿体ないが、レギュラー脇役達もお約束的に場をさらい悪くない。
肝心の相棒・反町隆史は大根過ぎるテレビ演技。場をさらう及川光博の相棒力が光るだけに。
仲間由紀恵の芝居も大スクリーンでは見るに堪えない。
この映画のスケール感は薄い薄い水増し。
クライマックスは大群衆とパレードの中の追跡だが、パレード設定そのものが嘘臭すぎるし、エキストラの演出も酷い。
最高レベルの警戒網を布いたエリアの百貨店に、リュックの黒ずくめ男の侵入を許すなんて、『デスノート』に続き警察が頭悪いのは邦画のトレンドなのか。政府高官の風刺も洒落臭い。
まあまあこんなもんか。面白い。
テレビドラマはほとんど見てないけど、評判良いみたいなのと、テレビ見てなくても面白いらしいとのレビュー見てこれを。
真犯人はすぐキャスト見てわかったし、実行犯も始まってすぐわかる。この脚本の醍醐味は、人間の心理について、犯罪捜査を通し謎を解く事で理解を深められること。なので普通に興味深く見られたし、テレビドラマを4、5回見たくらいでも大体のディテールはわかる。台詞が多いので集中し続けないと置いてかれるのは仕方ない。謎解きストーリーには避けられないんだろうね。
時間列は長いが、空間が日本ばかりなのでイマイチ壮大さというか広がりがない。テレビの2時間ドラマでもいいのではと。
キャスティングはいいね。鹿賀丈史とか江守徹とか大御所があちこちに出てて、おぉ、あ、歳食ったなって楽しめるし、演技に重厚感あり。間違いなく演技が上手い。さすが、大御所は安心。江守の滑らかでない喋りは相変わらずだけどね。あれも味なんだろうね。さすがの北村一輝と子役からやってる山口まゆが演技の主役だよね、今回は。山口まゆが、冠城をかぶらぎってよくすらっと読めたな、大人でも読めないよ、とかちょくちょく突っ込み入れたくなるところはあるけれど、脚本に。
でもやっぱ、海外ロケをもっとちゃんと入れて欲しかったね。広がりが小さい。あれじゃ国内でも撮影できると思う。
脚本というより、演出に金かけてないな。
まあ面白かったし、結局、半分どんでん返しでハッピーエンドっぽく終わったし、落ち着いて見られました。
しかし、いつかきっとテレビで放映されるだろうし、レンタルでもいいかも。
相棒はその世界観が全てなのです。
相棒フリークとしてはなかなか面白かった。カンベくんがなんで出てきたかは不明だし、そもそも仲間由紀恵がなぜ犯人と右京さんを繋げたのかが不明。いつもの映画になるとつじつまが合わなくなるパターンは健在ですね…
相棒祭りとしては毎年楽しみです。
戦争孤児の積年の恨みという視点
主犯者を誤認してる軽視庁。特命係と捜査一課のチョウバとの対比など仕掛けは面白い。長年のファンを楽しませるキャラクター達の色付けは絶妙です。テロはISILだけではないという切り口参りました。
ドラマより…
個人的に相棒はドラマのイメージ(?)が強いので映画は観に行く予定はなかったのですが、やっぱり観に行きました(;^ω^)
内容は相棒らしくある事件を調べあげ真相をあばくものでしたが、予想外な真相などがあって観ていてとても楽しかったです!映画を観ながら自分でも頭の中で謎を解いたりできるので、やっぱりいい作品だと思いました。
ただ、終わりらへんのある1シーンが個人的には要らないと思いました(>_<)
感想
映画の予告では、もしかして相棒完結みたいな印象を受けましたが…
寺脇さんも出して欲しかったなぁ。
成宮さんは仕様がないけど…
銀座にモノレールの様な高架はかかっていたか、非常に気になります。
観ている間は、良い感じはしましたが、
終わってみると、物足りなさはありますね。
相棒らしくて面白い
「相棒」の劇場版4作目です。過去の人質事件の隠蔽に端を発したテロ事件を特命係が捜査するストーリーです。前作は無人島が舞台で相棒シリーズとしては今一つでしたが、本作は1作目に近い感じで、いつもの登場人物も一同に会し、相棒らしい世界で面白かったです。
面白かっただけに残念
CMのせいで面白さ半減です。
せっかくテロの標的が最初わからないようになっているのに
CMで50万人(=観客)言ってるし。
最後真犯人に言う右京さんのセリフもCMで流しちゃってるから
犯人死ぬつもりなのもセリフ内容も全部予想できるし。
これからCM作る人はせめてストーリーの後半使わないようにしてほしいですね。
CMの自己満足はリピーターがいなくなる一つの原因でしょうね。
右京さんの正義
全編通して杉下右京の正義がこちらに伝わってくる。
ラスト、真犯人と対話するシーンは流石右京さん...という感じ。その真摯で厳しい正義感に心打たれ、少々涙腺を刺激された。
戦争の哀しさ、二度と起こしてはいけない過ちであることを切々と説く作品に仕上がっている。この時勢だからこそ観られるべき作品だと思う。
戦時中、国に見捨てられたのに其の国を、国民を見捨てることが出来ない男のやるせなさ、葛藤が哀切を極める。
捜査に協力するのを拒みつつ、いつの間にやら右京さんペースに乗せられる?米沢さんや、相変わらず飄々と軽やかに立ち回る神戸くんを見られて嬉しかった。やはりかつての人気キャラクターが恋しくなってしまう。
イタミンの驚き顔は「ONE PIECE」のエネルやペローナ並みの目と口の開き様で噴飯もの(笑)
犯人グループと対峙した芹沢&イタミンの破れかぶれの奮闘ぶりもなかなか良かった。
これらのキャラクターに比べると、冠城亘はちょっとキャラが弱く感じる。「右京さんの相棒」という感じもまだまだ弱いし...
それはともかく、観てよかったと思える良作だった。
やはり相棒好きだなぁ。
全24件中、1~20件目を表示